脱サラ・独立開業時に必要な手続きと注意することは?

脱サラ・独立開業時に必要な手続きと注意することは?
脱サラ・独立開業の手続きに関しては出回っている情報量が少ない反面、気をつけなければならないことがたくさんあります。そのため、独立開業のハードルは高いと思われがちです。一歩間違えば重大な問題に発展しそうなので、なかなか手を出しづらいですよね。

しかし、個人開業は法人としての開業よりも安易です。必要なステップを一つ一つ踏みながら必要書類をしかるべき機関に提出すれば、必ず開業をすることができます。

それでは、脱サラをして独立開業を果たすにはどんな手続きを経なければならないのでしょうか。また、独立開業して個人事業主となるにはどんな注意をしなければならないのかについても知っておき、安全な事業を行うための外堀を固めておかなければなりません。今回は、脱サラ・独立開業時に必要な手続きと注意することをお伝えします。



 

脱サラ・独立開業時に必要な手続きと
注意することは?

 

独立開業時に税務署に提出する書類とは?


実店舗、オンライン店舗に関わらずお店を開いたりサービスを開始したりする場合は、そのための申告書などを法的機関に提出する必要があります。税務署に提出する場合がほとんどです。

まず、個人事業の開業届、青色申告承認申請書を税務署に提出します。また、家族を従業員として雇用し、その給与を経費として計上する場合の青色専従者給与に関する届出書、従業員の給与を支払うために必要な給与支払事務所等の開設書も必要です。

さらに、源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書棚卸資産の評価方法/減価償却資産の償却方法の届出書も出す必要があります。

 

独立開業時にその他機関に提出する書類とは?


また、税務署以外に提出する必要書類についてもチェックをしましょう。具体的には、労働保険保険成立届を労働基準監督署に雇用保険適用事業所設置届・雇用保険被保険者資格取得届を公共職業安定所(ハローワーク)に提出します。

なお、現在28種類が認可されている許可業種として事業を始める場合は許可業種に関する届出書を警察署や保健所に提出し、その認可を受けなければなりません。

 

一人で開業をするなら


一方、従業員を雇わずに自分一人だけで脱サラ・開業をするのであれば、開業時に提出する書類はかなり少なくなります。開業届と青色申告承認申請書だけで構いません。ただ、開業届は開業してから1か月以内、青色申告承認申請書は最初の確定申告期限までに提出してください。

 

手続・書類提出に迷ったら


上に挙げたとおり、脱サラや個人開業をするときに提出しなければならない書類はたくさんあります。あまりにも煩雑な上に、インターネット上にはありとあらゆる情報があふれかえっている・・・。中には脱サラの危険を煽るように書くウェブサイトもあり、事業を始める意志が挫けてしまうことも。

こういうとき、知人からのアドバイスやインターネットで見つけた情報をうのみにするのは危険だと言えます。寧ろ税務署などしかるべき機関に赴いて直接質問をする方がはるかに的確で安心です

税務署に行けばわからない部分についてすぐに聞けますし、職員もそのために待機しているのです。質問にお金がかかる訳でもないので、どんどん利用しましょう。

 

資金繰りをどうするか?


脱サラや独立開業を行う際に最も気をつけなければならないのは書類提出ですが、同時に事業資金についてもきちんと把握しておかなければなりません。特に実店舗を出すための資金が必要なときは要注意です。融資を受けるにしてもある程度は自分で用意する必要があります

例えば、開業のために500万円必要だというときに、500万円まるまる融資に頼ることは不可能です。その半分くらいは自分で用意していなければ、銀行の方でも融資に応じてくれません。

個人事業主の場合「資本金を用意する必要」はないものの、融資を受けなければならないときには資金繰りに気をつけるようにしてください。

 

将来性があるか?


脱サラや独立開業を始めようと考える前に、開始予定の事業に本当に将来性があるのかきちんと考えましょう。成功する見込みはあるのか、家族を養っていけるのかなどについて考慮しなければなりません。

会社などのしがらみにとらわれない脱サラは確かに自由な感じがしますが、それで十分な収入を得られないのは考え物です。周りに迷惑をかけないためにもビジネスビジョンや戦略は明確にしましょう。プロの意見を聞くのもおすすめです。

 

以上、脱サラ・独立開業をする上での必要手続きや注意点となります。

まず、税務署や労働基準監督署、公共職業安定所などに提出する書類を確認しなければなりません。一人だけで個人開業するなら開業届と青色申告承認申請書だけでことが済みますが、従業員を雇うならしかるべき書類提出がひつようです。

ただ、詳しいことは税務署などで聞けるので、お役所の職員にどんどん質問しましょう。そのとききちんとした服装で行けば丁寧に対応してもらえます。

加えて、事業資金や将来性についても考えなければなりません。脱サラをすると確かに解放感がありますが、全てを自分で切り回さなければならない苦労はあります。せっかく脱サラするのですからしっかりと準備し、実りある開業を目指しましょう!

 

まとめ

脱サラや独立開業を始めるときの提出する書類や注意点とは?

・税務署に提出する書類は個人事業の開業届ほか
・税務署以外に提出しなければならないのは、労働保険・雇用保険に関する書類
・一人で個人開業するには、開業届と青色申告承認申請書のみ
・分からなかったらお役所で質問するのが安心♪
・資金繰りができるか検討しよう
・ビジネスモデル・戦略をはっきりとさせよう