英語が喋れない原因は英語の本をあまり読まないせいかもしれません。単語ばかり覚えても、長い文章を読む事が少ないと、実際に単語を使う時にとっさに言葉がでて来ない場合があります。英語の勉強で必要なのは、ヒアリングと同じくらいリーディング力をつける事が大切です。
英語の本の読み方は最初は短い本を選び、サラッと目を通すだけでもOKです。目に英語を慣れさせる所からスタートしましょう。今回は、誰にでも出来る英語本の読み方について、7つの視点でお教えします。
英語本の読み方を
7つの視点でお教えします
興味のある本を選ぼう
英語本を多く読んでいく学習法は、英語力を上げていく上で非常に良い学習法といえます。沢山読めば読むほど英語の読解力は当然上がります。しかもボキャブラリーが増えるため、リスニング力も上がります。そして最後にはスピーキング力もついていくのです。
英語本は自分が興味のある本を選びましょう。最初は漫画でも良いのです。日本の漫画を英語化した本も売られています。自分が抵抗無く続けられる本を選び、なるべく沢山の本に目を通してみて下さい。Amazonなどのインターネット書店では、英訳漫画の扱いが大きくなって、日本の漫画を買うのと同じように、簡単に英語のマンガを手に入れられます。
ONE PIECE、名探偵コナン、ドラゴンボール、ヒカルの碁、めぞん一刻、君に届け、のだめカンタービレ、ぼくの地球を守って、NANA、魔女の宅急便といった現在でも人気のある漫画が英語本になって販売されています。自分で興味のある本を選んで読んでみて下さい。
映画化された本を読もう
なんといっても英語本でおすすめなのは、映画化された本でしょう。実際に映画を観て感動した本の原作を読んでみてください。実際にストーリーは頭に入っていますから、分からない単語があったとしても、何となく内容は頭に入るはずです。
映画を2~3回繰り返して観ながら、原作本を平行して読み進めても良いでしょう。何度も繰り返し読めば、主人公の会話が頭の中にインプットされ、実際に英語を話す時に使えるはずです。
映画もSFよりはコメディのような、日常生活で使えそうな会話が沢山でてくる作品を選ぶと良いでしょう。「プラダを着た悪魔」や「TED」は、内容も面白く、会話もスピーディで覚えやすいと評判です。原作が長編すぎて手が出ない場合は、映画の会話だけが書かれた本を選ぶと良いでしょう。日本でヒットした映画なら大抵の場合書籍になっていますから探してみて下さい。CDとセットで売られている事もあります。
日本の作家の英訳を読もう
日本の作家でも英語訳されている人は沢山います。村上春樹やよしもとばななは英語以外の言語にも翻訳され、世界中で読まれています。そんな日本の作家の英訳本なら読みやすいはずです。
普段からその分野の本を日本語でもよく読んでいるようであれば、その「背景知識」も英語本を読んでわからない部分を推測するのに非常に役立ちます。好きな作家の本なら、英語が苦手なはずだったのに、意外と読めてしまったりします。
わからない単語は飛ばして読もう
日本人が英語の上達が遅いのは、わからない単語を丁寧に調べて読んでいくことにも原因があるのかもしれません。英語本を読むときは、内容をすべて理解しようとすると失敗します。イライラして途中で投げ出したくなるでしょう。内容をすべて完璧に理解する必要はありません。わからない単語は飛ばして読んでいきましょう。
英語本は流れるように本を読んでいくことが大切です。そもそも本というのは、単語を理解するのではなく、内容を理解すれば良いのです。わからない単語があっても内容が理解できれば問題はありません。
わからない単語が気になる場合は、読んでいる途中で調べるのではなく、蛍光マーカーで線を引いておくか、付箋を貼っておくかして後で調べるようにして下さい。
まずざっと本を流し読みし、内容を頭に入れてからゆっくり読んでも良いでしょう。最初にざっと読んでつまらなそうだったら、さっさと他の本を探してください。あくまでも自分が興味のある本を読むのがコツです。
薄い本やコラムを選ぼう
できれば分厚い長編を読むよりも、薄い短編を何冊も読んだ方が達成感が違います。英語本は途中で挫折する事が多いので、なるべく軽いエッセイなどを選び、頭を使わずにすむ本を沢山読んでみましょう。
新聞のコラム等もオススメです。コラムは最近話題のネタを扱っている事も多く、新鮮で好奇心をくすぐる話が沢山あるでしょう。ちょっと単語をいくつか調べるだけで理解出来そうな内容がオススメです。
女性ならグルメや恋愛ネタのコラム、男性ならスポーツや少しアダルトな内容を選ぶと多少単語がわからなくても内容が理解できるでしょう。自分が興味のある内容なら、単語を調べるのも苦になりませんよね。
みんなで回し読みしよう
1冊の本をグループで回し読みするのも良い方法です。仲間内で1冊の本をページ数に分けて読み、内容を語り合うのです。自分が読まないと仲間に伝えられないので真剣に読む気になります。また、長い小説でも、自分が与えられた部分だけ読めば良いので挫折する可能性は低くなるでしょう。
英語の読書サークルを作ってみんなで1冊の本を回し読みすると、本を読むスピードも単語を調べる労力も少なくなります。くじけそうになっても仲間がいれば助け合って続ける事が出来るはずです。
声に出して読もう
単語がわからなくても、声にだしてリーディングしてみましょう。不思議ですが、黙読するよりも声に出した方が本の内容が理解できます。意味が分からなくても良いのです。自分が読めない単語は飛ばして流れる様に文章を読み上げてみて下さい。
英語の本の文章が分からなくても、絵や会話文から内容を推測することもできます。全部声に出さなくてもかまいません。飽きてきた時など時々大声で読み上げると英語本を読むときのメリハリになります。
いかがですか。英語本の読み方は、いくつかコツがあります。まず自分の興味のある本を選ぶ事、単語がわからなくてもとりあえず読み進める事が大切です。できれば同じ本を時間を置いて何回か読んでみるのも良い勉強になります。
英語は繰り返す事、とにかく沢山の文章に触れる事が英語力を伸ばす秘訣です。慣れればいつのまにか英語がスラスラと頭に入ってきます。まずは1週間に1冊、英語の本にチャレンジしてみて下さいね。
まとめ
英語本の読み方を7つの視点でお教えします
・興味のある本を選ぼう
・映画化された本を読もう
・日本の作家の英訳を読もう
・わからない単語は飛ばして読もう
・薄い本やコラムを選ぼう
・みんなで回し読みしよう
・声に出して読もう