ストレス性胃炎と上手に付合う為に知っておきべき7つの事

ストレス性胃炎と上手に付合う為に知っておきべき7つの事

あなたは、最近、胃や腸に痛みを感じたことはありますか。少しでも思い当たる場合、もしかしたらあなたはストレス性胃炎になっているかもしれません。

そもそも「ストレス性胃炎」とは何なのかイマイチ分からない方は多いと思いますので、説明しますね。ストレス性胃炎とは、内視鏡で検査しても異常が見つからないのに、胃や腸に違和感や痛みなど症状がある病態のことです。

なぜ異常が見当たらないのに、胃や腸が苦しむのでしょうか。それは、心と体はつながっており、胃腸はストレスによって最も影響を受ける臓器だからなのです。驚くことに、日本人の4人に1人がストレス性胃炎になっている可能性が高いと言われています。あなたも例外ではありません。

ストレス性胃炎になるとどんな症状が出るかといいますと、「吐き気」「ムカムカする」「痛み」「胸焼け」「食欲不振」「不眠」「食後のもたれ」「みぞおちの痛みや灼熱感」などがあります。

もしあなたがこのような症状が出るのであれば、早急に対応すべきですし、今大丈夫であっても、ストレスが多い現代社会ではいつなってもおかしくありません。

ストレスとうまく付き合って行く為に今回は、あなたに「ストレス性胃炎と上手に付き合う為に知っておくべき7つの事」をお伝え致します。

 


ストレス性胃炎と上手に付き合う為に
知っておくべき7つの事

 

十分な睡眠をとろう

睡眠を十分にとらないのは、ストレスの極みです。睡眠というのは、体の充電です。携帯電話でも何でもよいのですが、電気機器で充電せずに使い続けられるものはないですよね。使い続けてしまったら、機能しなくなる時が必ず来ます。

人間の体も同じです。昼間働いていたら体の機能を充電するのが睡眠の役割です。もし睡眠が少なかったり、とらなかったりすると、電気機器と同じように、機能不全になります。「睡眠=充電」これはしっかり覚えておいてほしいと思います。

体も一日中ずっと働いていたら、疲れてしまいます。胃や腸も同じです。昼間働いてくれたことに感謝し、しっかり休ませてあげましょう。

 

腹八分にしよう

あなたは昼食、夕食にどれくらいの量を食べているでしょうか。もしかして、お腹がぽっこり膨らむぐらい、食べてしまってはいないでしょうか。実は大量に食べることもストレス性胃炎の原因になってしまいます。

なぜならば、大量に食べるということは、その分だけ胃や腸が食べ物を消化するために働かなければいけない状態になってしまうからです。

「今日、昨日より2倍の仕事をやっておいて」と上司に言われたら、働く時間が長くなり、ストレスがかかりますよね。それと同じように、大量に食べることは、胃や腸に大量の仕事を任せる事になるのです。

負担ですよね。その負担が毎日続くと、胃や腸は過労死してしまいます。つまりストレス性胃炎になってしまうのです。

胃や腸は毎日あなたのために働いてくれています。そのことをしっかり自覚し、あまり無理な仕事をお願いして、負担をかけないよう、食べるときは腹八分にしておきましょう。

 

消化の良い食べ物を時間をかけて食べよう

その2に関連しているのですが、消化についてです。その2では、食べる量をあまり多くしない事で、胃や腸への負担を減らすことをお伝えしました。その3では、どんな食べ物を食べるべきかについてお話し致します。

胃や腸が負担だと感じるのは、大量に食べる事ともう一つ、消化に時間がかかる食べ物を食べることです。消化に時間がかかるということは、消化し終えるまで、ずっと働き続けなければいけないことを意味します。

同じ量の食べ物だったとしても、消化の良い食べ物の方が負担が軽くなります。ではどんな物が消化に悪い物なのか。それは、ずばり油っこいうものです。逆に消化に良い物は、野菜や果物です。

ただずっと野菜や果物を食べていても飽きてしまいますし、栄養のことを考えると、お肉や魚を食べる事も重要です。

ただ、できるだけ消化の良い食べ物を食べる量を多くしましょう。胃や腸も人間と同じように、なるべく早めに仕事を終えたいと感じているはずです。

長時間労働はさせないためにも、消化の良い物を意識的にとるようにしましょう。

 

一日のうちリフレッシュする時間をとろう

あなたは気分転換となるような趣味を持っていますか。趣味ではなくてもよいのですが、こんなことをしているとき、リラックスする、気分が良くなる、気持ちいいと感じるものは誰しも持っているのではないかと思います。

もし無いのであれば、色んなことをやってみて、気分転換となるものを探しましょう。気分がスッキリするものであれば、何でも良いのです。読書、映画、アニメ、友達と話す、運動・・・色々あると思いますが、気分が良くなるものを一日のどこかで取り入れてほしいと思います。

人間は一日の中で必ずストレスを受けています。そのストレスが長時間続くと、ストレス性胃炎になってしまいます。ストレス性胃炎になるのを防ぐためにも、少しでもストレスを軽減するために、気分転換が必要なのです。

会社の新卒の面接官は、「趣味は?気分転換するために何をしていますか?」という質問をよくします。

この質問は、あなたがどんな人間かを知るためだけのものではなく、ストレスを受けても解消する術をもっているかどうかを知るためでもあるのです。あなたがリフレッシュするものを一日の中に取り入れて、ストレスとうまく付き合う生活にしましょう。

 

常温の水分をよくとろう

人間の体の約7割は水で出来ていると言われています。水分によって生かされていると言っても過言ではないでしょう。栄養を取り入れるためにも、血液を体中に循環させるためにも、廃棄物を外に出すのも、全て水が必要です。

その水分が不足すると、全ての機能の働きが鈍くなり、強いストレスを受けることになります。例えば、食べ物を消化するためにも水分が欠かせません。

その水分が不足すると、消化するのに通常の何倍ものの時間をかけなくてはいけなくなります。胃や腸はかなりの時間働き続けなくてはいけなくなってしまい、強いストレスを受けることになります。その結果、必然的にストレス性胃炎になります。

あなたは一日どれくらい水分をとっているでしょうか。理想は1日2リットルの常温の水分をとることです。水分に関しては、取りすぎて悪いということはありません。とりすぎると、トイレが近くなってしまいますが特に問題はありません。

胃や腸の能力を十分に発揮させるためにも、できるだけ一日2リットルの水分をとるようにしましょう。

 

簡単な運動をしよう

ストレス解消にとても効果的なのが運動です。なぜ運動が効果的なのかといいますと、運動をすることで血液の循環がよくなります。血液の循環が良くなると、体にたまっていた不要な物が外に出やすくなるのです。

不要な物が体にたまっていることは、体にとってストレスです。ごみが沢山溜まっている部屋の中にいて、あなたは気分がよいでしょうか。

おそらく気分が害されるし、ストレスがたまるでしょう。それと同じように不要な物が溜まっている状態は、体にとってストレスです。

その不要な物を外に出してくるのが、運動です。運動と言っても、激しい運動を毎日する必要はありません。ウォーキングなどの簡単な運動でも大丈夫です。1日10分程度でも大丈夫です。運動を取り入れて、体の中に溜まっているごみを外に出しましょう。

 

たまには遊んでみよう

あなたは仕事中毒になってしませんか。別に仕事中毒が悪いわけではないのですが、たまには遊びましょう。

たとえ仕事が好きで長時間働いたとしても、仕事とは問題解決であり、問題がある、つまり分からないことにぶつかるということは、その分無意識にストレスを受けていることになるのです。一週間のうち1日ぐらいは、仕事とは離れて、家族と旅行、一人旅、スポーツ観戦などで羽を伸ばすことも大切です。

ストレス性胃炎になってしまっている人の多くは長時間労働によるものです。もしあなたが仕事大好き人間だったとしても、遊びでストレスとのバランスをとることも、仕事の一つだと思いませんか。

 

如何でしたでしょうか。今回の『ストレス性胃炎と上手に付き合うために知っておくべき7つの事』を意識して、あなたの生活習慣に取り入れていけば、自然とストレス性胃炎と離れていくはずです。

ストレス性胃炎になってしまう原因は、強いストレスです。強いストレスが発生する生活習慣を見直せば、ストレス性胃炎を対処することができます。

もしかしたら、あなたは頭の中で何がストレスの原因なのか分かっているかもしれません。しかし、頭でわかっていても、今の生活習慣を直さない限り、ストレス性胃炎から離れることができません。

強いストレスが発生する主な原因をしっかり自覚し、自分の生活習慣と照らし合わせながら、対策を実行していきましょう。

心と体はつながっています。少しでも疲れを感じたのであれば、今回の記事を思い出し、ひとつでも良いのですので、実践してみて下さい。ストレスが軽減されるだけでなく、明るい人間になりますよ。

 


まとめ


ストレス性胃炎と上手に付合う為に知っておきべき7つの事

・十分な睡眠をとろう
・腹八分にしよう
・消化の良い食べ物を時間をかけて食べよう
・一日のうちリフレッシュする時間をとろう
・常温の水分をよくとろう
・たまには遊んでみよう
・簡単な運動をしよう


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