長い会社人生、あなたの運と収入を決めるのは直属の上司との相性かもしれませんが、会社で円満に過ごすためには同僚との円満な人間関係が重要です。もし同僚が自分の嫌いなタイプでも、仕事でチームを組む相手になるかもしれませんから、仲良くしておいて損はありません。自分の仕事とは関係なくても、社内の情報を“同僚のよしみ”であなたに教えてくれるかも。
会社の同僚とは、なるべく仲良くしておいて損はありませんよね。しかし仲が良くなりすぎるのも考えもの。狭い社内ですから、あまりプライベートをさらけ出す関係も良くありません。同僚の中には性格の良い人も悪い人もいるはずです。あなたの知られたくない秘密を、こっそり陰で言いふらす様な人だっているはずです。
同僚と付き合うにはコツがあります。今回は、同僚との人間関係をスムーズにする、賢い処世術をご紹介しましょう。
同僚との人間関係をスムーズにする、
賢い処世術教えます☆
相手の長所に注目しよう
気の合わない同僚と、この先ずっと一緒に仕事をしていかなければならないかも…。そう思うと会社に行きたくなくなりますよね。気に入らない同僚と上手くやっていくには、よく観察して相手の長所に注目してみるのも方法の1つです。よく観察していると、「あ、意外によく気が付くひとだな」「笑うと意外とかわいいかも」「洋服が決まっててセンスいい」など少しでも魅力的な部分があるかもしれません。
そうはいっても無理は禁物。無理に見つけようと思って、相手のことを見ていると、余計に気に入らない面ばかりが目についてしまうこともあります。ストレスを感じない程度に相手と接するスタンスが大切です。
挨拶は笑顔で先にしよう
挨拶はしっかりと、笑顔でしましょう。笑顔は万能の処世術です。挨拶をする時に、無愛想ではいけません。作り笑いでいいので、笑顔で挨拶をして下さい。もし、相手の目を見て挨拶をしても、相手が無愛想だったりするとこちらがイラッとしてしまいます。
そんな気分にならないためにも、スマイル0円。挨拶は先にした方が勝ち、とポジティブに考えましょう。気に入らない同僚だとしても無視は絶対にいけません。むしろ積極的にこちらから先に挨拶するのです。先手必勝、嫌いな感情も笑顔でいると淘汰されていきます。
上から目線で話さない
「えー、こんな事も分からないの?」
たとえ同僚だとしても、言葉使いには気をつけましょう。ちょっとした態度や言動で、「あの人、ちょっと生意気じゃない?」と噂されるのが職場の怖い所です。私はあなたよりもずっと仕事ができるのよ…。こんな感情は、自然と態度と言葉使いに現れます。目立たず、謙虚な姿勢が会社ではなによりの処世術。あなたが優秀なことは、上司さえ分かってくれればいいのです。
能力をひけらかしたり、仕事の自慢話はNGです。あなたのいない所で、あっという間に悪い評判が社内中に広まってしまうかもしれません。外資系企業のような能力主義と違って、日本の企業はまだまだ和を大切にする精神が残っています。人とうまくやっていけない人間は、出世の査定に響きます。
たとえ相手が同僚だとしても、嫌われる様な発言は控えましょう。
プライベートは少しだけ見せる
べらべらと自分のプライベートを人に喋って、同僚と打ち解けようとする人もいますが、そのやりかたも考えものです。同僚は仕事のチームでもあり、未来のライバルにもなる可能性がある相手です。自分の情報がどんな風に利用されるか分かりません。プライベートは少しだけ見せましょう。
あまりに秘密主義でも仲間内で評判が悪くなります。ほどほど、そこそこの情報を当たり障り無くお互いに知っていれば充分です。同僚はあなたの友人ではありません。仲間、ライバル、チームの1人です。人間関係をスムーズにするにはあまり深い付き合いは逆にマイナスに働きます。本当に良い友人だと思える素敵な人なら別ですが、ただの同僚程度の付き合いの人ならプライベートは少しだけ見せる程度にとどめておきましょう。
悪口には参加しない
絶対あります。同僚の悪口の言い合い、足の引っ張り合い。会社勤めをしている人なら誰でも経験していますよね。悪口は聞いても参加しない。これが大切です。あくまでも中立な立場を保つことが、ゆくゆくはあなたの評判を高めます。信用されるかどうかは、同僚の悪口に参加するかどうかで決まると言っても過言ではありません。
ついつい打ち解けてくるとお互いの上司の悪口を言いたくなります。その場だけの軽い気持ちで言った発言が、ものすごい尾ひれがついて本人の耳に入ってくる事は非常に多いのです。悪口は言いたくても同じ社内の同僚にしてはいけません。会社と全く関係のない友人や家族に聞いてもらいましょう。
相手の真似をする
付き合いの程度は、相手の真似をすると上手く行きます。挨拶程度の人には挨拶だけ。ちょっとランチをする程度ならたまにランチに誘ってみましょう。会社は仕事をする場所です。プライベートな付き合いを深める場所ではありません。あなたが打ち解けたいと思っていても、相手は迷惑に感じるかもしれません。そんな時はミラーリングの手法を使いましょう。相手が行う好意の分だけ自分も返す。やり過ぎたり、少なすぎてもいけません。
これは結構大切です。人間関係は人それぞれ考えが違います。でも相手の態度をみればどんな事を考えているのか分かりますよね。好かれすぎず、嫌われすぎない、そんな距離が一番トラブルにならないのです。
イエス、バット方式で話そう
相手が何か言った時に、
「それは違うんじゃない」
と否定形で話し始める人がいますが、それは賢いやり方ではありません。会社の人間関係で一番トラブルを招くのが「話し方」なのです。同僚にも、上司にも、話し方はイエス、バット方式で話しましょう。イエス、バット方式とは、最初に相手の意見を「そうだね」と受容する話し方です。
「そうだね、そのとおりだと思うよ。でもこういう方法も考えられないかな」
といったん、相手を受容しましょう。相手は受け入れられないと傷つきます。この話し方だと会話もスムーズに運ぶのでおすすめです。
いかがですか。あなたが一番悩んでいた問題が解決されたのではないでしょうか。同僚との人間関係は、人それぞれ違います。家族の様に大切に付き合う人もいますし、ドライに割り切って付き合う人もいます。自分が勤めている会社の社風によって、付き合い方も変わるかもしれません。どちらにしても、同僚とはあまり波風立てずに付き合いたい相手ですよね。どんな人に対しても、人に嫌われない言葉使いや態度は社会人として最低限のマナーです。
同僚だと言って馴れ馴れしくしすぎるのもNG。礼儀を忘れてはいけません。会社で同僚はライバル関係。あなたよりも出世する可能性だってあります。どんな風に人間関係が変わるか分からないのです。同僚とは、賢く、スマートに付き合いましょう。けじめをつけてほどほどな関係を維持する事、それが賢い処世術です。
まとめ
同僚との人間関係をスムーズにする、賢い処世術教えます☆・相手の長所に目を向けましょう
・笑顔の挨拶は鉄板のマナーです
・えらぶった態度に気をつけましょう
・ちょっとだけ親密な会話をしましょう
・悪口は言わないほうが無難です
・相手の出方を観察しましょう
・まず相手を受け止めましょうこれができればどんな人ともうまく行きます。