不眠症からうつに発展してしまう原因を徹底解剖

不眠症からうつに発展してしまう原因を徹底解剖

日本人の5人に1人と言われる不眠症。眠れない、寝付きの悪い状態が1ヶ月程度続くと「不眠症」と診断されます。しかしこれは誰にでも起こりやすい症状です。

悩み事や何か考え事に集中している時、または日中ギャンブルなどで興奮状態が続いた場合、夜になってもなかなか寝付けない場合があります。そんな経験は誰でも1度や2度はあるでしょう。

しかし、特に思い当たるふしがないのに眠りが浅い、夜中に目が覚める、眠りの質が悪い状態が続いて不眠症かも…、と病院を受診したら、うつ病と診断されたという人も結構います。

うつ病の人の8割は何らかの睡眠障害を抱えている場合が多く、不眠とうつ病はつながりが深いのです。

今回は、不眠症からうつに発展してしまう原因を徹底解剖してみましょう。



 


不眠症からうつに発展してしまう
原因を徹底解剖

 


不眠症の種類を知ろう


一口に不眠症といってもタイプがあります。人それぞれですが、だいたい3つに分類できます。

1:入眠困難の不眠症
2:中途覚醒の不眠症
3:早朝覚醒の不眠症

1の入眠困難の不眠症は、心配や悩み事でなかなか眠れない、興奮して眠るまでに時間がかかる、といった症状です。

2の中途覚醒の不眠症は、眠れますが中途半端な時間に目が覚める症状です。例えば深酒すると2時とか3時とかに目が覚めてしまう場合があります。
3の早朝覚醒の不眠症は、すぐに眠れるし、睡眠途中に目がさめることもないけど、朝早くおきてしまう症状をいいます。例えば老人は朝が早く4時とか5時とかに自然と目が覚めてしまう場合があります。

自分の不眠がどれに分類されるかを調べ、その原因がはっきりしていれば、不眠症を改善できます。まずは自分の不眠症の種類を特定してみましょう。

 


うつ病の不眠を知ろう


うつ病の人は不眠症になりやすいと言われています。しかし、うつ病の場合、上記の3つの不眠症に分類されない場合が多いのです。

やる気がでない、十分に夜睡眠をとっていても頭が冴えている気がする、休息をとっても疲れがとれないなど、“寝ているのに寝ていない様な状態”になると危険信号です。それは身体よりも心が疲れている「うつ病不眠症」かもしれません。

うつ病の原因は人それぞれです。「心の風邪」と言われる様に、誰でもなりやすい病気です。人間関係、仕事のトラブル、借金の悩みといった事から心の疲労が蓄積され、自分でも気づかないうちにうつ病になってしまうのです。

うつ病は適切な医療と投薬でかなり症状が改善されます。まずは病院を受診し、うつ病の治療を受ける事が大切です。

 


不眠症の対策を立てよう


たとえうつ病でなかったとしても、不眠症が続くと心身ともに疲労し、やる気やモチベーションが低下してうつ病になりやすくなります。

そうならないためにも、不眠症の予防対策を立てておきましょう。まずは昼間興奮すると夜の寝付きが悪くなりますから、ギャンブルやパーティへの参加は控えましょう。

また、カフェインの取り過ぎも要注意です。安眠効果の高いハーブティ、特にカモミールティをコーヒーや紅茶の代わりに飲むと安眠しやすくなります。

そして夜は早めに就寝する準備をすると良いでしょう。

 


寝る前の習慣を大切にしよう


寝る前にいつも何かをする習慣があると、それが眠りへの呼び水になります。リラックスしながらのヨガのポーズ、お気に入りの写真集を眺める、日記を書くといった、毎日の寝る前の習慣を作りましょう。

毎日寝る前に必ず同じ行動を取る事、そしてなるべく同じ時間帯に寝る様にすると、身体が眠りへのサイクルを作ります。

寝る前の飲酒、パソコンでのネットサーフィンはNG。お酒は眠りの質を低下させ、睡眠時間を短くします。パソコンは神経を興奮させ、寝付きを悪くするのです。

この2つはついついやりがちな行為ですが、不眠症の人は控えた方が良いでしょう。

 


環境にも気をつけよう


安眠するには環境も大切です。物がごちゃごちゃと散らかった部屋、窓からネオンが差し込む部屋、いつも騒音が聞こえる部屋では上質な睡眠を得るのは難しいでしょう。

安眠効果を高めるには、部屋のインテリアも重要です。寝る前は明るい白熱灯よりも、ほのかなダウンライトで落ち着いた雰囲気を作りましょう。

手足が冷えていては眠れません。お風呂に入って身体を温め、寝る前に手足を香りの良いアロマクリームなどでマッサージするとより効果的です。

ブルーや落ち着いたベージュなどでベッド周りの色彩を統一しても良いでしょう。寝具の質も重要です。肌に心地よいシルク、オーガニックコットンのシーツはそれだけで生活の質を高め、心の満足度を上げてくれます。無理の無い範囲で良い寝具をそろえると、安眠効果が期待できます。

 

いかがですか。不眠症とうつ病はかなり近しい関係です。うつ病の人はほぼ不眠症を経験しているといっても良いかもしれません。

しかし逆に考えれば、良い睡眠が得られれば、うつ病の改善にも役立つという事です。安眠は全ての病気を癒します。動物は病気になると、絶食してひたすら眠って病気を治します。私たち動物は、眠る事で無意識に身体の不調を改善させ、健康を取り戻す役割を果たしているのです。

どうしても眠れない場合は投薬治療もできます。自分の症状に合わせて、医師と相談し、ベストな解決方法を探りましょう。

くよくよ悩まず、人生こんな事もあるさ、とむしろ開き直る事も大切です。心の休暇だと思って、まずは不眠症を直す事が、うつ病にならない秘訣かもしれません。

 


まとめ


不眠症からうつに発展してしまう原因を徹底解剖

.不眠症の種類を知ろう
.うつ病の不眠を知ろう
.不眠症の対策を立てよう
.寝る前の習慣を大切にしよう
.環境にも気をつけよう