子供とコミュニケーションを図る時に気を付けたい7つの事

子供とコミュニケーションを図る時に気を付けたい7つの事

子供とのコミュニケーションなど、改めて考える事?ごく自然で良いじゃないか?なんて、高をくくってはいませんか?

子供は、親が必要な頃、つまり、自分の力では何もできない時には、この世の中で自分を守ってくれるのは親だけと信じ、親を頼りにしているため、親は「絶対」の存在だと思ってくれています。

しかし、自我が芽生え、自分の身の回りの事が自分で出来るようになったり、様々な人との関わりが出来てきて世界が広がってきたりすると、子供の中の親の存在にも変化が見られて来るのです。

そんな時、親はハッと気付くのです。この頃、親子のコミュニケーションが上手く図れていないと・・・。そんな事にならない為、注意したい「子供とコミュニケーションを図る時に気を付けたい7つの事」をご紹介しましょう。

 


子供とコミュニケーションを図る時に
気を付けたい7つの事

 

子どもが話そうとしている時、すぐに応じていますか?

聖書に子供とのコミュニケーションについての記述があります。「適切な時に話される言葉は,銀の彫り物の中の金のりんごのようだ」

この聖句から得られる答えは、円滑なコミュニケーションの鍵となるのは、多くの場合、『タイミング』だと言う事です。

例えば、農業で言えば、収穫のタイミングは決まっている事、それを自分の勝手で早めたり遅らせたりはできないのです。時期が来たら、すかさず収穫、それが基本なのです。

もし、思春期の子どもが、会話を持ちたがった時、その機会を逃してはならないのです。それは、自分にどんな都合があったとしても、です。それほどまでに、その時期の子供の心は繊細なのです。

子どもが話したがらないようなら、何かを一緒にしてみるのです。例えば、ゲームや家事、散歩やドライブなど共に出来る事を探すのです。そんなリラックスした場面なら、自分の気持ちを話す気になってくれるかもしれません。

 

言葉の背後にある、子どもの気持ちをわかってますか?

これも聖書の言葉です。「耳は,言葉を試さないだろうか。上あごが食物を味わうように」。思春期の子どもの特徴として、断定的な言い方をすることがあげられます。

例えば「いつも子ども扱いする!」とか「全然話を聞いてくれない!」こんなセリフはどこのお宅でも耳にするでしょう。

「いつも」や「全然」という表現も親にとっては、かなり、ショッキングですが、それよりも重要なのは「いつも子ども扱いする」という言葉の裏に隠された、子どもの本心である「信頼されていないように思う」という意味を読み取ってあげているでしょうか?

それと同様「全然話を聞いてくれない」という言葉は、「本当の気持ちを話したい」という気持ちの表れではないでしょうか。

子どもの言葉が表現しようとしている本心を、遮らずじっくり聞いてあげる事が大切なのではないでしょうか。

 

子どもにコミュニケーションの強要をしていませんか?

「義の実は,平和を作り出している人たちのために,平和な状態のもとに種をまかれます」これも聖書の言葉です。「平和な状態」を作る言動を親がする事で、子どもが話しやすい環境になります。

親は子どもの弁護人です。例えば、親が裁判で証人を疑ってかかる、まるで検察官のような印象を子どもに与えてしまえば、子どもは心を開かなくなるのも当然です。

賢明な親は、『何度言ったらわかるの』とか『まだわからないの』などというようなことは言わない物です。

子どもが質問に答えないなら、話しかける方法を変えてみるのです。例えば、「今日はどんなことがあった?」と聞く代わりに、自分の一日について話し反応を見るのはどうでしょう。

または、子どもの意見を知るために、子ども本人に質問を投げかけるのではなく、友達はどう思っているのかを尋ねてみる。そして、君だったら友達にどんなアドバイスをすることができる?と聞いてみるのです。

 

他人が入れば、会話がスムーズに運びます

「うちの息子は、よその人達がいる時はよく喋るの。だから、親子だけになっても、その時の話題を持ち出せば、息子との会話も続くのよ。」なんて、話も耳にします。

親には、極端に反発するお年頃があるんですよね。でも、根はやさしい真面目な子であれば、家に訪れたお客様には、決して、そんな失礼な態度はとらない物です。そんな時に、久しぶりに、子どもの笑顔を見た、なんて経験もあるでしょう。

確かに、我が家の息子もそうでした。人前では、良い意味、良い顔を出来る子どもであれば、これは、とても効果的です。当然、人との関わりを煩わしく思い始めている子どもにとっては、逆効果ですが・・・。

 

まずは、誉めて育てるが基本です

まず、子どもを褒めて、自分がどれほど愛しているかを伝える事、それが当たり前の様でいて、つい、忘れがちな事でもあるのです。言わなくてもわかるでしょ?なんて、大きな思い違いですよね。

そんな何気ない事がとても大切なのです。一見何も深く考えていない様に見える子どもたちも、実は自分自身に自信がもてていないのかも知れません。

周囲の人達が自分と言う人間を、また、自分の存在を認めてくれていると言う事は、とても意味のある事で、そんな人達に対しては、子どもたちは心を開き、気持ちを話すようになるものです。

 

パペットや人形が効果的です

少し年齢層の低い子どもに対しては、パペットや人形が意外に効果的なのです。パペットや人形との「ごっこ遊び」を通して、様々な形で自分と他者との絆を築く様子を目にした経験はありませんか。

親や周囲の大人たちには何でも「嫌、嫌!」する時期にも、パペットや人形の言うことには素直に従い、パペットや人形のためなら少し困難な事にも必死になって頑張ってみたり、誰にも話せない秘密を打ち明けたりもするでしょう。

ここで重要なポイントとしては、パペットや人形を使う時、声のトーンを変えるということが大切です。子どもにとって、パペットや人形は命ある物、それぞれ個性がある物、つまりある意味、大切な『親友』だと思っています。パペットを操作する人物が存在してしまっては、夢を壊す事になり兼ねません。

絵本の読み聞かせの便利な道具になったり、説得力ある代弁役になったり、良い行動・行儀の模範となりマナーを教えてくれたり、と万能なのです。

 

子どもの趣味・思考を尊重しましょう

「この子は、こんな子」「小さな頃から、一番近くで見てきたのだから、何でもわかる」と思ってしまってはいませんか?

子どもは、日々、成長しています。進化する生き物なのです。幼い頃からの、そのままの心ではないのです。例えば、小さい頃、電車が好きな子だったから、必ず鉄道ファンになる訳じゃないでしょ?フリフリお姫様ファッションが好きだったからと言って、いつまでもフリフリドレスを着る訳じゃないんです。

今現在、ハマっている事が何なのか?どんな世界観を大切にしているのか?を知る事が大切です。そして、それが、親として理解できない事であっても、頭ごなしに否定してはいけません。

わからなければ、子どもから教えて貰えば良いし、趣味・思考は子どもの個性として認めてあげればいい。好きな事なら、聞く側が素直な心で聞けば、子どもは目を輝かせ、際限なく話してくれますよ。要は受け取る側の気持ちや態度が肝心なのだと言う事です。

 

いかがですか。以上が「子供とコミュニケーションを図る時に気を付けたい7つの事」です。子どもたちは子ども扱いされる事を嫌います。反面、時には甘えて、大人を頼り切ってしまう事もあります。

その期待に、全てこたえてあげる事は、とても難しいですが、出来る限り子どもの本心・本意を覗いてあげる努力はしましょう。ほおっておいて欲しい時は、そっとしておいてあげる。とにかく話を聞いて欲しいと思っている時には、静かに聞いてあげるのです。

例え、発言すべき時だからと無理強いしてはいけません。子どもの考えが間違っていても、一度は全てを聞いて上げて下さい。そのあと、タイミングを見て、発言を促したり、間違っている部分を指摘してあげても遅くはないのです。

子どもも一人の人間です。子どもという生き物ではない。個性もあるし、独自の思考もあるのです。全否定する様な事は、絶対にしないで下さい。子どもの口を塞いでしまうのは、大人の責任かもしれないと、今一度、考えてみてはいかがでしょうか。

 


まとめ


子供とコミュニケーションを図る時に気を付けたい7つの事

・子どもが話そうとしている時、すぐに応じていますか?
・言葉の背後にある、子どもの気持ちをわかってますか?
・子どもにコミュニケーションの強要をしていませんか?
・他人が入れば、会話がスムーズに運びます
・まずは、誉めて育てるが基本です
・パペットや人形が効果的です
・子どもの趣味・思考を尊重しましょう


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