個性心理学という言葉を聞いた事がなくても、動物占いなら知っているという人はいるかも知れません。個性心理学とは、1997年4月にできた新しい学問の名前です。弦本將裕という人が、世界で初めて人間の個性を12匹の動物キャラクターに当てはめ、更にそれを60種類のキャラクターに細分化させることで、誰にでもわかるイメージ心理学として体系化しました。
統計学の『ヒトを動かす力』に目を向け8640万通りのデータベースを作成しました。大きく分けて3分類、更に詳しく6分類から12分類、60分類、バイオリズム、適正、能力相性と分類されます。そこから○年○月○日生まれのヒトは「○○の行動パターンのヒトが多い」「○○の思考のヒトが多い」「○○の意思決定のヒトが多い」という情報を得てきたのです。
個性心理學研究所という研究所の所長になった弦本氏は、「四柱推命」と「宿曜経」を元にこの考えを生み出したそうです。今回は、個性心理学とは?初めてでもよくわかる意味と診断方法をご紹介します。
個性心理学とは?
初めてでもよくわかる意味と診断方法
個性心理学の考えかた
易経や四柱推命では、陰陽五行説をベースとした十干十二支が基本となっています。この10と12の最小公倍数が60ですね。個性心理學では、まずこの12分類に着目し、イメージ心理学の手法を取り入れて動物キャラクターを当てはめる所からスタートしました。さらに運気を勘案した60キャラクターを考案しました。
個性的で分かりやすい動物と人間の性格をイメージで結びつけ、現代版「四柱推命動物バージョン」として完成したのがこの個性心理学です。もとのベースは易経や四柱推命ですから、その的中率が高いのはいうまでもありません。そしてこの考えを現代風に『動物キャラナビ』、動物占いと呼んでいます。
動物キャラナビのやりかた
「個性心理學」は生年月日をもとに、その人の本質や運勢を明らかにする占いです。
4000年も前に生まれた中国の四柱推命をベースにして心理学の要素を加え、 自分の生年月日から12種類の動物に分類します。
それを1キャラクターにつき4~6種類に分け、更に細かく60種類もの性格に分類する占いが個性心理学です。細かくタイプ分けするので驚くほど当たると評判です。
個性心理学での基本の3分類
個性心理学では、人間関係を大きく分けると「MOON」「EARTH」「SUN」の3つのグループに分類することができます。 それぞれのグループの考え方や特長を把握することで、対人関係をうまく運ぶことができるようになり、 人間関係を円滑にすることができます。
・「MOON」:いわゆるいい人、と言われる人たちです。黒豹、ひつじ、こじか、たぬきがこのチームに属しています。この中でも満月グループの黒豹とひつじは立場やメンツにこだわる性格で人に影響を与えたいと思っている人。新月グループのこじか、たぬきは目立たないが存在感があり、自分の出番を待つ性格です。
・「EARTH」:しっかりものの人たちの集まりです。動物ならオオカミ、猿、トラ、コアラがこのグループに属しています。自分のペースで生きて行きたい自由人です。結果、数字、お金を大切にする現実主義者ですが、自分が納得しないことはやりません。時間に正確、努力家で無理をする傾向があります。
・「SUN」:天才とよばれる変わった人たちの集まりです。動物ならチータ、ライオン、ゾウ、ペガサスがこのグループに属しています。世界に通用するインターナショナルな成功者をめざし、感性で生きて行くタイプです。枠にはめられるのを嫌い、自由に行動する事を好みます。気分にムラがあり、長い話や理論的な話が苦手です。
個性心理学での12種類の動物の性格
黒豹、ひつじ、こじか、たぬきの性格
相手によって出方を変える性格です。人に振り回されたり競争やケンカはしたくない温厚なタイプが多いでしょう。人柄・品質を重視し、自分も人間的かつ常識人でありたい、人柄の良い人と言われたい、と他人の目線を気にします。信用を築く行動や独創的な創造力、技術を活かして相手に満足を考えるのが得意です。使命感が必要な仕事が向いています。安全性や本質、原理原則を大切にする性格です。
オオカミ、猿、トラ、コアラの性格
地に足がついた堅実な性格です。常に現実的・等身大に行動します。自分のペースで頑張りたい、コストパフォーマンスなどを重視しますが、反面好きな時に好きな事を好きなだけしたいというマイペース人間です。他人との競争や体をフルに使った行動が得意で、サービス精神も旺盛です。やりがいのある仕事に向いています。チャンスを大切にする性格です。
チータ、ライオン、ゾウ、ペガサスの性格
いつも光輝く成功者になる方法を模索している行動派です。ステータス性を重視、なんでもトライしていきたい、スゴイ人と言われたいと常に人目を引きたいと考えています。今すぐ的な行動、権威や権力の行使に走る傾向があります。自分の安泰、心が安心できる環境が必要な甘えん坊の面も持っています。
個性心理学での未来展望型と過去回想型
個性心理学ではこの12の動物を半分に分類し、性格が前向きでプラス思考の未来展望型と慎重な過去回想型に分けます。ペガサス、こじか、オオカミ、猿、チータ、黒ヒョウが未来展望型で、ヒツジ、ゾウ、コアラ、たぬき、トラ、ライオンが過去回想型です。
いかがですか。個性心理学は易経や四柱推命、陰陽五行説を優しくわかりやすく動物にたとえることで、人の性格や行動を表現し、人間関係を円滑にするサポートをしてくれます。
生活環境によって物の見かたはそれぞれですが、12分類は「生まれながらにして持つ性格」を捉えたものです。趣味趣向や購入決定・意志決定のパターン、ニーズなどに合わせてキーワード化されています。それによりこれまで理解しにくかった、 ヒトが持つ「プライオリティ基準」から「意思決定」までを見いだすことができます。エ ルンストン・クレッチマーの性格分類と生年月日による性格分類を掛け合わせて生まれたこの個性心理学。
自分を知り、他人を知れば、対人関係がスムーズに運びますよね。生年月日だけで自分がどの動物でどんな性格がすぐに分かります。とても当たると評判です。是非やってみて下さいね。
まとめ
個性心理学とは?初めてでもよくわかる意味と診断方法・個性心理学の考えかた
・動物キャラナビのやりかた
・基本の3分類
・12種類の動物の性格
・未来展望型と過去回想型