人から好きだと告げられたら、内心では悪い気はしないものです。そのときは多少とも頬の筋肉がゆるんで少し笑顔になっているかもしれません。そのうれしさの波動は直ぐにあたりの空気をやわらげる働きをしてくれます。
ところが往々にして周りの人との関係がぎくしゃくしている時は、藁にもすがる思いでそっと救いの手を差し伸べてくれるのを待っているものです。ここでは職場の人間関係がよい兆しに向かうキッカケとなる言葉を、7つほど取り上げてみました。この言葉があなたの窮地を救う手助けになることを願っています。
職場の人間関係が良くないときに
変化をもたらす7つの言葉
すべての出会いに感謝しましょう
職場の人間関係はちょっとしたキッカケで良くも悪くもなるものです。相性が合わないという人はいるものです。苦手意識は自分の態度に表れてしまうものです。人との出会いは偶然のようですが、そこには必然の要素があった筈です。自分が苦手と思っている人でも、必ず気づきや学びを得ることができます。
サラリーを頂いている身では嫌いと言って避け続けることも出来ません。むしろ積極的に相手の良いところを探して自分なりに認めてしまうことです。そうすると随分と気持ちが楽になります。苦手な人と上手くやって行ければ、運は向こうからやって来るものです。
人づきあいは約束を守ることから始まります
あなたは約束を破ったことがありますか。職場の人間関係を悪くするのは、ひとえにあなたの態度が原因かもしれません。時間にルーズであったり、仕事をキャンセルしてしまったり、なれなれしい態度や皆と馴染めないことなどが根本にあって、言ってみれば形を変えた何らかの約束を破っているようなものです。
職場には大勢の人が真剣な態度で働いています。約束を守る習慣は人づきあいの基本です。約束をしっかりと守る習慣を身に着けていかないと、人とのコミュニケーションはとれなくなってしまいます。
プラスの言葉を使ってみましょう
困難に直面した時は、自分の良心に問いかけてみます。どうしてそうなったのか冷静に分析してみます。そして、自分が原因を作っていると思われたら謙虚にそれを受け入れることです。どうしても自分一人では乗り切れないと判断したら、なりふり構わずに周囲の者の手にすがる勇気を持つことです。
そして、困難な状況を乗り越えられると一段と逞しくなるものです。ここで更にプラス志向になる言葉を使えるようにチャレンジしてみます。その言葉は「うまいですね」など相手の人の気持ちをよいほうに高めていく作用があります。そうすることでその感情が自分にも跳ね返ってきます。
自分の想いは相手から返ってくるのです
私たちはひとりでは生きてはいけません。職場のように大勢の人がいる場では、ひとりで抱え込んで頑張るよりも、分かちあう心があれば随分と仕事はやり易くなるものです。助けあうと何倍もの幸せが生み出されてきます。人づきあいはプラス思考で対処していくと、よい結果を呼び込んでくれます。
そのためには怒らない、妬まない、憎まないなどの自分としての心構えを、しっかりと持つことがポイントになってきます。そして、近くの人や同僚を大切に扱うことも大事なことです。そうする気配りは、鏡に映すように相手からも大切に扱われるようになってくるものです。
誰に対しても謙虚に接することです
私たちは自然界の中で生活しています。「自然の理」に適うように、焦らない気持ちや、無理をしないように肩の力を抜くようにする習慣を会得して、謙虚な態度で物事に接すると、無用な人との摩擦を引き起こさないものです。
謙虚さを身に着けたら、どのような人に対しても態度を改めてはいけません。あるがままの自然体でいると物事は順調に流れていきます。そして、誰からも何かしらを学ぼうとする積極姿勢を持つことと、いつでも謙虚な態度を維持して行くようにすることがポイントになります。
人を育てるのは励ましと賞賛なのです
職場の人間関係は難しいものです。相手が嫌なことをすると批判します。するとお互いの感情にしこりが残ろます。そこで関係を悪くしないために相手の人を励ます言葉をかけたり、ほめることなどに着眼した言葉をかけていきます。そのように発想を転換する気配りを見せることで、目的は十分に達成できます。
ただ単にポジティブな声掛けをしていくことで、相手の人の気持ちは高められていって人との関係は潤ってきます。そして、そのよくなった感情は自分にも跳ね返ってくるのです。そのことは人を育てることにも繋がっていて、さらに自分も成長して行くことができるのです。
変化していくことは正しい進むべき方向です
世の中は未来に向かって進歩しています。たとえよくないことが起こっても変化を繰り返しながら、よい方向へ進化します。変化することは必然です。人もその変化を受け入れて成長して行きます。よいことは積極的に取り入れてそれを吸収して行きましよう。
そして、悪いと思われていたことはためらわずに手放していきます。手放すことで一歩前に進んだことになります。それは変化を味方に付けたことになり身軽な気持ちになって、新しいことを受け入れて行くことが出来るようになるからです。
いかがでしたか。職場の人間関係は確かに難しいものです。あなたもお分りのように自分の気持ちも体調などによって、かなり左右されるものです。自分もそうなのですから、相手の人も同じような想いを抱いています。言ってみればちょっとしたつまらないことが、その原因になっている場合もいくつかはある筈です。
いずれにしてもあなたが目下である場合は、謙虚になってひたすら詫びを入れることが、解決の糸口になります。その時は死んだつもりになってひたすら謝ることです。そして、二度と同じ過ちは繰り返さないことがキーポイントになります。
まとめ
職場の人間関係が良くないときに変化をもたらす7つの言葉
・すべての出会いに感謝しましょう
・人づきあいは約束を守ることから始まります
・プラスの言葉を使ってみましょう
・自分の想いは相手から返ってくるのです
・誰に対しても謙虚に接することです
・人を育てるのは励ましと賞賛なのです
・変化していくことは正しい進むべき方向です