見捨てられ不安になったことがある人に聞く不安解消法

人は誰もがたった一人で生きている事は無いでしょう。どんな場面でも、形は様々ですが、誰かとは関わって生きている物です。

そんな中で、人に頼ったり頼られたり、共に頑張ったり、励まし合ったり・・・信頼したり、裏切られたり、喜んだり、落胆したり・・・人生は色々です。

信頼していた、あるいは、頼り切っていた相手が何らかの理由で、あなたに背を向けた時、この世の終わりに近い絶望感を持つ事も仕方がないでしょう。しかし、人はそれで立ち止っている訳にはいかないのです。前を向いて、自分を奮い立たせ、ポジティブに生きて行かなくてはいけません。

とても簡単ではない、そんな「見捨てられ不安になったことがある人に聞く不安解消法」について、ご紹介しましょう。

 


見捨てられ不安になったことがある人に聞く
不安解消法

 

誰にでもありうることと考える

世の中には、元々、「見捨てられる不安」など持たない人も、存在します。そんな人でも、他人との関係が破綻することは、当然ながらあるものなのです。つまり、人から「見捨てられる」事なんて、誰にでもありうるのだという事。

誰が何と言おうと、不安な物は不安なのは仕方がありません。しかし、いくら不安に怯えていても、完全に防ぐことなどできないのです。

不安に怯えようが、怯えまいが・・・結果は、なるようにしかならないのだという《開き直り》が必要なのです。一生のうち一度も、誰かに見捨てられた事など無いなんて人生の方が、実は、とても珍しいのです。

誰しも一度や二度、本意でなくても何らかの理由で、親しい人と疎遠になった経験はあるはずです。つまり、それは、よくある事なのです。「誰にでもあるのだから、なるようになる」と、良い意味で開き直ってみましょう。

むしろ、不安を綺麗さっぱり捨ててしまった方が、実際に、他人から嫌われる確率も格段に低くなると考えられているのですよ。

 

付き合う相手を選びましょう

見捨てられたくないと思うのなら、付き合う相手を選ぶということも重要です。人を見下したり、傷つけたりするような人と、無理して付き合う必要などないのです。

人と人の繋がりは、縁です。世の中には、様々な思考や生活をしている人がいるのです。なかには、どうしても、考え方やリズムが合わない人がいるのも当然のことです。

そう思っていながらも、無理して一緒にいる事は、お互いにとって決して良い事ばかりでは無い筈です。時には、付き合う事を断念する決断も必要でしょう。そんな時、「見捨てられた」のではなく「離れた」と考えてみてはどうでしょう。

とは言え、人は誰も自分だけの力で生きている訳ではありません。支え合ってくれる他人が存在するということは、とても良いことなのです。

当然ですが、人と関わっていれば、時には嫌なこともあるでしょう。しかし、トータルで考えれば、関わりあい、付き合ってくれる他人の存在は、自分にとってはプラスになる事の方が多いはずです。

自分が他人を必要としているから、その人と付き合っているのだ、という事実を自覚し、それに感謝することが必要なのです。

 

割り切る心の強さを持ちましょう

どうしても、うまが合わない人も存在するものです。「自分を嫌う人から、好かれる必要はない」と割り切る。

誰が良いとか悪いとかではなく、「人には、それぞれ考え方の違いがある」と割り切る。

全ての人から好かれ様とするのではなく、このように「割り切る」強さを持つ事で、見捨てられ不安を克服することができます。

 

我慢できる自分になりましょう

不安を感じて、辛くなってしまった時、友達や恋人にとにかく、今すぐ話を聞いて欲しいと、突然電話をし、一方的に何時間も話し続けたりして、自分の不安を解消して貰ったりしてはいないでしょうか。

それは、相手に対し配慮ある行為と言えますか?そして、実は、その場しのぎのその様な行為は、自分の為にもならない事だとは思いませんか?

本来、その不安を何らかの形でやりすごしてみたり、次に会える時まで我慢してみるということが、不安に打ち克つためには必要な過程なのです。

それでも人恋しくて、どうしても誰かの声を聞かなければ落ち着けそうもないと感じた時は、会話を切り上げる時間を決めたり、続きを次回に回すなどして、自分なりの克服の努力をしましょう。

 

明るく、前向きに過ごす努力をしましょう

人間的に魅力ある人なら、その周りには、常に多くの人が集まるものです。また、その様な魅力的な人は、おそらく「人から見捨てられる」経験は、極少ない、あるいは、無縁の世界で生きているとかんがえられます。

しかし、生まれながらにして魅力的な人も、ごくわずかではありますが存在するでしょうが、ほとんどの場合、魅力ある人達の多くは、日常的に自分の内面磨きを欠かさず前向きな事や、明るい態度で人に接する、日々の努力を怠らないものです。

常に見捨てられるのではないかと不安を持っている人も、そのような生活や心構えを真似してみるのはいかがでしょう。

残念な事ですが、根が暗い人やネガティブな人からは、人はどんどん離れていってしまうものです。理由は、何となくお分かりになると思います。

まずは、明るく前向きに毎日を過ごしてみる事を続けてみましょう。たった、それだけでも、人のイメージは変わってくるものです。

 

怯えの悪循環から抜け出しましょう

先手を打って、自分から相手を拒絶してしまえば「見捨てられる不安」に怯えなくて済むという意見もある様ですが、それでは淋しすぎます。

自分が拒絶されたくないと考えるのなら、当然、自分も相手の事を拒絶してはいけないですよね。しかし、自分に自信のない人は、他人からの優しさや親切さえも、素直に感謝したり、喜ぶ事を恐れてしまうものです。

それは、今は、優しくしてくれるこの人も、いつかはきっと自分を裏切り、見捨てるはず、と不安になるのです。その時の自分が受けるショックを想像して、相手を信じ切っていた自分を惨めに思い、素直になる事に臆病になるのです。

「見捨てられる不安」に怯えてばかりいては、いつまでも他人と健全な関係を結ぶことはできません。

不安に怯える人は、人に心を開く事を恐れ、人と距離をおきます。お互い距離を感じれば信頼感は生まれない、そして、心から親しいと感じなければ、常に見捨てられる不安に怯える、という悪循環が存在する事に早く気付くべきです。

見捨てられるのが怖いから、他人を拒絶してしまう人には、少し、荒療治ではありますが、世の中の誰からも無視された、ひとりぼっちの自分を想像してみると良いでしょう。その孤独感を選ぶのか、自分改革に挑戦する事を選ぶのか・・・さて、どうしますか?

 

打ち込める何かを見つけましょう

仕事であっても趣味であっても、何でも構いませんので、楽しみや、やり甲斐を感じる事を見つけ、つい時間を忘れてしまうと言う位、のめり込んで出来る事をしてみましょう。

単純明快な対策法ですが、これは案外、高い効果が期待できる方法と言えるでしょう。人目が気にならなくなる事で、いつの間にか、人から見捨てられる不安など、どうでも良いと思う様になっていくでしょう。

更に、1つの事に打ち込んで、やり遂げた経験を重ねた結果、得る物は大きな自信です。この自信が、自分の存在意義の確認に繋がり、「人から見捨てられる」不安を払拭してくれ、また、周囲の人からの評価を受ける事になるでしょう。

見捨てられ不安というのは、「どうせ、何の価値も無い自分なんて・・・」というネガティブな思いから始まるものです。ですから、この様な事を地道に続けることで、得る自信と評価のお陰で、確実に自分の中の何かが変わっていくはずです。

 

いかがですか。以上が、「見捨てられ不安になったことがある人に聞く不安解消法」です。人は様々な場面で不安になり、何も手に付かなくなったり、眠れない日が続いたり・・・。

しかし、生きて行く為には、立ち止まってばかりではいられないですよね。何よりまず、不安をずっと抱え込んでいたからと言って、良い方向に行く事なんて何一つないのですから。勿論、そんな辛い状態の最中にいる人がそんなポジティブになれる訳もないというご意見も頷けますが・・・。

ですから、同じ経験をしている人達も沢山いるのだと言う事に、まずは気付いてみて下さい。「見捨てられる」経験が、とても辛い事なのは、よくわかります。理由も様々でしょう。相手に問題がある場合もあれば、自分に何らかの原因があったかもしれない。関係修復が可能である事も、残念ながら不可能である事もあるものです。

不安に埋もれてしまうのではなく、今、自分に出来る事をしてみましょう。人間関係においては、時には割り切る強さが必要であり、そして、自分の自信につながる何かを見つける事です。

 


まとめ


見捨てられ不安になったことがある人に聞く不安解消法

・誰にでもありうることと考えましょう
・付き合う相手を選びましょう
・割り切る心の強さを持ちましょう
・我慢できる自分になりましょう
・明るく、前向きに過ごす努力をしましょう
・怯えの悪循環から抜け出しましょう
・打ち込める何かを見つけましょう


連記事