中学生の英語テストで高得点を取るためにどのような勉強をしたら良いのかいろいろ考えますよね。普段から使い慣れていない英語は、日本人には苦手意識を持っている人も多く、勉強が中々進まないものです。
外国の文化や考え方など、情報が入ってくるだけでは「楽しそう」と思えても、実際、中学生の授業で「英語」として勉強をしてみると「楽しい」とはかけ離れた複雑で難しいものになっています。
楽しみを見つけて勉強をすることも大切ですが、より早く、勉強の全容を掴む為には、集中して学習することが必要。英語圏の人間でも、日常の簡単な会話は中学生で習う英語で大幅にまかなえると言われています。
中学生英語のテストで高得点がとれるレベルにまで達すれば、外国の文化にいち早く触れることができ、それでこそ「楽しい」が体験できるようになるものです。ここでは、6つの勉強法をお伝えします。
中学生英語☆
テストで高得点が取れる6つの勉強法
単語の特徴を覚えて、何についての会話か理解しよう
単語を覚えるのって、とても退屈です。特に、単語帳などを使って一語ずつ覚える方法は、一つの意味しか頭に入ってこずに、実際のテストでは文章の流れが掴めなくなってしまうことも。
単語を正確に覚えることも大切ですが、まずは単語の特徴を捉えて勉強しましょう。例えば、語尾に-erや-nessがつくものは名詞、-ateや-ifyがつくと動詞、-alや-llyなどがつけば形容詞です。実際の会話などで、言葉の意味が分からなくても、物について話しているのか、行動についてか、感情などの気持ちを表現しているのかで理解が変わってくるもの。品詞の区別がつくと、文法問題でもとても役に立ちます。
4択問題に強くなるために、品詞を理解しよう
上で解説したように、英語学習で品詞も重要です。品詞が理解できるようになると、何についての会話か分かるようになると共に、4択問題にもおおいに役に立ちます。
中学生の英語でも、文法問題はテストの大部分を占めています。4択問題では、文章の全てを理解する必要はありません。文章の並びとして何が正しいのかを選択するだけ。英語は、一つの節に同じ品詞が続くことはないので、品詞の区別をつけて、欠けている品詞を入れればよいのです。
語源や単語の成り立ちを覚えて問題を解く
単語の暗記では、語尾の特徴をと紹介しましたが、語源や成り立ちなどからも覚えることができ、中学生で勉強する単語の中にも多く使われているものがあるので、これを覚えておくと幅広く使えます。
単語の前にre-がついていると「再び」と言う意味、conは「共に」という意味があります。例えば、pre-などは「前に」という意味がありますがpreviewは「下見」の意味がありますね。この部分だけでも分かるようになると単語の理解力がグッとアップするわけです。
例文の暗記は自分の表現に変えてみる
英語の学習でもう一つ重要なのが、文法ですね。中学生の英語の授業でも、文法となると、関係代名詞や現在完了など、そのネーミングが難しさを感じさせるようなものばかり。
とはいえ、文法はパズルみたいなもの。元を理解していなければ問題を解くのは難しいですね。重要な構文は教科書から得るのが間違いないですが、抽象的な内容では覚え難いですね。そこで、単語だけを他のものに置き換えて、自分の言葉で表現してみましょう。日本語訳を読んでみると、内容は違えど同じような表現をするときってありますよね?
そうやって自分の言葉として構文を捉えることができると、会話しているイメージがつかみやすいと同時に、覚えるのも楽しくなりますね。
例文を一度バラバラにして組み直す訓練をなんどもする
中学生で重要な英語の構文を覚えるのに並んで、やってもらいたいことが、例文を一度バラバラにして、組みなおす訓練です。
構文を暗記していれば問題ないのですが、中学生で受ける英語のテストでも必ずしも知っている構文から問題がでるというわけではないですね。時には変形で出たり、構文を繋げた形で出題されたりすることも。
単語を組みなおす練習をして、自然に言葉の並びを身に付けておけば、英語の文章力がつき、いろんな場面で応用できます。
興味のある分野からの学習は慎重に
楽しくないと英語の勉強ははかどらないものですが、楽しむために映画や洋楽の歌詞から英語を勉強するのは危険。
詩的な表現や、口語の崩れた表現、スラングを含む会話の英語からだと学校のテストでよい点を取るのが難しいばかりか、中学生で習う英語の範囲を超えて、返って混乱してしまう可能性があります。
日本語でも同じですが、正しい日本語は新聞で得られるという部分があるので英語を勉強するときもニュースなどから読んでみましょう。社会の出来事に興味がなくても、インターネットのニュースなら芸能情報やスポーツの記事もありますね。
語学はとにかく発信すること
大人でも子どもでも、新しい言葉を覚えたときは、おもしろがって積極的に使うことで、その言葉が生活に馴染んで、使い方も次第にしっくり来るものに理解できる。流行語などはそんな要素がありますね。
中学生が英語のテストで高得点を出す為には、それ以前の知識の蓄積が重要なところではありますが、言葉を習得するには、なんと言っても発信することです。知っている単語だけでもよいので、日記を書いたり、気持ちを表現する場を作ってみましょう。そうするだけで英語がグッと自分に近づいてきた気持ちがして、入りやすくなるものです。
英語のような語学は、料理のようなもので、ある程度の道具や材料がそろってはじめて動き出せると言った側面があります。まずは身近で使えそうな単語や構文を道具として一つ一つ覚えていき、順番や組み合わせを考えて文章として組み立てていきます。そのため、道具集めをおろそかにしてしまうと、そのものの理解に影響してしまうということになります。
中学生の英語の勉強は、他の教科と平行して学習するワケですから、時にお腹一杯になって勉強する気が起きなくなることは十分考えられます。
そのために丸暗記するシステムでやるのではなく、関連性や傾向で覚えたり、自分の親しみのあるものに変換していく、むしろ独自の勉強方をみつけることに努力した方が近道になります。
まとめ
テストで高得点が取れる勉強法は
・単語の特徴を覚えて、何についての会話か理解しよう
・4択問題に強くなるために、品詞を理解しよう
・語源や単語の成り立ちを覚えて問題を解く
・例文の暗記は自分の表現に変えてみる
・例文を一度バラバラにして組み直す訓練をなんどもする
・興味のある分野からの学習は慎重に
・語学はとにかく発信すること