カウンセラーの種類と、就職に役立つ5つの資格とは?

カウンセラーの種類と、就職に役立つ5つの資格とは?
今カウンセラーという仕事が注目され始めています。近年、終身雇用の崩壊や非正規雇用の増加、パワハラやいじめなど、社会の問題は複雑化していますよね。それに伴い、心に悩みや不安を抱える人も多くなってきました。

アメリカでは仕事をよりよく行うため、多くの人がカウンセリングを利用しており、日本でも同じくカウンセリングの利用が広まり始めています。なので、カウンセラーの需要はだんだん増えてきています。しかし、カウンセラーと言っても様々な種類がありますし、働く場所によって必要な資格が異なります。

また、カウンセラーを目指している方は、一つの資格だけでなく、いくつか資格を重ねて取ることをおすすめします。というのは、注目され始めたとはいえ、カウンセラー資格のみで必ず就職できるというわけではないからです。ここでは、カウンセラーの種類と、合わせて取ると就職に有利な5つの資格をお伝えします。



 

カウンセラーの種類と、
就職に役立つ5つの資格とは?

 

臨床心理士


臨床心理士は、心の問題を抱えている人に対して、寄り添いながら支援を行う専門職です。財団法人日本臨床心理士資格認定協会が指定する大学院を修了し、臨床経験を積むことで、受験資格を得られます。職場は多岐に渡りますが、特に精神病院で働く人が多いです。

そこに就職するなら、精神保険福祉士(以下PSW)の資格を合わせて取ることがおすすめです。PSWは、精神障害者の支援を行う、社会福祉の専門職で、福祉と心理の2つの視点からアプローチを行うことができるので、現場で活躍することができます。また、PSWは、働きながら通信制の大学で勉強し、受験資格を取ることが可能です。

 

臨床発達心理士


臨床発達心理士は、人間の発達に関する問題を把握し、具体的に支援するカウンセラーです。資格名から子ども専門のカウンセラーなのかと思いがちですが、人の一生涯の発達を理解した上で、各時期の特徴に合わせた支援を行うので、障害者や高齢者も対象となります。臨床発達心理士になるには、大学院修士課程修了を基本用件としているので、専門性の高い資格です。

働く場所としては、子どもを対象として学齢期が多く、ここで働くならば、児童心理士の資格を合わせて取ると良いでしょう。これは、児童相談所なので、心理学的判断業務を担当することができる資格です。より子どもの心を支援したいという人は、取得しておくと現場で活用できますよ。

 

学校心理士


学校心理士は、悩みを抱える子どもたちに対してカウンセリングを行ったり、教師や保護者への助言を行ったりするカウンセラーです。大学で指定科目を履修し、修士課程を修了することが、受験資格の要件になります。

働く場所としては学校が多いので、教員免許を持っておくとより幅広い支援を行うことができます。「教育」と「心理」の2つの視点から支援を行うだけでなく、教員への支援をより効果的に行うことができるからです。

 

産業カウンセラー


産業カウンセラーは、働く人たちが抱える問題に対し、支援を行うカウンセラーです。受験資格として、1つは大学で指定の科目を履修の上、卒業すること。もう1つは、「産業カウンセラー養成講座」を修了していることが条件となります。

就業場所は企業が主になりますので、どのような会社なのかを把握することで、より良い支援を行うことができます。また、企業で役立つ資格として、中小企業診断士があります。この資格は、中小企業の経営に関して診断や助言などを行う国家資格です。会社の経営を支えることで、社員が安心して働くことができ、心の安定にも繋がります。

 

キャリアカウンセラー、キャリアコンサルタント


この資格は、職業を中心とした人生設計に関する相談を行うカウンセラーです。厚生労働省から委託された特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会が検定試験を行っています。

この資格と一緒に取ると就職に役立つ資格として、ファイナンシャルプランナー(以下FP)があります。こちらは、税金やローンなど、生活に関わるお金の問題に対し、アドバイスを行うことができる資格です。

その人がどんな仕事や生活を希望しているのかを知るためには、現在どのような生活をしているのかを把握することが必要です。FPの知識を活かせば、現在の生活でお金をどのように使っているのかを把握でき、よりよい生活を送るためにはお金をどのように使えばいいのかを、的確にアドバイスすることができます。

 

いかがでしょうか。

心に悩みを抱えた人を支えたいという人には、臨床心理士がおすすめです。PSWの資格を合わせて取っておけば、現場で大きな戦力になります。また、子どもの心に寄り添いたいという人には臨床発達心理士として働くのが良いです。そのときに、児童心理士の勉強をすると、より子どもの心を学べます。

学校現場でカウンセラーとして働きたい人には、学校心理士がおすすめです。加えて、教員免許を持っていれば、「教育」と「福祉」の観点から支援を行うことができます。そして、働く人たちの支援を行いたい人は、産業カウンセラーとして働くことがおすすめです。中小企業診断士の資格があれば、企業の経営支援も行うことができるので、重宝されます。

就職や人生設計の支援を行いたい人は、キャリアカウンセラー、キャリアコンサルタントがおすすめです。FPの資格もあれば、より幅広く支援を行うことができます。このように、カウンセラーは幅広い分野で働ける場所がありますので、自分が誰を支援したいのかを考えて、必要な資格を取りましょう。

 

まとめ

カウンセラーの種類と、合わせて取ると良い資格は

・精神科の病院で働きたいときは、臨床心理士。PSWの資格があれば、現場で活躍できる。
・子どもと関わりたいときは、臨床発達心理士。児童心理司の資格もあると、より支援ができる。
・学校で働きたい人は、学校心理士。教員免許があると、より幅広く支援ができる。
・働く人への支援がしたい人には、産業カウンセラー。中小企業診断士の資格があれば、貴重な人材となりうる。
・就職したい人を支えたい人は、キャリアカウンセラー、キャリアコンサルタント。FPの資格があれば、より効果的に支援を行える。