最近の結婚式では、ウェルカムスピーチを新郎(新婦または二人)でするプログラムが組み込まれています。
これは時代を反映したもので、一生に一度の結婚式を思いで深いものにしたいと言う新郎新婦の思いと、結婚式場の思惑が融合され、より目新しくて素敵な結婚式をアプローチしたものです。
従来にはなかった主催者側を代表して列席のお礼を述べます。それを披露宴で最初に述べて、挙式の報告、新婦の紹介、日頃の感謝のお礼をゲストに伝えます。
ここでは飽きさせないウェルカムスピーチを作るためのテクニックをあなたと共にみていきたいと思います。
飽きさせないウェルカムスピーチを作るための
7つのテク
嬉しさを表してゲストに語りかけよう
新郎が語るウェルカムスピーチは、ときとしてありふれた内容に偏りがちになってしまいます。そうなるとゲストたちは幾分飽きてきて、お義理の振る舞いを見せたりします。
それを回避するためには、新郎の生き生きとした表情による語りかけが重要なポイントになります。
新郎は好きな女性をゲットできた幸せを全身からあふれさせ、笑顔はもちろんのこと、その嬉しさを表すしぐさのボディランゲージをしてみせたりして、ウェルカムスピーチを語ります。
テーマは身近のできごとや親しみやすい話にしよう
ウェルカムスピーチのテーマを選ぶときは、新郎新婦のセンスの良し悪しが問われることになります。スピーチのテーマは新郎新婦の身近に起こったできごとや親しみやすい話がゲストの共感を得られます。
スピーチでは、語りかけの声や声の強弱や緩急や抑揚などをつけて、落ちついて真実味がにじみ出るようにします。そうするとゲストはその話に引き込まれていきます。
どうしても伝えておきたいことはきちんと伝えよう
スピーチは一分から二分ほどの時間内に、わかりやすく伝えます。そのためにスピーチの内容も制約されたものになります。スピーチは決められた時間内に収めないと、どんなにいい話しであってもゲストに飽きられてしまいます。
披露宴の飾りつけや出し物などで何かとお世話になった人たちに、どうしても感謝の言葉を伝えたいのなら、ウェルカムスピーチの中でその思いを込めて、その人の固有名詞をあげてお礼の言葉を伝えます。
ウェルカムスピーチはスピーチ原稿を覚えて話そう
ウェルカムスピーチは披露宴の開会を告げます。メモに頼らずに語り始めます。導入部にはじまって、本日のという主題のテーマを伝え、そして、よろしくお願いしますという結びの言葉で終わります。
スピーチ内容は一分300文字で原稿に書き出して、声に出して練習します。本番では暗記したスピーチ原稿を基に話します。ここ一番の勇気をもってあなたの生の声でウェルカムスピーチをはじめます。
つっかえても心配はいりません。そのほうがかえって臨場感が出てきて、あなたの真剣さがゲストに届くからよい効果をもたらしてくれます。
その場にいるような臨場感を起こさせるような話し方をしよう
ウェルカムスピーチは新郎新婦の伝えたいテーマをゲストに届けることにあります。そのためにはテーマとなる内容は、その場にいるような臨場感を起こさせるような描写にする必要があります。
たとえばレストランウエデイングでは、会場となる場所の雰囲気を語ったり、メニューの香ばしい薫りを語ったりするとよりリアルにゲストの想像力を刺激します。
そして、はやくその瞬間を味わってみたいという期待感を抱かせて、退屈なときを過ごすこともありません。
体調管理を万全にしよう
愛し合って結婚する二人は幸せの絶頂にあります。そして、これからまさに披露宴を迎えてウェルカムスピーチを予定している新郎にとっても、緊張感はピークに達しています。
幸せいっぱいで喜びが体中からあふれていても、健康面の管理やメンタル面や気力などの体調管理には十分に気を使います。
スピーチの当日に十分な体力を蓄えておかないと、どんなハプニングに見舞われるかもしれません。
スピーチの成功は話の上手・下手で決まるのではなくて、新郎のやる気やエネルギーがしっかりと込められていると、ゲストは緊張感をもって聞いてくれます。
前もってゲストに知らせておこう
レストランウェデングやガーデンウェデイングなどユニークなテーマを選択した披露宴では、ゲストに年配者を招いている場合などでは配慮が必要になります。
そこで、最近の個性的な演出スタイルの結婚式について、新郎新婦が選んだ趣旨を披露宴の案内状に前もって記述して理解してもらいます。
それとは別に、そのほかにいくつかのサプライズがあることも文章の中で匂わせておくのも親切なことで、ゲストは披露宴を最後まで楽しんでくれます。
いかがでしたか。ウェルカムスピーチは新郎新婦にとって人生の門出となる第一声をゲストに知らせるものです。そのために二人して入念な準備をして迎える晴舞台となります。
新郎はスピーチを覚えることで大変でしょうが、ここ一番が踏ん張りどころになります。愛する人とこれから連れ添っていくための、いわば関門を通るためのテストを受けるのです。
けれどもこの関門はみなが通過できるのです。さて、飽きさせないウェルカムスピーチを作るためのテクニックを見てきました。それらが新郎新婦のスピーチのお役にたてれば幸いです。
まとめ
飽きさせないウェルカムスピーチを作るための7つのテク・嬉しさを表してゲストに語りかけよう
・テーマは身近のできごとや親しみやすい話にしよう
・どうしても伝えておきたいことはきちんと伝えよう
・ウェルカムスピーチはスピーチ原稿を覚えて話そう
・その場にいるような臨場感を起こさせるような話し方をしよう
・体調管理を万全にしよう
・前もってゲストに知らせておこう