部下をやる気にさせるとっておきの方法とは?!

部下をやる気にさせるとっておきの方法とは?!
会社で部下を持つ立場の人は、どのようにすれば上手に部下をやる気にさせることができるか悩むことでしょう。自分以外の人間にやる気を出させることは、実はとても難しいのです。どんなに自分にやる気があっても、会社での仕事はチームでの連携が大切なのです。

個々のやる気をいかに引き出せるかが、仕事の成功を左右します。そこでつかみどころのない「部下」という種類の立場の人間に、やる気を出させるために有効な方法をお伝えします。

仕事に一途に頑張ってきて、仕事自体には精通していても、人間の教育や指導に関しては、誰もが最初は初心者です。「上司」と「部下」であっても、どのような性質かも定かではない「部下」という名の「他者」を、尊重しつつも叱咤や指導をしていかなくてはならない責任は重大です。

以下の6つの方法を参考に、押しつけではなく「自発力」を育む気持ちで、忍耐強く焦らずに頑張ってください。

 

部下をやる気にさせる
とっておきの方法とは?!

 

部下の仕事を評価する

どんな人間でも、自分の頑張りを尊重してもらえるとやる気が出ます。部下はあなたの手足ではありません。チームとして、あなたが「頭」で部下が「手足」という役割を担う場面も多々ありますが、存在としては会社を支える共同体の一員です。

あなたの方が立場上「上司」であっても、部下という存在を「下」に見てはいけません。部下の仕事を見て、頑張っているところをしっかりと評価していくことで、部下はあなたを「信頼できる上司」と見ます。

公平で信頼できる上司のために、一緒に仕事を頑張っていきたいとやる気を出してくれるのです。

 

会社での部下の立ち位置をはっきりと提示する

会社で部下の立ち位置を、はっきりと提示してあげる必要があります。というのも、誰でも自分の立ち位置は明確に見えませんが、人の立ち位置ははっきりとわかるからです。第3者の視点だからこそ、他人の立ち位置がわかるというものですよね。

部下も、自分の今の立ち位置がわかることで、これから登っていくべき階段の存在を知ることができます。自分の立ち位置を知ることで、やる気を出せる人間もいるのです。

「君は今は○○の立場だが、2~3年頑張れば○○の仕事を任せるようになるだろう」と、近すぎず遠すぎない立ち位置を提示してあげてください。漠然としていても、部下の中で会社での地位をあげていこうという目標ができてやる気も出るはずです。

 

仕事の案件ごとに、目標を明確にもうける

何か一つの仕事をチームで行う時に、チーム全体の目標を常に提示しておくといいですね。チームに加わっている部下も、自分が何をさせられているのかもわからないままに仕事に取り組むよりも、チームの中でこういう立ち位置にいて、全員で目標を目指しているのだと考えることができるからです。

仕事に慣れていない部下に対しては、部下個人の目標と、チーム全体の目標を明確に提示することです。

 

不平不満は部下の気が済むまで聞こう

仕事をしていくうえで、不平不満は必ず出ます。「こういう仕事がしたいのに、自分の思う仕事と違うことばかりさせられる」と文句をいう部下もいるかもしれません。「○○と上手くいかない」と人間関係に悩む人も多いでしょう。

しかし問題は、不平不満をため込んでしまう部下です。そんな部下は当然、仕事への意欲も集中力もなく、けれども疲れやストレスだけは目に見えて蓄積されていくという悪循環の中にいます。はたから見てそんな部下がいるときは、不平不満を吐き出せるはけ口になってあげてください。

上司に甘えられ過ぎても困りますが、気持ちを吐き出すことで楽になる人間もたくさんいます。特に、仕事内容についての不平不満は、聞くだけは全部聞くべきです。聞いた後で「誰でもこうした下積み期間を経験してから、責任ある仕事に就いていくものだ」と叱咤激励するかどうかは、あなた次第です。

 

「褒める」のではなく「評価する」

「褒める」ことで部下を伸ばす。やる気を出させるということを推奨する人はたくさんいます。しかしこれが難しいのです。「おだてる」「部下の機嫌を取る」「部下にゴマをする」と間違った方向へと頑張ってしまう人がいるのです。

簡単な「褒める方法」は、「褒めるべきことがあるときに褒める」ことです。評価に値することについてだけ、しっかりとそれを評価してあげるのです。それだけで十分です。

 

会社という大きな機械の中の歯車の一つであることを認識させる

社会的立場は、大人になってもわからない人がいます。常に、自分は社会の一部であるのだと認識させることで、社会全体はたくさんの「個」の集合体であるというイメージがわくのです。上司であるあなたも、部下である彼らも、同じく会社という一つの大きな存在を動かし続ける歯車の一つなのです。

自分の社会的立場と、社会全体の大きさを漠然とイメージすることができれば、どんなに嫌でも目の前の仕事に真摯に打ち込む価値を、部下自身も見出してくれるはずです。それがやる気へとつながります。

 

さて、部下にやる気を出させるために必要な方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

誰であっても自分以外の人間の精神を支配することはできません。部下を「コントロール」するのではなく、部下自身の「やる気」を部下自身に出させるためにあなたができることは、限られています。

昔の時代とは違い、部下はあなたという絶対的権力化の無力な手足ではないのです。部下であろうとも人柄を尊重し、仕事を評価し、公平に正当に扱うべきです。聖人君子でない我々には、上司としての立場から公平な評価を下していくことに難しさを感じます。しかし、やってみればそれほど難しいことではないのです。

そして、返ってくる部下のやる気は、仕事の結果として如実に表われます。部下のやる気を上手に引き出せたことが、あなたの自信となり、あなたの「やる気」となっていくでしょう。

 

まとめ

部下をやる気にさせるとっておきの方法とは?!

・部下の仕事をきちんと評価する
・会社での部下の立ち位置をはっきりと提示する
・仕事の案件ごとに、個々とチームそれぞれの目標を明確にもうける
・不平不満は部下の気が済むまで聞こう
・「褒める」のではなく「評価する」
・会社という大きな機械の中の歯車の一つであることを認識させる


連記事
タイトルとURLをコピーしました