別れ話をするときほど、気まずいものはありませんよね。恋愛は、付き合っている相手に振られて失恋するのも辛いことですが、自分から別れを切り出す方の気持ちも辛いものです。

真剣に付き合っていた相手に対しては、例え愛は冷めても情は消えませんから、自分の決断によって相手を傷つけるのは心苦しいのです。しかし、自分で別れを決断したのであれば、誠実な態度で相手に気持ちを伝えるべきです。

そこで重要なのが、上手な別れの切り出し方と相手を納得させるための言葉です。お互いに納得して別れるためには、別れ話の会話一語一句がとても大切な役割を担います。相手が泣いたり怒ったりして感情をぶつけてきた時に混乱せず別れ話が出来る方法を時系列でお伝えします。

別れ話の上手な切り出し方と、
相手を納得させる言葉とは？

相手に別れを予感させる

相手がまったく別れを予期していない状態で突然別れ話をすると、相手を納得させることが非常に難しくなります。人間は自分がまったく予期していなかった出来事が起こると動揺するため、別れを冷静に受け入れられないのです。

そこで、別れ話をする前に相手に別れを予感させるような事を言ったり、態度に出しておきましょう。「仕事に専念したい」や「自分の将来を考えたい」など悩んでいる側面を見せておくのです。

別れ話は神妙に切り出す

別れ話は、2人でゆっくり話せる場所をセッティングすることが大切です。とは言え、密室になってしまう自室の部屋より、レストランや公共の場所など、第三者の目がある所の方がいいでしょう。その方が別れ話がこじれにくいですし、その場を立ち去りやすいのです。

いざ、別れ話を切り出す時は、真剣な顔で「話したいことがある」と言って話を始めると、相手に自分の真剣さが伝わります。

別れ話は結論ファースト

会議やプレゼンをするのと同じで、別れ話も結論ファーストで話すと相手に誤解を生みません。別れ話はしにくいものですが、冗長的に余計なことばかり話していると、何を伝えたいのか、どうしたいのか、相手はわからないのです。

別れ話を切り出したら、二言目には「別れたい」という言葉をちゃんと入れて自分の気持ちを伝えましょう。

別れたい理由の説明

別れ話の山場は、相手を納得させられるかどうかです。自分が別れたいという結論を出すに至った理由を相手に理解してもらうための説得力が求められます。

しかし、説得力のある話し方は苦手だという人も安心してください。別れたいと思った理由を簡潔に列挙すればいいのです。気持ちが冷めた、恋愛をする気分ではない、など本音を相手に伝えるべきです。この理由をオブラートに包みすぎると、相手に復縁の予知があると希望を抱かせてしまいますから、ストレートに言いましょう。

感謝の気持ちを付け加える

自分が別れたいという気持ちとその理由を相手に伝えた時点で、相手はだいぶダメージを受けているでしょう。ショックで黙ってしまう人、泣いてしまう人、もしくは怒る人など、反応は人によって異なりますが、ここで相手に感謝の気持ちを伝えることがポイントです。

相手への気持ちが冷めたり、嫌いになったとしても、付き合っていたときの好きな気持ちは決して偽りではなかったはずです。そのような気持ちさせてくれたことや幸せな思いをさせてくれた事に「ありがとう」という言葉を言いましょう。こうすることで、すでに過去の事なんだと相手は感じるはずです。

相手に希望を抱かせない

別れ話で最もやってはいけないミスが、相手に希望を抱かせてしまう言動をすることです。自分の気持ちは全くないにも関わらず、相手に未練を残させてしまうのは最低です。

そのため「気持ちが落ち着いたら遊ぼう」とか「お互い、ずっと次の相手が見つからなかったらまた付き合うかもね」などの相手に希望を抱かせることばは一切口にせず、別れの挨拶だけしてその場を去りましょう。

いかがでしたか。別れ話は、事前に作戦を立て、準備をしておく事が大切です。恋人の別れ話というのは、自分も相手も感情が高ぶりやすいですから、話し手である自分の方が混乱してしまったら、話し合いが迷走して、きっぱり別れることができなくなります。

また、別れたい事を相手に伝えることは、喧嘩をしかけることではありません。相手への敬意の気持ちを持ちつつ、冷静に話すスタンスが大切です。別れの理由として相手の落ち度を指摘する時は愚痴っぽくならないように、真剣に自分は嫌だと感じたという事を伝えるのです。

今回時系列で解説した、別れの切り出し方から納得させるための言葉までは、上手な別れ方の基本のステップです。相手の出方によっては乱されそうになるかもしれませんが、決して感情的にならずに冷静に対処してください。

まとめ

確実に別れられる！相手を納得させるための別れ話の進め方

・別れを予感させる事を言っておくと相手が心の準備が出来る
・本気度をわかってもらうために真面目に切り出す
・結論ファーストで別れたい意思を明確に伝える
・別れたい意思を伝えた後に理由を列挙する
・相手への感謝の気持ちを伝えて気持ちを逆なでしない
・復縁の可能性は0％だという事をはっきり伝える