仕事の目標管理を上手に活かす3つのテクニック


業務上「目標管理」と言われると、組織や上司に管理されている、もしくは、人事考課の判断材料となるのではないかと、少し窮屈でマイナスなイメージがありますよね。

しかし、こんな経験はありませんか。あるプロジェクトが終了する前と後を比較した時、社会人1年目と3年後の自分を比較した時などに、ふと自分で成長したなって思うことがあります。それは、無意識のうちに目標管理を行い、知らず知らずのうちにさまざまな経験をし、日々小さな目標をクリアして積み上げた結果、成長を実感したのです。

仕事以外でも何かをしようとすると、目標を設定し計画を立てて行いますよね。海外旅行に行くのを決めたら必要なものを準備したり、スーパーに買い物に行くとしたら買いものリストを作ったりします。これが「目標管理」です。なんだ、日頃無意識にやっていることじゃないか、と肩の力が抜けた方もいるかもしれませんね。

計画なしに行動するのは時にドキドキワクワクしますが、複数の人間が行っている仕事ではそうはいきません。そこで今回は、目の前にある目標を一つずつ達成していくために、目標管理を仕事や日常で上手に活かす3つのテクニックをお伝えします。

 

仕事の目標管理を
上手に活かす3つのテクニック

 

最終目標(ゴール)を明確にしよう

目標管理をする上でまず一番大事なことは、最終目標を明確にする、ということです。なんだ、簡単なことじゃないかと思われた方もいるかもしれませんが、いつまでに、この仕事を終わらせたい、こういうことができるようになりたいなど、その目標を具体的にメモ帳や手帳に書き出して目に見えるようにしましょう。

心の中でただぼやっと思っていても、目に見えないと忘れてしまうことが多々有ります。なので、書き出すことにより、明確に目標を設定できるようにします。

 

やることリストを書き出し、カテゴリごとに分けよう

目標管理を上手に活かす方法で、次に大事なのが、目標に向かって自分がやるべきことをリストアップすることです。まずは、些細なタスクからすべて洗い出していきます。やることリストも、もちろん目に見えるように書き出していきましょう。

ここでポイントとなるのが、ざっくりとカテゴリ別に分けること。例えば、「人に指示を仰ぐ(許可をもらう)こと」「人にお願いすること(自分以外でもできること )」「自分がしないといけないこと」など。その中で、自分が苦手とするものをどのタイミングで行うか、相手の返答待ちの間どうするのかなど、タスク整理と同時にスケジュールの進行順を決めていきます。

さらに、それぞれのタスクごとに、前回の失敗や反省を活かしてみるなどの細かい目標を立てるようにしましょう。もちろんどんな小さなことでも構いません。例えば、電話は丁寧に対応する、挨拶は大きな声で元気よくする、でも構いませんし、作業上の制作方法を変えてみる、便利なツールを取り入れてみるなど、改善できることはどんどん取り入れていきましょう。

また、やることリストをカテゴリ分けしたことで、目標の全体量が見えてきます。同時に、自分の弱点ポイントや気を付けなければいけないポイント、少しリラックスしてできるポイントも見えてきます。

それぞれのタスクが終了したら、終わったものから赤線を引いていきましょう。赤線が増えると、「これだけ進んだのだ!」と実感でき、実に気持ちがいいものです。途中ひと段落できるところで、ちょっとした自分へのご褒美なども用意していくと、タスクを終わらせるのが楽しくなりますし、モチベーションも上がっていきます。

 

ポイントごとに自分で評価しよう

やることリストをカテゴリ分けすると、目標までのスケジュール、タスク量などが自然と見えてきます。それらが見えることにより、自分が抑えておかなければならない点も見えてきます。

その仕事なりプロジェクトなどが修了し目標を達成した時、各ポイントで前回の反省が活かせられたか、苦手意識を少しでも克服できたかなど、5段階評価で振り返ってみましょう。少しでもプラスの評価になっていれば、その目標を掲げた時の自分より、目標管理をうまく利用して成長できた証です。

成長は劇的に変わることはないかもしれませんが、それで落ち込むこともありません。昨日の自分より成長できていれば、それで十分と考えましょう。

 

このように、目標管理は仕事上だけでなく生活の中に活かせるということにお気づきいただけましたでしょうか。今まで小難しいと思っていた目標管理もやり方を覚えれば、意外と楽に目標を達成することができます。

何もしなければ自分を変えていくことはできませんので、ぼんやりしていた目標を明確にすることから始めましょう。目標管理をうまく活かした生活を徐々に取り入れていくことで、やることリストを作ったり、スケジュール管理することが日常の一部になっていきます。途中途中で自分を評価することも忘れないようにしましょう。

これを長期的に続け習慣化することにより、目標をクリアするまでにかかる時間が早くなっていくはずです。夢のまた夢と思っていたことが、案外近くに、想像以上の速さで近づいてくるかもしれません。百聞は一見にしかずで、まずはこの記事を参考に、仕事にも日常にもどんどん目標管理を取り入れていきましょう。

 

まとめ

仕事の目標管理を上手に活かすには

・最終目標(ゴール)を明確にしよう
・やることリストを書き出し、カテゴリごとに分けよう
・ポイントごとに自分で評価しよう


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