睡眠障害と言われる5つの病気とそれぞれの症状

睡眠障害と言われる5つの病気とそれぞれの症状
「睡眠障害」という言葉は多くの方が耳にしたことがあるでしょうが、どういった状態であったら睡眠障害かと聞かれると正解できる方はどれくらいいるでしょうか。また、睡眠障害は何種類あるかご存じでしょうか。

ここで「睡眠障害に種類なんてあるの?」と驚かれる方がいらっしゃるかもしれませんが、睡眠障害で一番わかりやすいものに「不眠症」と「過眠症」があります。この時点で2種類あることがわかりますよね。

その他にも「概日リズム睡眠障害」「睡眠呼吸障害」など、様々な種類があります。これらは睡眠障害というくくりですが、症状や原因もそれぞれ違います。

そこで、今回は睡眠障害の種類とそれらの症状、原因を解説します。「自分は睡眠障害かも…」「最近寝付きが悪いけど睡眠障害かどうか気になる」という方はぜひ参考にしてください。



 

睡眠障害と言われる5つの病気と
それぞれの症状

 

不眠症


睡眠障害の中で一番知られていて、悩んでいる方も多いものです。不眠症とは、寝付きが悪かったり、眠りが浅くきちんと眠った感じがない、朝早く目覚めてしまう、夜中に何度も目が覚めてしまうといった症状が続き、日中の注意力が落ちたり、疲れや体調不良を起こしている状態を指します。

日本ではなんと約5人に1人は不眠症で悩んでいると言われています。不眠症は子どもにはほとんど見られないですが、20代や30代で発症する方が多く、歳を重ねるごとにさらに増えていきます。

不眠症になる原因として、部屋が暑い、外が明るかったりうるさいなどといった睡眠環境がよくない場合やストレスや緊張などの精神的な問題、アルコールやカフェインの摂取が挙げられます。

 

過眠症


こちらは不眠症とは全く違った睡眠障害のひとつです。過眠症とは、夜充分に眠っているにも関わらず、日中に強い眠気に襲われ、起きていることが困難になるというものです。

起きていることが困難とありますが、ただあくびが多いというものではなく、本当に起きていられなくなり、場所もかまわず寝てしまうことがあります。

過眠症にはさらにナルコプシー、突発性過眠症、反復性過眠症があります。ナルコレプシーは世界的に1000人から2000人に1人いると言われているもので、10代で発症する方が多いです。突発性過眠症は10代から20代で発症しやすいと言われています。反復性過眠症は非常にまれな症状で、こちらも10代で発症しやすいです。

主な原因として、脳内の覚醒維持機能の異常や夜間の睡眠において自分で気づいてない睡眠障害が起きているというものが挙げられます。

 

概日リズム睡眠障害


概日リズム睡眠障害とは、昼夜のサイクルと体内時計のリズムが合わず、うまく睡眠時間がとることができなくなることです。日中に眠気を感じる、夜に眠れないなどの症状が現れます。概日リズム睡眠障害の原因として、夜勤と日勤がある勤務時間帯の変化がある職業に就いていたり、体内時計のリセット機能が弱っていることが挙げられます。

人と話しているとき、テレビを見ているとき、運転しているときなど、何気ないときにも眠くなることが多くなれば概日リズム睡眠障害のおそれがありますので、病院で診察することをオススメします。

 

睡眠呼吸障害


睡眠呼吸障害とは睡眠時に異常な呼吸をすることの総称で、一番有名なものに「睡眠時無呼吸症候群」があります。こちらの病気は30代から60代の男性に多いことが特徴です。主な症状として、大きないびき、頭痛、睡眠時の窒息感、夜間頻繁に目覚めるなどが挙げられます。

睡眠時無呼吸症候群の恐ろしいところは、寝ている最中に起こり、自分ではなかなか気付きにくいというところです。夜間よく起きる、目覚めたときに口が渇いているなどの症状が続くようならば、家族に確かめてもらうか医者に相談をしましょう。

睡眠時無呼吸症候群は上気道が閉じることによって起こるのですが、閉塞の原因として肥満や首まわりの脂肪が挙げられます。睡眠時無呼吸症候群は高血圧や脳梗塞になることもありますので、注意が必要です。

 

むずむず脚症候群


眠くなり布団に入ったものの、足がむずむずしたり、虫がはっている感じがしたりと、何ともいえない不快感を覚え、じっといていられず眠れない経験がないでしょうか。

思わずかきむしりたくなるむずむず感。そのような状態を「むずむず脚症候群」と呼び、これも睡眠障害とひとつとされています。主に足がむずむずするのですが、人によっては腰や背中などまでむずむず感がきてしまうこともあります。

原因として、今の段階でははっきりと断定できるほどわかっていませんが、ドーパミンが正常に働いていないという説が有力です。それにより間違った情報が脳に伝わり、体がむずむずするのではないかと言われています。鉄分が不足するとドーパミンが減ることがわかっているため、鉄分不足もむずむず脚症候群の要因のひとつと言えるでしょう。

 

いかがでしょうか。

今回解説した睡眠障害のうち、半分くらいは聞いたことがある、経験したことがあるというものだったのではないでしょうか。それほど睡眠障害は意外にも身近であり、周知されている病気とも言えます。しかし、身近がゆえに病気であるという感覚も薄く、ついつい放っておいている方も多いでしょう。または、とりあえず睡眠薬で対応しているという方も。

けれども、たかが睡眠障害と考えてはいけません。睡眠の質が下がると仕事や学業に集中できないことはもちろん、ストレスも溜まり、うつになってしまうというパターンも少なくありません。

睡眠は生きていく上でとても大切なものなのです。ちゃんと寝ているのに眠い、眠りの質が悪いなどの症状が続くようでしたら医師に相談しましょう。この記事を読んで、睡眠障害について少しでも知っていただければ幸いです。

 

まとめ

睡眠障害と言われる5つの病気とそれぞれの症状

・ストレスや緊張から起こる不眠症
・日中起きていることも困難な過眠症
・体内時計がズレて起こる概日リズム睡眠障害
・重大な病気を引き起こす睡眠呼吸障害
・鉄分不足は危険!むずむず脚症候群