母子家庭の貧困をなくすには?現在の状況とその対処策

母子家庭の貧困をなくすには?現在の状況とその対処策
今、大きな社会問題として注目されているのが「貧困」です。特に母子家庭の貧困は深刻な問題。女性が働ける社会、子どもがいても働ける社会と言えども、まだまだ実質上の稼ぎ頭は男性だという家庭がほとんどではないでしょうか。

一人で暮らしていくだけでも経済的に大変な人たちはたくさんいます。そこで、女性でありながらも子どもを育て、自立するということは、並大抵のことではありません。その苦労は決して同じ境遇にでもならない限りわからないものです。

もちろん、母子家庭といってもその生活ぶりは様々で、近隣に家族が住んで援助してくれている場合や、安定した仕事があり上手くいっている過程もあるでしょう。ですが、母子家庭であるがために、貧困という立場に陥っている過程も多いものです。母子家庭には、社会保障があるため、衣食住はギリギリの状態でまかなえたとしても、その生活は他の家庭と比べると大きな違いがあります。

ここでは、深刻な母子家庭の貧困について、その状況や対応策などをお伝えします。



 

母子家庭の貧困をなくすには?
現在の状況とその対処策

 

相対的貧困とは、生活水準の格差が強く影響して起こるもの


まず、貧困とはどのような状況を指すのか、どのような生活だと当てはまるかの要素を考えていきましょう。

一つは、普通の環境では十分に生活してける能力があるのに、環境や社会的な理由から経済的に生活が苦しくなっている状況のこと。生活が苦しいと言ってもいろいろありますが、着る服が無かったり、明日食べるものにも困ったりとかなり苦しい状態が続いている様な場合が当てはまるでしょう。

また、相対的貧困という言葉がありますが、これは、生活水準が日本全体の人口の平均を下回っているところに存在している層で、その格差が強く影響している人たちのこと。周囲の生活水準との格差が強ければ生活面でも精神面でも負担は大きいもの。現在の日本ではおよそ6人に1人が貧困層であると言われています。

 

正社員への道は、焦らず足場を固めることも大切


母子家庭の貧困脱却の方法として、第一に考えるが収入面ですね。正社員の採用は、喉から手が出るほど欲しいですが、まだまだ激しいのが現状。正社員の雇用が増加する様子も中々見えず、大企業がリストラを繰り返す中で、子どもがいるシングルの女性にチャンスが回ってくるのは、まだまだ先になりそうにも思えます。

子供のいる母子家庭では残業や出張、休日出勤なども難しいのが当たり前。元々が現役でバリバリ働いていたのであれば、正社員への就職も比較的簡単かもしれませんが、結婚や出産を経て、一旦リタイアしている女性たちの正社員雇用というのは高い壁になっています。

ですが、長い目で将来を考え、派遣など時間的に余裕のある仕事をしながら資格をとったり経験を身につけることも、諦めずに視野にいれましょう。そうして正社員への転職の足がかりとするのです。能力といえども採用する側も履歴書で判断するのだから、資格をないがしろにはできません。パソコンスキルも仕事をする上では必要な条件として勉強しましょう。

 

お互いの生活を支える目的であれば、結婚という手段も必要なときが


結婚も貧困から脱却する手段として考えても悪くはありません。現代であれば「結婚は好きになった相手とするもの」という考え方も定着していますが、人間の長い歴史で言えば、結婚は生活のためにするものです。

一人では生きていけないからこそ、弱い者同士で支え合って生活をすることは、元々群れで生活をする人類にはあたりまえのことなのです。男性側も、独身でいると自由は手に入るかもしれませんが、夜遅くまで仕事で疲れて帰っても、誰もいない冷たく暗い家に帰ったり、毎日の食事も外食で一人というのであれば、人間的な支えが必要な時がくるはずです。

温かい家庭を目指しているもの同士、協力し合ってより良い生活を手に入れることを考えましょう。

 

それぞれの状況を客観的に見て柔軟に同居・別居などを視野に


結婚以外にも、視野に入れておきたいのが、家族との同居。親だけでなく兄弟や親戚など、近いものと一緒に暮らすのは抵抗があるかもしれませんが、この不況の時代に、困っているもの同士、協力しあうことができれば母子にとってプラスになるでしょう。

家族と同居をして家事や仕事を分担できることがベストですが、病気や高齢などで介護が必要になったり、収入面で支えきれないようであれば、別居を選択するなど、どのような形をとるかは柔軟に考えましょう。時には金銭的な感覚で割り切ってしまうことも必要。

 

お金の使い方について、浮ついた気持ちは一切排除する


貧困に陥る原因としては、もちろん社会的な理由や身の回りの環境などが大きな要因ですが、そこで培われてしまった考え方も貧困の引き金になっているケースもあります。むしろ、金銭的に困っている家庭の方が、目立たないように周囲にあわせてしまったり、不要な見栄を張ってしまうクセがついているものです。

比較的、金銭的にがめつい性格であれば、うっかり貧困層に陥る危険性も低いもの。自分の金銭感覚について、感情的にならずに考えを深めてみる必要があります。

カードは持たない、スマホからガラケーにする、新聞や雑誌は購入しないなど、◯年だけと区切りをつけてそのくらいの覚悟は必要です。また、安いからとむやみに買うのではなく、本当に必要かどうかをしっかり考えるクセをつけましょう。無駄買いをしてしまうようなら、むしろ高いけれど少ない量の商品でしっかり使い切るという決断も必要。冷静な判断力を養いましょう

 

貧困対策として、収入と支出は2つの大きな柱として捉えなければいけません。どちらかが安定していても、片方が足を引っ張ってしまえば貧困から抜け出す事は難しくなってしまいます。

収入としては、主たる仕事以外にも、足りない部分をアルバイトや副業でまかないましょう。アルバイトなども正社員の月給に比べれば少ない稼ぎにしかなりませんが、一円にこだわってこそ貧困から抜け出せる方法になります。

支出も、節約節約と気持ちが焦っていては不満もでやすくなるかもしれません。ですが、とにかく乗り越えなければ抜け出せないのなら、ネガティブに我慢するのではなく、節約は必ず身になると信じて、その金銭的な部分も精神的な辛さも自分へを鍛える投資だと考えて諦めてはいけません。

世の中の価値観より、自分自身の価値観を大切に、重ねた苦労を咲かせるのは自分自身だと信じましょう。

 

まとめ

母子家庭の貧困をなくすには?現在の状況とその対処策

・相対的貧困とは、生活水準の格差が強く影響して起こるもの
・正社員への道は、焦らず足場を固めることも大切
・お互いの生活を支える目的であれば、結婚という手段も必要なときが
・それぞれの状況を客観的に見て柔軟に同居・別居などを視野に
・お金の使い方について、浮ついた気持ちは一切排除する