自我がない人が、人生を立て直すためのヒント!


自我と聞くと、エゴとかワガママとは自己中心的など、人間のマイナスな思考や性格だというイメージを持っているものですよね。しかし、この自我というのは、人間が人生を送り成功する上では欠かせない大事な要素となります。

人は、仕事を頑張るにはその動機が必要です。例えば、いい生活がしたいとか高級ブランドの洋服を買いたいとか、高い地位の役職に就きたいなどの願望です。これは言い換えれば自我の1つです。また、人に愛されたいとか、好きな人を恋人にしたいというのも自我の1つと言えます。

このような願望や自我の思考がまったくない人は、人生に目標がありませんから生きる気力も必然的に薄れてしまいます。そこで、自我がない人が自我を育てて人生を立て直すためのヒントを6つのポイントに分けてお伝えします。

 

自我がない人が、
人生を立て直すためのヒント!

 

欲求を見つめる

自分には自我がないと感じている人は、自分が好きなものを今一度見つめ直すことによって、自我を芽生えさせるきっかけを作る必要があります。どんなに自我がない人でも、人間には必ず3大欲求というものがあります。例えば、食欲については、強く「○○を食べたい!」と思わなくても「お腹がすいたな」と感じることはありますよね。

この「お腹がすいたな」という気持ちは食べ物を食べてお腹を満たしたいという自我です。また、自我がないと思っていても、些細な事でも実は好きな趣味があったりもします。そんな、些細な自我であってもそれを報酬と考えることでその報酬を得るという目標のもとに人生を立て直すことができます。

 

自分の意志をはっきりさせる

自我が人よりも少ない人にありがちな傾向が、優柔不断な性格です。自我があって自己主張できる人は、選択肢を与えられたときに必ず自分の希望を口にだして発言します。自我がない人は「どうせ自分には大した希望はないから、誰かに決めてもらおう」という思考に陥ってしまいますが、これは訓練をして育む必要があります。

例え、どちらでもいい、なんでもいいと思っても、それでもどちらかと言えばこっちという風に自分の中で選択肢があるときにはなるべく自分の希望を考えるようにするのです。これを繰り返すことで徐々に自我は成長していきます。

 

成功体験を繰り返し経験して喜びを感じる

人間は自我がないと思っていも、何かを達成したい成功させることができた場合には満足感を感じます。そのため、自らやりたいと思ったことでなくても、とにかく成功体験の回数を増やすよう意図的に物事に挑戦することが重要です。

成功体験を繰り返し経験することで「成功すると嬉しい」「人に褒められたい、尊敬されたい」と感じるようになるのです。誰かに褒められることは、人の自尊心を高める働きがあるのです。

 

家族愛を養う

自我がない人は幼少期に家族と過ごした時間が少なかったり、両親の顔色を窺って育ったという人が多くいます。このような人は、家族という本来無償の愛を注いでくれる人からそれを受けてこなかった、もしくは、感じることがなかったために自分自身も愛情を感じにくく、自我という欲求の感情も薄れてしまった可能性があります。

そこで、年齢を問わず、自我がないと自覚した人は、なるべく家族と過ごす時間を増やすようにすることが、自我を養うために有効です。家族と夕食を食べたり、会話をすることで、家族の愛情を感じ、徐々に自分の感情も豊かにするのです。

 

人とのネットワークを持つ

自我がない人は、自分が人から良く思われたいとか、自分がコミュニティの中でいい立場に立っていたいなどの欲望も薄い傾向にあります。そのため、あえて団体の中に身を置かないとか、集団に参加しないことを選択してしまいがちですが、まずは、コミュニティに参加することから始めることが大切です。

コミュニティに参加して、人と触れ合うことによって徐々に「この人からは好かれたい」「この人とは交流を持ちたい」という小さな自我が芽生えてきます。その自我を満たすために、人は人生を送ることで欠かせないコミュニケーション能力を養うのです。

 

大切な存在を作る

人とのコミュニティに参加して自分が居たいと思う居場所を見つけることができた人は、さらに強い自我を育てることに挑戦します。それは、恋人や配偶者、子供を持つことです。自分が「一緒にいたい」と思う異性が現れたら、その人への思いをより自我が強いものに変えていくのです。

「ずっと一緒にいたい」「一緒に住みたい」「結婚したい」という風に段階的に強めることで、人生設計をするための自我にまで成長していきます。

 

如何でしたでしょうか。

自分は自我がないから、仕事も恋人づくりも友達作りも何もかもやる気がでないと感じている人は、現代社会に増えています。戦後、生きるだけでも精一杯だった時代は、「生きる」「ものを食べる」という人間の最低限の生命の営みを送るために必死で自我が強い傾向にありました。

一方、ものが豊かで苦労をしなくてもある程度のレベルの生活を送ることができる現代ではハングリー精神を持った自我が強い人がどんどん少なくなっています。しかし、自我を持つことは悪いことでも卑しいことでもありません。自我は人生の活力や原動力となるのです。

どうしても自我が育たないという人は、今回解説した6つのポイントを実践して、自分の小さな自我を地道に育てていくよう努力が必要なのです。

 

まとめ

人生における自我を育てる方法

・自分が好きなものを見つめ直しそれを報酬と考える
・何かを選択する時はなるべく自分の意志で選ぶ
・成功体験を繰り返し経験して喜びを感じる
・家族と接する機会や時間を増やして愛情を感じる
・友達などのネットワークに参加して人間関係を築く
・恋人や子供など自分にとって大切な存在を作る


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