色が人の心理に与える影響とは?7つの色別効果


色は人の心理に様々な影響を与えます。カラーテラピーの名でも知られていますが、「色」が人の心理に与える影響力は、思いのほか大きいと考えてください。色によって精神状態にいい影響を与えることで、生活をある程度コントロールすることすら可能なのです。

つまり、色による心理状態の変化を上手にインテリアなどに取り入れることで、人は快適な暮らしを送ることができるのです。普段何気なく目にしている色ですが、色が人の心理に及ぼす影響はとてつもなく大きいのです。

そんな「色の効力」を頭に入れたうえで、色が人の心理にどのような影響を与えるのかをお伝えします。以下に上げる7つの代表的な色のパワーを参考にして、自分やご家族に合った色を、適所に配置していくことで、生活や性格にいい影響を与えることができます。

 

色が人の心理に与える影響とは?
7つの色別効果

 

パワーの強い赤色

赤と言えば「血の色」です。生命の色そのものと言っていいほど、赤は人の心理に「生命力」を呼び覚ます色です。「活力」や「情熱」「生命力」といったパワフルな力を持つ赤色。戦隊もののヒーローも必ずと言っていいほど赤を身にまとっています。

自己主張が強く、人の中心にいる人ほど赤を好みます。一方で攻撃性や興奮をも表わす赤色なので、寝るときなどに赤色を目にすることのないよう、インテリアを工夫してみましょう。

 

太陽の橙色

太陽の色である橙色は、人の心理を暖かく包み込みます。橙色は、陽気で人当たりのいい優しい人に好まれる色です。また、自分の家を快適に暖かくしたいと感じたときには、人の集まるリビングに橙色を配色するといいですね。

太陽の力を家庭に充満させるために、カーテンや壁紙ではなく、ライトそのものを橙色にすることをお勧めします。炎のような暖かさをじんわりと感じることができるからです。

 

目の覚める黄色の影響力

目の覚めるようなすっきりとした黄色は、人の集中力を高める効果があります。黄色は、人の心理を「集中するよう」刺激する効果があるのです。黄色の集中力アップ効果を狙って、文房具や教材などに黄色を配色する場合も多いのです。

黄色は頭の回転を速め、知識欲を旺盛にする効果もあります。また、黄色と黒を組み合わせることで「注意しろ!」というサインにもなります。蜂の色は心理的に「注意」を呼び覚ます組み合わせなのですね。工事現場でも同じカラーを配色することで、注意を促しています。

 

森や木の力を持つ緑色

森や木のように人を「自然回帰」へと導く緑色。緑色の持つパワーは、イメージ通り「自然」や「平和」「調和」といったものです。緑色の多い環境は、特に子どもの性格・心理に大きく影響をおよぼすため、子ども部屋のカラーコーディネイトを緑中心にする家庭が多いです。

また、仕事などで行き詰った時に、緑の多い公園を散歩するなどすると、気持ちも安らいでリフレッシュすることができます。緑色は心理状態を落ち着かせる効果がある一方、積極性やリーダーシップを抑えて受動的になるという難点もあります。赤色とは真逆の効果を発揮するのです。

 

空と海の青色

青色は「寒色」としてクールで爽快なイメージがあります。青色は心理的な落ち着きを促し、集中力をアップして呼吸を整える効果があります。勉強や、職場での単純作業を長時間行う時は、青色の効果を助けにするといいでしょう。

また、世に青色の食品がないことからもわかるように、青色には食欲を減退させる効果があります。ダイエット中にお腹がすいて我慢できなくなったときに、青色を効果的に目につくようにしておけば、ダイエット継続につながりますよ!

 

女性の味方のピンク色

ピンク色は「女らしい女性の色」というイメージを持ちます。それもそのはず。ピンク色には、女性ホルモンを活性化させる働きがあるのです。気持ちがいら立っているとき、加齢により女性らしさがなくなってきたと感じたときに、ピンク色の服やインテリアを取り入れるといいですね。

ピンク色の心理に「女性らしさ」を添える効果があるため、女性ホルモンを安定させてイライラを取り除き、自然な女性らしさを取り戻すことができます。

 

お葬式カラーの黒

お葬式で着られる黒色は、人の心理を重く引き締める重厚感があります。黒色には「自立性」や「重厚感」、「権力」「高級感」というイメージがあります。黒色を着ていると、普段よりも大人っぽく見られる場合もありますが、「老けた」とみられることもあります。

黒色は心理的に暗くなるイメージがあり、お葬式カラーとして嫌う人もいる反面、他のどんな色をもしのぐ重厚感のあるパワーを好む人もいます。

 

さて、色が人の心理に与える影響について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。今回は際立った7つの色に重点を置いて紹介してきましたが、そのほかにも神秘的で崇高なイメージを持つ「紫」や清純で清潔な「白」というカラーも好まれます。

色が視覚に働きかける影響は深層心理に深く響き、極端な話、普段まとっている色によって性格も大きく変わるのです。色の力を実感したら、身にまとう服装はもちろんですが、家の内装カラーに今まで以上に気を配って配色するべきです。

特に、普段目にしている壁紙やカーテンの色は、家庭の団欒にもつながるため見直しが必要です。子どもの成長や家族の変化によって、内装カラーを変えていく家庭も多いので、あなたもお気軽にカラーテラピーを試してみてくださいね。

 

まとめ

色が人の心理に与える影響とは?7つの色別効果

・赤色は「活力」や「生命力」や「リーダシップ」を促進させる
・太陽の橙色は「暖かさ」や「団欒」を促す効果がある
・刺激の強い黄色は集中力をアップさせる
・緑色は「平和」で「温暖」になる一方「積極性」を欠く
・空と海の青色は長時間の集中力をアップさせる
・女性の味方のピンク色は女性ホルモンを活性化させる女性の味方である
・お葬式カラーの黒は老化促進させる


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