モチベーションアップしてる時に陥りやすい大きな罠とは

モチベーションアップしてる時に陥りやすい大きな罠とは

何事に取り組むにも、モチベーションは必要です。モチベーションがアップすればするほど、集中力もあがり、成功への近道となるでしょう。

さて、では、そのモチベーション、一体どんな意味かご存知ですか。言葉の意味としては、人が 行動を起こすときの原因、すなわち動機ということですが、実際には一言で言うと「やる気」と言ったらわかりやすいでしょう。

人が行動を起こす際には、必ずと言って良い位、結果があります。その結果のビジョンにいかに近付ける事が出来るのか、それは、モチベーションをどれだけ維持出来るかにかかっていると言っても過言ではないのです。

しかし、モチベーションを保つ、あるいはアップさせる事による弊害もゼロではありません。「モチベーションアップしてる時に陥りやすい大きな罠とは」その様な事について考えてみましょう。

 


モチベーションアップしてる時に
陥りやすい大きな罠とは

 

活動源がお金(経済的成功)の場合

人には《金欲》という物があります。お金のある人生を送る人を成功者と呼ぶ現実があるのです。

その為、「お金持ちになりたい!」「もっと稼ぎたい!」「効率の良い金儲けがしたい!」「楽して金を手に入れたい!」などお金に関わる目標を掲げた時、人はモチベーションを上げて行くのです。

つまり、お金に関する欲望も動機、活動源の1つとなるようです。しかし、そこで注意しなければいけない事があります。

お金が強い活動源になっている場合、昔から「金の亡者」という言葉がある様に、お金に人生を呑まれてしまうこともあるのです。欲にかられて、物の善悪さえ忘れ夢中になり、金儲けのためなら何でもしてしまうという間違ったモチベーションアップの状態になってしまう事です。「お金」とは、そんな恐ろしいものなのです。

振り返ると、頭の中は1日中お金のことばかり考えていたら、自分自身を見つめ直す注意が必要です。

 

活動源が承認欲(社会的成功)の場合

人には《承認欲》とい物があります。周囲の人から羨まれる人生を送りたいと思う心がある物です。

周りの皆から、プライベートでも、社会的でも、様々な場面で「すごい人」と言って欲しいし「良い人」と呼ばれたい、「偉い人」と称賛されたいし、「幸せそうな人」と羨ましがられたい。いわゆる成功者と人から思われたい気持ちがあるものです。

そういった承認欲求が動機、活動源になっている場合もあるのです。そんなケースの注意点は、周囲の人達からの評価を気にするあまり、自分の目標を見失ってしまう事です。

人間は自分のして欲しいことを忠実に遂行してくれる人を評価し、そうでない人のことは、必死で努力し、成果を残したとしても「自己中心的」と批判する傾向にあるものです。その為、承認欲求を活動源にしている場合、そんな勝手な周囲の意向に振り回されてばかりになってしまい、結果的には疲れて果ててしまう事もあるのです。

 

目標設定の罠にハマってしまう場合

何かに目標を設定し、その目標を達成するために頑張るのは、ごく普通の事です。当然ながら、目標が無くゴールが決まっていなければ、頑張ろう!と思う「やる気」など出るはずもありません。

しかし、最初から高い目標に設定するのは、辞めるべきだという意見があります。目標に向けて頑張る事をモチベーションにする場合、目標達成する事のみに囚われてしまい、自分を見失ってしまう恐れがあるからです。

例えば、絶対に成し遂げたい事を目標として設定した場合、プロセスに困難な状態が発生することもあるでしょう。そんな時、ひょっとしたら目標達成できないかもしれないと不安になる事もあるのではないですか。そんな時、モチベーションを維持する事は、とても難しいはずです。

また、結果が自分の想定とは、かなり、かけ離れたものであった場合、目標達成のために上がりきっていたモチベーションが急降下する事はないでしょうか。

 

活動源が闘争心(闘う精神)の場合

人には《闘争心》というものがあります。普段から何かと闘いたいと思っている人ばかりではありませんが、何かにつけて人は他者と比較され生きて行く物です。そして、競う相手、つまり、良きライバルがいる事は人を成長させる良い機会になるものです。

また、モチベーションを持続させるためにも、競う「何か」あるいは「誰か」、つまり、闘う対象や相手がいた方が、緊張感が続き、頑張れると言われているのです。

しかし、そこにも注意は必要です。そんな闘争心をモチベーションにして活動している場合、闘争心を保つ為には敵が必要です。無意識のうちに、常に敵を探し続ける必要があるのです。

それは、人生には、常に敵がい続けることになるので、考えてみれば、少し淋しい事と思いませんか?

 

活動源が《不安》の場合

人を頑張らせるモチベーションの中には、《不安》が動機、活動源になる事もあります。「何もしないでいると不安だから、頑張ろう!」という事ありませんか。何かに夢中になって頑張っていれば、不安を感じなくて済むと思うからです。

しかし、そんな不安を頑張るモチベーションにする場合には、安堵してしまうと力が抜けて、モチベーションを維持できなくなり、頑張る事を辞めてしまいます。

そんな状況を嫌って、敢えて、常に自らを不安な状態に追いやり続け、頑張ってしまう人もいるのです。

 

楽しむ事が出来なくなる

他人の事が気になったり、周囲からの評価に振り回されたり、義務に支配されてしまうとモチベーションを上げるのが、自分の為ではなくなってしまうので、楽しみながら生活する事が出来なくなってしまいます。

時には、敢えて、気持ちを他に向けて、適度な休憩、リラックス状態を作る事が大切です。楽しみながらモチベーションアップし、積極的に取り組める様にしましょう。そうする事で、期待以上の結果が得られるかも知れませんよ。

 

心身共に健康でなければ、無理が生じる

もし、心の病気になり精神的に活動力がなくなっているのに気付かず、今までのモチベーションを維持し続けようと思った時、心身の不調はスタミナ付けてはねのけよう!などと考え、多少の無理を自分に課す人がいます。

しかし、そんな時には、いくら高カロリー&高栄養素の食事を摂っても効果など現れず、元気も出ない、挙句の果てには、思う様に行かない自分に苛立ち、引きこもりや寝たきりになってしまうなんて事も起こりうるのです。

人間の動機、活動源には健康な精神が必要だと言う事です。

 

いかがですか。以上が、「モチベーションアップしてる時に陥りやすい大きな罠とは」です。モチベーションを上げる事ばかりに囚われて、自分の限界を忘れ、つい無理をしてしまったり、必死に頑張ったにも関わらず思い描いた結果を出す事が出来ず、自分を責めてしまったのでは、何もなりません。

物事は、結果ありきではなく、その過程、プロセスにどれほど頑張って来た自分がいるのか、力を注いできたかが大切なのですから。頑張った自分をほめてあげる事、または、頑張っている周囲の人の努力を称える事が重要だと考えるべきです。

ですから、モチベーション、やる気や士気が上がる事は大事な事ですが、持続する大変さ、苦労も併せてしっかりと理解する事が、とても大切な事なのです。

 


まとめ


モチベーションアップしてる時に陥りやすい大きな罠とは

・活動源がお金(経済的成功)の場合
・活動源が承認欲(社会的成功)の場合
・目標設定の罠にハマってしまう場合
・活動源が闘争心(闘う精神)の場合
・活動源が《不安》の場合
・楽しむ事が出来なくなる
・心身共に健康でなければ、無理が生じる


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