精神病の種類ってどんなもの?身近に潜むあなたの病気

精神病の種類ってどんなもの?身近に潜むあなたの病気

精神病、というとなんだか鉄格子がはまった病室でひっそりと暮らす患者のイメージがありませんか?しかし、身体の病気同様、心も病気になる事が近年の精神病医学で分かってきました。目に見えない分不安が多い病気ですが、誰でもなる可能性のある病気なのです。

遺伝、ストレス、環境の変化、人間関係など、精神を病む原因は複雑でその解明は未だに謎の部分が多く、治療方法も個人差があります。精神病の種類も多岐に渡り、一つの病気にいくつもの症状がからみあっている場合も多いようです。

今回はあなたの身近に潜む、精神病の種類や症状について詳しくご紹介しましょう。



 


精神病の種類ってどんなもの?
身近に潜むあなたの病気

 


総合失調症の種類


天才と精神病はまさに紙一重だと言われています。映画でもこの精神病の患者が主人公の作品は沢山あります。

天才数学者がこの病気に冒されて行く行程を描いた「ビューティフルマインド」、この病気と向き合いながら自分の才能を開花させる「路上のソリスト」など、天才なのに…と主人公の懊悩に歯がゆい思いを感じる人は多いでしょう。

この病気は原因が特定されていません。思考と行動能力が長期間にわたって低下し、その経過の中で幻覚、妄想、異常行動をとるといった症状が出ます。持続性妄想性障害、急性一過性精神病性障害、感応性妄想性障害なども、この病気と同種類に扱われています。

 


物質使用による精神及び行動障害の種類


この精神病は、アルコール、麻薬・覚醒剤、睡眠剤、幻覚剤などの使用によって起こる精神および行動に障害がでる病気です。急性中毒、依存症候群、離脱状態、精神病性障害などもこの範疇に含まれます。

これは外部からの刺激によって起こる病気なので、その元を絶つ事により回復します。しかしアルコール、ギャンブルなどは習慣性、中毒性が強く、なかなか完治が難しいとされています。

グループ療法、入院治療など、自分1人では完治が難しいので、複数治療を行う事が多い病気です。この精神病になってしまった場合は、根気よく治療して長期的な視野で社会復帰を目指しましょう。

 


気分障害の種類


正常の範囲を超えて長期間落ち込んだり、いきなり高揚したりすることが長いあいだ継続する気分障害も精神病の一種です。

主な病気の種類として躁うつ病、反復性うつ病性障害、持続性気分障害、特定不能の気分障害などがあげられます。

雅子様がなられた適応障害、ストレスで起こるパニック障害などもこの種類に入ります。比較的女性に多く見られる病気です。

カウンセリング、投薬治療、環境を変えるといった様々な方法を使って完治をうながします。個人差が大きく、また複数の症状がからみあっている事が多いため、この病気の場合は自分に合う治療法を見つける事が先決です。

相性の合う医師と出会えれば、飛躍的に回復が早いと言われています。根気よく病院を探して下さい。

 


神経症性障害の種類


身体には異常は見当たらないのに、動悸、めまい、頭痛などが頻繁に起こるのが神経症性障害の特徴です。恐怖神経症、不安障害、強迫神経症、外傷後ストレス障害(PTSD)などがこの病気の種類に当てはまります。

自分で原因が分からない事が多く、病院を受診せずに長期的に悪化させる事が多いので、よく自分の身体の不調と向き合う事が大切です。

この病気は自分の悩みを他人に打ち明けられない性格の弱い女性に多く見られます。カウンセリングなどで悩みの原因を探り、リラックスできる環境を整える事で次第に自然治癒する場合があります。

精神病の治療は、薬に抵抗を感じて医師の診察を受けなかったり、社会的に恥ずかしいと世間の目を気にして診察を拒んだりする人がいますが、それは大きな間違いです。

怪我や身体の病気と同様、心のケアも大切です。早期発見、早期治療が一番効果的ですから、ためらわずに病院に受診して下さい。

 


心理的発達の障害の種類


脳機能が何かの原因によって発育が遅れ、それによって現れる心理的発達障害です。いわゆる自閉症などがこの種類に含まれます。

会話および言語の特異的発達障害、学習能力の特異的発達障害、運動機能の特異的発達障害など、心理発達の障害は知能と運動能力にも影響します。

アスペルガー、多動性の発達障害にも関与していますから、専門家の診察が必要です。この精神病の場合、完治が難しく、100%普通の状態に戻る事は難しいと言われています。

そのため、家族ぐるみのケアや長期的なアドバイスが大切です。

 

いかがですか。精神病に悩む人は多く、精神疾患により医療機関にかかっている患者数は、年々大幅に増加しています。平成20年のデータによると、患者数は323万人にのぼります。

長期的に治療がかかる事も多く、保険の適応外の治療方法もあります。なによりも本人は苦しいのに世間からはあまり理解されていない病気ですから、心労も多く、完治が難しいと言われています。

精神科、というと未だに特殊な目で見る人もいますから、まずは世間の人がこの病気について深く理解する事が大切です。

誰でもなる可能性がありますから、日頃からちょっと気にかけておきましょう。大人も子供も関係なくかかります。会社、学校にカウンセラーが導入され、人に相談しやすい体制が整ってきましたが、まだまだ認知度は低いので、一人一人の理解力が必要です。

心だって風邪を引きます。自分、家族、友人が精神病になった場合、どうしたらよいか、まずはあなたが解決方法を知っておいても良いのではないでしょうか。

 


まとめ


精神病の種類ってどんなもの?身近に潜むあなたの病気

.総合失調症の種類
.物質使用による精神及び行動障害の種類
.気分障害の種類
.神経症性障害の種類
.心理的発達の障害の種類