もっとポジティブになれたら、と思うこと、ないですか?毎日、前向きに生きていたい、だれもが思うことですが、現実の生活には失敗や不満がつきもの。ポジティブを維持するのは簡単ではありませんよね。周りを見ると、ほかの人はみんな上手くいっているようにみえるのが曲者。自分だけが何をやっても上手くいかないように思えるときは、どうしてもクヨクヨ、うじうじ考えてしまいがちです。
そんなとき、頭を上に向ける手助けをしてくれるのが、先人たちの名言です。偉大な人物として歴史に残っているような人々でも、現実の生活では多くの失敗をしています。人生の先輩たちは失敗の先輩たちでもあるんです。
初めから、堂々と前向きに生きていたようにみえる人生の達人たちでも、クヨクヨやうじうじを経験し、それを乗り越えて成功を手にしました。ということで、今回は人生の先輩たちが残したポジティブになれる名言をご紹介していきます!
ポジティブになれる名言でイキイキ!
癒しの7つの言葉☆
「どうせ死ぬんだから、せめて生きている間は楽をしよう、という考えは僕の場合逆でさ、どうせ死ぬとき楽になるんだから生きている間はとことん辛く生きよう、というのが僕の考え」
まずは、ビートたけし(北野武)の言葉から。お笑い芸人としてスタートしたたけしさんですが、語録をみると、大変努力家なのが分かります。辛いことがあったとき、思い出したい言葉ですね。
「鳥のように自由に空を飛びたいというのは勝手だけど、鳥が飛ぶ為に何万回翼を動かしているかよく見てごらん」 というのもたけしさんの言葉。成功するには、満足を得るためには、泥にまみれる努力があるんだよ、という優しい声が聞こえてきますね。
「もしも、この世が喜びばかりなら、人は決して勇気と忍耐を学ばないでしょう」
これは三重苦を背負いながら教育者として活動したヘレン・ケラーの言葉です。つらいことがあるからこそ、人は勇気と忍耐を学び、成長することができる。そう考えると、痛い思いも、つらい経験も、恥ずかしい思いも、「レッスン」と考えることができるようになります。一般人の想像を超えるようなレッスンを経たであろうヘレン・ケラー女史の言葉だけに、心にしみますね。
「どんなささやかな成功も、他人の目には触れない挫折や苦難の道を経ているもの」
こちらはそのヘレン・ケラーの家庭教師だったアン・サリバン女史の言葉です。挫折や苦難の道を通らずにはどんなささやかな成功にもたどり着かない、貧しい幼少期を過ごし、ヘレンの教育にかけたサリバン先生らしい名言ですね。
挫折を味わっている最中は、自分だけが周りから取り残されていくような孤独を覚えるものです。なぜ自分だけこんなに不幸なのかとか、なぜ自分ばっかりこんな苦労をしなければならないのか、と思い悩むこともあると思います。そんなときは、サリバン先生の言葉を思い出してください。
「人生は決して後戻りできません。進めるのは前だけです。人生は一方通行なのですよ」
これはミステリーの女王アガサ・クリスティーの言葉です。クリスティーはウィットに富んだ名言をたくさん残していますが、この言葉もポジティブ思考でありながら、くすっと微笑んでしまいますね。人生は一方通行とは言いえて妙だと思いませんか?
確認のために後ろを見るのは大切なことですが、戻ることはできないし、ずっと止まっていることも後から来る車に迷惑です。進めるのは前だけ。そう思って一歩踏み出せると良いですね。
「病気はたしかに生活上の挫折であり失敗である。しかしそれは必ずしも人生上の挫折とは言えないのだ」
これは作家遠藤周作の言葉です。体に不調のある時、病にとらわれたとき、人はどうしても後ろ向きになってしまいます。もっとああしておけばよかった、こうしておけばよかったと過ぎたことばかりクヨクヨして、今とこの先をポジティブに考えるという発想にはなかなかなれません。
ですが、病を得てこれまで通りに生活できなくなることは決して人生そのものの挫折とは言えない、考え方次第でどんどん前に進んでいくことはできる。狐裡庵先生の異名を持ち、巧妙なエッセイストとしても有名だった遠藤ですが、敬虔なクリスチャンでもありました。この言葉も、人生の使い方を考えさせてくれる名言といえるでしょう。
「自分は身体が不自由だけれども、不幸ではありません」
こちらも、体の不調で挫折を余儀なくされたときに思い出したい名言です。「五体不満足」で知られる作家で教育者の乙武洋匡さんの有名なセリフですが、乙武さんの強さと明るさは知性と行動に裏打ちされたものですね。
彼の行動力が、彼の言葉に厚みを与えています。不自由があってもとどまらず、前に進み続ける乙武さんの言葉だけに、短い言葉が大きく心に響きます。からだが思い通りに動かないとなかなかポジティブに離れないものですが、そういうときはこの言葉とともに、乙武さんの強い笑顔を思い出してみてください。
「飢えていろ、バカでいろ」
最後は、先年亡くなったアップルの顔スティーブ・ジョブズの言葉。「飢えていろ、バカでいろ」。原語だと、Stay hungry, stay foolishです。飢餓感を持っていろ、知ったつもりになるなという厳しい教訓が含まれているこの言葉は、ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で残したものといわれていますが、今もよく引用されています。
飢餓感がなければ美味しいものを食べたいという強い気持ちはわきません。バカだからこそ、もっと悧巧になりたい、色んなことを知りたい、という意欲がわくものです。中途半端に満足した小金持ち、小利口な器用貧乏になるくらいなら、飢えていろ、バカでいろ、という言葉、一大事業をなしとげたジョブズの言葉だけに重みがありますね。
ポジティブになろう、ポジティブになろうと思っても、一度くじけた心はなかなか上を向いてくれないものですよね。人目を気にして無理にから元気を出してみても、一人になると急にしおれてしまったり。でもそれは、人間なら当たり前のことです。
真剣に生きていれば、くじけることもあるのは当然のこと。それに気付かせてくれるのが、こうした人生の達人たちの名言です。あんな偉大な人たちでも、立ち上がるために膨大な苦労と努力をしているんです。
なかなか気持ちが前向きにならないとき、つらい経験から抜け出せないときのために、心を上向きにし、ポジティブにしてくれる彼らの名言を心に刻んでおいてください。胸を打つ先達の言葉は、必要な時に、そっと貴方の前に現れて励ましてくれるはずですよ。
まとめ
ポジティブになれる名言でイキイキ!癒しの7つの言葉☆
・「どうせ死ぬんだから、せめて生きている間は楽をしよう、という考えは僕の場合逆でさ、どうせ死ぬとき楽になるんだから生きている間はとことん辛く生きよう、というのが僕の考え」
・「もしも、この世が喜びばかりなら、人は決して勇気と忍耐を学ばないでしょう」
・「どんなささやかな成功も、他人の目には触れない挫折や苦難の道を、経ているものなの」
・「人生は、決して後戻りできません。進めるのは前だけです。人生は、一方通行なのですよ」
・「病気はたしかに生活上の挫折であり失敗である。しかしそれは必ずしも人生上の挫折とは言えないのだ」
・「自分は身体が不自由だけれども、不幸ではありません」
・「飢えていろ、バカでいろ」