ディスコミュニケーションにならずに部下を育てる方法とは


ディスコミュニケーションは、無意識に部下と接しているうちに気づいたら陥っているもので、気づいた時には関係性を修復することが難しい状態になっています。

ディスコミュニケーションというのは、意思疎通ができないことやコミュニケーションが欠如した状態の事を言います。部下とディスコミュニケーションになってしまう上司に多いタイプは大きく二つあって、体育会系の縦社会で育ってきたため部下にもそれを求めるタイプと、人見知りで人と仲良くなるのに時間をかけるタイプです。

前者と後者は真逆のタイプといえますが、どちらも部下とディスコミュニケーションになりやすいのです。そこで、部下とディスコミュニケーションにならずに上手に育てる具体的な実践方法を6つお伝えします。

 

ディスコミュニケーションにならずに
部下を育てる方法とは

 

上司から挨拶をする

部下とディスコミュニケーションにならないようにするには、部下から進んで挨拶をしやすい空気を作ることが重要です。中には、「挨拶は部下からするのが礼儀だ」などと思っている人がいるかもしれませんが、それは間違いです。

上司である自分から笑顔で挨拶をすることによって、部下は上司に対して怖いという感情がなくなり、萎縮することなく心が開きやすくなるのです。

 

自分のプライベートの話をする

部下と特別プライベートで親しく無い限り、部下は上司の人となりを仕事中の態度や言動でしか判断できず、とっつきにくいイメージを持ってしまいがちです。

しかし、ディスコミュニケーションにならないように無理やり飲みに誘うのはよくありません。まずは、自分の趣味や家族の話など、自らのプライベートを明かすことで、部下に親近感を感じてもらうようにしましょう。趣味があえば、そこからコミュニケーションは加速的に密になっていきます。

 

部下との雑談には笑顔を忘れない

仕事の合間に部下と雑談を少し挟むことは、ディスコミュニケーションにならずに部下を育てやすい関係性を構築することができる方法の1つです。しかし、部下にしてみると、上司の雑談に付き合うだけでも気を使うものです。

そんな時に部下の心理を和らげるのが笑顔です。笑顔や笑いは会話をしている相手に安堵感や安心感を与えることができますので、部下との雑談中は笑顔を心がけましょう

 

部下の意見を求める

部下に一方的な指示ばかりをしていると、部下は指示待ち人間になってしまい成長しませんし、意見や考えを発言する必要がなくなるためディスコミュニケーションに陥ってしまいます。

仕事中や会議中には、一方的な指示をするだけでなく、部下の意見を求め、またそれを端から否定することなく聞く姿勢を見せるようにしましょう

 

部下を褒める

部下を褒めない、認めない上司に対しては、部下は意見しなくなります。自信喪失になり、発言することすら少なくなってディスコミュニケーションになるのです。

部下に対しては、必要に応じて褒めたり、認める声を掛けましょう。褒められることによって部下は自信がつき、育ちますし、上司とコミュニケーションをとりやすくなります。

 

会話のキャッチボールをする

上司が部下に対して自分の経験談や持論を語る時、つい饒舌になってしまうことがあります。話すのが上手だという事は決して悪いことでないのですが、あまりに一方的な口ぶりは部下からすると説教のように感じます。

部下を前にして話したり、指導をするときは、部下の意見や理解度を確かめながら、会話のキャッチボールをすることが、ディスコミュニケーションにならない秘訣です。

 

いかがでしたか。部下と上司がディスコミュニケーションになってしまう原因は、部下が上司に対して信頼感を持っていない、または、上司を恐れたり、脅威に感じて緊張してしまっている事にあります。自分が発言したことに対して上司がどのような反応をするか怖いために心からコミュニケーションを取ることができないのです。

しかし、部下とのディスコミュニケーション状態を解決できるかどうかは上司の態度や言動次第です。部下の心を開いて、緊張せずに話しやすい関係性を気づくことが大切です。

信頼関係を気づけた時初めて、部下に対する指導や教育が生きてきます。部下が素直に受け入れるようになるからです。今回ご紹介した、ディスコミュニケーションにならずに部下を育てる方法は、どれも上司の心がけ次第で実践できることですので、ぜひ参考にしてみてください。

 

まとめ

部下を上手に育てよう!ディスコミュニケーションにならない接し方とは

・上司から進んで挨拶をすると部下の心は開かれやすくなる
・自分の趣味や家族の話をすることで親近感を感じやすくさせよう
・部下と雑談をするときは笑顔や笑うことを心がけよう
・仕事に関しては一方的な指示だけでなく部下の意見を求めよう
・部下の長所や才能を認めていることを言葉で表そう
・饒舌すぎる話し方ではなく会話のキャッチボールを心がけよう


連記事