社会人は毎日疲れと戦っています。寝ているはずなのに、何となくダルかったり、少し仕事で忙しい時期があると、いつまでも疲れが取れず、楽しめない週末を迎えてしまったり。
身の回りに疲れ知らずで毎日元気な人がいると、つい、「楽をしてるのでは」と疑心暗鬼にもなってしまうものです。ですが、疲れ知らずの人というのは、私たちと少し違った生活習慣を持っています。なんとなく良い習慣をもっていて、それが積み重なり、毎日がキラキラとして見えるのです。それは、私たちにも簡単に手に入る生活習慣です。
不要な疲れを感じずに、軽い心と身体でいれば、仕事もプライベートも何倍も全力投球ができそうですね。それでは、今回は疲れ知らずの人に共通する秘密の生活習慣についてお伝えします。
疲れ知らずの人に共通する
驚きの生活習慣とは?!
睡眠は、自分に合った時間、適度にとること
たくさん睡眠をとれば疲労が回復すると思っていませんか?実は、寝すぎてしまったり、休日に寝貯めをしてしまうと、疲労回復には逆効果なのです。
また、適度な睡眠時間というのも個人差があるため、8時間寝ればよいというわけでもありません。熟睡型の人は、短時間集中して寝るだけで疲れはとれます。逆に、眠りが浅い人は、率先して長い時間の睡眠が必要です。余分に睡眠をとりすぎると、返ってダルさがのこるもの。自分の適度な睡眠時間を見つけてみましょう。
タンパク質を中心に、好きなものを食べること
よく食べる人も、疲れ知らずな事が多くないでしょうか?食事は代謝や運動に必要な栄養素を摂取する重要な要素。ダイエットを気にしてカロリーコントロールばかりしていては、知らない間に栄養不足になってしまうこともあります。
沢山動く人は、沢山食べるもの。栄養バランスも大切ですが、やはり元気な人はタンパク質が大好きです。肉類も惜しみなく食べましょう。また、食欲増進にはやはり自分の好きなものを食べることが大切。食事を一日の楽しみとして、幸せな時間を過ごせば、精神的にも疲れが吹っ飛ぶでしょう。
とにかくマメに動いて、体温を上げること
疲れ知らずの健康な人というのは、実は体温に秘密があります。体温が上がると血流や代謝がよくなり、免疫力が上がるため、健康になるというもの。疲れない身体になるコツは、基礎体温を上げることにカギがあります。
まずは、とにかくマメに動くこと。筋肉量が高くなると、体温も上がります。一週間に一回程度は、汗をかくほど体温を上げるように心がけましょう。スポーツやエクササイズにもなると、ハードルが一気に上がってしまうものですが、歩く時間を増やしたり、お風呂やサウナ、岩盤浴などで体温を上げても良いでしょう。
早起きをして、質の良い眠りを得ること
疲労回復のホルモンと言えば、成長ホルモンです。成長ホルモンは、疲れを取るだけでなく、集中力をアップさせたり、アンチエイジングにも効果があります。また、筋肉量も増加させてくれる魔法のホルモンです。
成長ホルモンの分泌を促すためには、ぐっすり眠ることが大切ですが、そのためにはまず、早起きを心がけることが大切。適切な起床時間によって、メラトニンという睡眠ホルモンを刺激して、翌日にさらに熟睡しやすく身体に働きかけます。また、早起きをすることで、体温のリズムも調整され、日中さらに活発に動けるようになるのです。
メンタルトレーニングで、疲れを感じない精神をもつこと
疲労とは、身体に感じるだけのものではありません。実際、疲れているかどうかを判断するのは、気持ちですよね。疲れ知らずの人は、疲れをも感じさせない強いメンタルをもっているもの。「病は気から」とも言いますが、身体的にはそこまで疲労はしていないのに、気持ちがついてこない場合も多いのではないでしょうか?
そこで、無駄な精神的疲れを感じないようにするために、メンタルトレーニングを取り入れましょう。感情に振り回されず、客観的にいられるように日記をつけたり、ポジティブに考える為、置き換えトレーニングなどもやってみましょう。
趣味をもったり、気になることを勉強すること
仕事や人間関係の悩みばかりで頭が一杯になっていては、疲れも溜まるもの。その疲れを解消しようと手近なもので無理をしてストレス解消をしても、さらに疲れが溜まります。ストレスは、無理やり解消するのではなく、自分の好きな事をやりながら自然と頭から消し去るのが一番です。
どんな分野でも、深く入り込まなくてもよいので、自分の好きな事を勉強したり、趣味として始めてみましょう。仕事でどっぷり疲れたアフターファイブも、楽しいことの為には元気に繰り出せるもの。別世界に思いっきり集中して、頭をスッキリさせましょう。
日常を少しだけ変えてみることで、手に入るこの疲れ知らずの生活習慣。実践してみる価値は十分にありそうですね。
疲労は心と身体、両方で感じるもの。どちらかのバランスが崩れてしまうだけでも一気に疲労感が増して苦しい日々を過ごす羽目になります。ついつい、メンタルの部分を優先してしまうのが人間ですが、形から入ることも大切。気持ちがついてこなくても、睡眠時間の調整や、体温を上げること、食事を楽しむことなど実践してみましょう。次第に気持ちがほぐれ、素直な心で過ごすことができれば、疲労もあちらから遠ざかってくることでしょう。
体質も人それぞれなので、あまりにも疲れが溜まってしまっている場合は、自分の仕事や生活も見直す必要があります。日常生活もできるだけ工夫をして、負担を少しずつ減らしていくように、忘れずに取り組みましょう。
まとめ
疲れ知らずの人に共通する驚きの生活習慣とは?!
・睡眠は、自分に合った時間、適度にとること
・タンパク質を中心に、好きなものを食べること
・とにかくマメに動いて、体温を上げること
・早起きをして、質の良い眠りを得ること
・メンタルトレーニングで、疲れを感じない精神をもつこと
・趣味をもったり、気になることを勉強すること