頭の回転が良くなる方法、毎日続ける5つのトレーニング


頭の回転は、20歳前後までは発育のためにどんどん成長して行きますが、成人して勉強をする機会が少なくなったり、様々な経験を自らしないようになると、徐々に衰えていきます。

子供の頃は、学校という集団生活の中で毎日いろんな出来事が起こり、それを解決しようと頭の回転がフルに働きます。また、勉強だけでなく体育や音楽、家庭科の授業、また、遠足や修学旅行など、五感を使う経験をすることが頭の回転をよくするためのトレーニングになっていたのです。

しかし、大人になると自分の苦手なことや嫌いなことはしなくなりますし、就職をすると移動や異業種への転職をしない限り、同じ様な仕事を毎日するようになるため、脳の同じ部分しか使わなくなってしまうのです。

そこで、大人になってからも頭の回転を良くするために有効で、毎日続けられるトレーニング方法をお伝えします。頭の回転の衰えは、自分には無関係だと思う人もいるかもしれませんが、実感し始める頃には、自分が思っている以上に頭の回転が悪くなっていますから、大人になったら習慣づけて行う事をおすすめします。

 

頭の回転が良くなる方法、
毎日続ける5つのトレーニング

 

夕飯の献立を思い出す

頭の回転を良くするトレーニング方法で、たった数十秒でできるのにとても効果的な方法が、夕飯思い出しトレーニングです。3日前の夕飯の献立は何だったかすぐに答えられる人はなかなかいないでしょう。

また、答えを考える時、3日前が何曜日だったか、日中は何をしていたかなど、夕飯の献立を思い出すためにあらゆる事を思い出すはずです。まさにその時、つかさどる脳の海馬がフルに働いているのです。

3日前の夕飯の献立を思い出すのに慣れてきた時は、サイコロを振って出ための数だけ前の日にちにさかのぼって夕飯の献立を思い出すというランダム形式がおすすめです。海馬の部分をトレーニングする事で、とくに記憶力の面で頭の回転を良くする事ができるのです。

 

日記を書く

人間は就寝中にその日にあった出来事を頭の中で整理すると言われています。嫌な事やモヤモヤと悩み事があったとしても翌朝起きてみると気分がすっきりしているのは、睡眠中に頭の中で記憶がリフレッシュされるためなのです。

頭の回転の衰えは、その日にあった出来事の記憶や、感じた事などが睡眠中の頭の整理で薄れていく事によって加速して行きます。それを回避するために、就寝前に日記を書いて、翌日に読み返す習慣をつけましょう

勉強法で、夜に勉強した事を翌日復習して反芻する事で記憶に定着させるという方法がありますが、それと同様の理論です。頭の回転を良くするためには、記憶力を向上させたり、頭の中にある記憶をスピーディに引き出してくるためのトレーニングが必要なのです。

 

グーチョキパー運動

頭の回転を良くする脳のトレーニングで、年齢問わずにおすすめできるのが、グーチョキパー運動です。やり方は簡単です。

手で、グーチョキパーの形を順番にしていきます。ただし、右手がチョキの時に左手がグー、右手がパーの時に左手がチョキ、という風に右手と左手は形を一つづつずらします。方法自体はとても簡単ですが、実際にやってみると思い通りにいかないという人もいるのではないでしょうか。

このトレーニングで思うように手が動かないという人は、手の運動神経に発信する命令が脳から正しく発信されていない状態ですから、頭の回転が衰えている状態と言っていいでしょう。

 

20分以上のウォーキングをする

ダイエットと頭の回転を良くするトレーニングを兼ねて行えるのが、ウォーキングです。できれば、トレーニングジムのマシーンではなく、近所を散歩するようにウォーキングをする事を推奨します。

ウォーキングは、手足を適度に動かす事によって脳が刺激されますし、室内ではなく外を歩く事によって自然の風景や街を行き交う人などの景色を視覚で、車や工事現場、また子供の声などの音を聴覚で、さらには、飲食店の匂いや花の匂いを臭覚で感じるなど、五感をフルに働かせて脳のトレーニングをすることができます。

毎日20分間を目安に屋外をウォーキングすることは、頭の回転を良くするほかにも、痴呆症の防止にも効果的と言われていますので、仕事をリタイアした人も実践してみましょう。

 

多くの人と会話する

1日中誰とも会話をすることなく過ごす日々が続くと、頭の回転はどんどん衰えていきます。人との会話は、自然に行えているようで、実は脳のあらゆる箇所を働かせることによって実現出来ることなのです。

例えば、運動性言語野、感覚性言語野、聴覚連合野、小脳、角回などの脳の部位が、会話をすることで働きます。また、特定の人との会話よりも、より多くの人と会話をした方がいいと言われています。会話から生まれる感情や感覚は会話をする相手によって異なりますから、多くの人と会話をすることで、脳の回転を良くするトレーニングになるのです。

 

さて、頭の回転が良い人は偏差値やIQが高いからとか、親からの遺伝だと決めつけて、最初から諦めている人は多いかもしれませんが、実は、頭の回転の良さは日頃からいかに脳のあらゆる箇所を使ってトレーニングをしているかによるのです。

頭の回転というのは、いかに勉強をしたかやいかに知識を持っているかというのは関係なく、頭の使い方がその時々で適当に行えているかどうかによって決まってきます。

普段あまり頭で考えることが少ない人は、頭の回転が悪くなっていきますし、逆に勉強は嫌いであまりしなくても、日頃から様々なことを考えたり思い出そうとすることで脳をトレーニングしている人はいつまでも頭の回転の良さを維持できるのです。

まとめ

簡単だから毎日続けられる!頭の回転が良くなる方法とは

・3日前の夕飯の献立を思い出すと記憶力が良くなる
・就寝前に日記を書く習慣をつけて脳トレする
・グーチョキパー運動で運動神経を刺激しよう
・20分以上のウォーキングは痴呆症防止にもなる
・多くの人と会話をして脳のあらゆる神経を刺激しよう


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