何度も練習したのに、本番になると心臓はドキドキ、喉はカラカラ…。頭が真っ白になって、言葉が出て来ない…。あがり症でなくても、人前にでると緊張する人は沢山いますよね。
しかしささいな日常生活でも、他人の目が気になる、本番に弱い、パニックになってしまうとしたら、あなたはあがり症かも知れません。
大丈夫です。あがり症はいわば条件反射のようなモノ。毎日の訓練で、あがり症は必ず克服できます。今回は、あがり症を克服するために、今日から始められる改善トレーニングをご紹介しましょう。
あがり症は克服できる。
今日から始める改善トレーニング
顔のマッサージをしよう
あがり症は緊張したとき身体が強ばってぎくしゃくした態度になる事があります。特に顔が赤くなって固まる状態になる事が多いでしょう。
あがり症の人は、プレゼンやスピーチをする前に、まずは顔のマッサージをしてみて下さい。特に声が良く出る様に、顎やのどにかけて指の腹を使って丁寧にほぐします。顔全体を包み込むように手のひら全体で揉むのも良いでしょう。
深呼吸しながら、目を閉じて優しく顔をマッサージするだけで、緊張が緩和されます。「手当て」というように手のひらにはヒーリング効果があるのです。緊張しそうな時は、是非顔マッサージを試してみて下さい。
お守りを作ろう
大統領や大会社の社長でも、大勢の人の前でスピーチするのは苦手な人はいます。そんな場合、自分を安心させるお守りを作ると精神的に落ち着きます。
お守りは、有名な神社仏閣のお守りだったり、恋人からの手紙だったり、丸い石ころだったり、何でも構いません。普段からそれを持っていると心が落ち着く、自分を緊張から守ってくれるお守りを用意して下さい。
あがり症は条件反射の行為です。人前で話す、というだけでいつでもどこでも緊張してあがってしまうのです。それならばこのお守りがあれば絶対大丈夫、という暗示をかけて下さい。自分の脳に信じ込ませる事ができれば、お守りを持っていると落ち着いて行動出来る様になります。
ジャンプしてみよう
本番直前、緊張して足が震える時は、その場でジャンプしてみましょう。身体を動かす事で、目の前の緊張から神経が外れ、少しリラックスできるはずです。
ジャンプに限らず、緊張する場面の前には、軽く身体を動かしてみましょう。緊張すると筋肉が強ばって、動きが止まります。そうならないように、軽いストレッチや反復運動と行った動きをする事で、緊張がほぐれて神経もリラックスするはずです。
よくボクシング選手が試合前にもシャドーボクシングしながら会場に入ってきますよね。プロのスポーツ選手でも緊張するのです。緊張して身体の動きが固まらない様に、普段から身体を柔軟にしておきましょう。
イメージトレーニングしておこう
これは非常に効き目があります。成功する人は、みなこのイメージトレーニングをしているといいますから、是非今日からやって見て下さい。
大勢の前で堂々とプレゼンしている自分、落ちついてスピーチしている自分を常に脳裏に浮かべてみましょう。もちろん、家で実際にスピーチの練習をする事も大切です。鏡に向かって落ちついた態度で話をする自分をじっくりと見つめ、脳に焼き付けて下さい。
まず成功したと確信する事、それが大切なのです。理想は現実になります。毎日成功した自分をイメージトレーニングしていれば、いざ本番、という時にもあまり緊張しなくなるはずです。
場数を踏もう
やはり、慣れていないと緊張します。経験値が低い、それだけで失敗する確率は高いのです。緊張するから、と尻込みしないで、むしろ積極的に自分があがってしまうようなモノに取り組んでみましょう。
何度も何度もする事で、次第に緊張が取れて行きます。近所の方と毎日挨拶していれば習慣になりますよね?習慣になるくらい場数を踏めば、もうあがったりしなくなります。
何事も経験です。アイドルも、テレビに出る出演数が多くなればなるほど、可愛くなっていきますよね。あがり症を克服したかったら、むしろ苦手な事に自分から挑戦していきましょう。
グループでトレーニングしよう
同じ悩みを持つ人たちで集まるグループセラピーは、自分だけで努力するよりも効果は高いといいます。
あがり症同士が集まって、グループでトレーニングしてみましょう。アル中やギャンブル依存症といった依存症の高い病気でも、グループセラピーは非常に効果があるそうです。
同じ気持ちを持つ仲間と切磋琢磨する事で、自然にあがり症を克服する事が容易になるでしょう。
ネット等で探せば無料の説明会や集会の情報が探せるはずです。
投薬治療も考えよう
あがり症の人は真面目な人が多いと言います。人の評価が気になる、一目を気にして自分をなかなか出せない人は、精神的に傷つきやすい人が多いでしょう。ほっておくと不眠やチック症といった症状も現れるかもしれません。
自分でもキツいな、と感じたら、医療機関に相談しましょう。トレーニングしてもメンタルな部分は治らないかもしれません。専門家に相談して投薬療法を試してみるのも良いのではないでしょうか。
いかがですか。あがり症は本人は辛いかも知れませんが、他人から見たらむしろ微笑ましい行為にみえる事が多いのです。失敗したらどうしよう、と思って緊張しているのなら、最初から「私はあがり症なので、失敗するかもしれません。」と先に先手を打っておくのも手です。
大丈夫、あがり症はトレーニングで必ず改善されます。この7つの方法を試してみれば人前に出る=楽しい事に変化するはず。ぜひ参考にしてやってみて下さいね。
まとめ
あがり症は克服できる。今日から始める改善トレーニング
.顔のマッサージをしよう
.お守りを作ろう
.ジャンプしてみよう
.イメージトレーニングしておこう
.場数を踏もう
.グループでトレーニングしよう
.投薬治療も考えよう