心理学の本。フロイトもユングもよくわかる、お薦めはコレ

心理学の本。フロイトもユングもよくわかる、お薦めはコレ
心理学に興味がある方ならば、必ず耳にするのが「フロイト」そして「ユング」です。両者ともに心理学を語る上でなくてはならない重要人物です。これから心理学を学ぼうと本を探している方も、当然フロイトやユングについて詳しく書かれている本を求めることでしょう。

そこで今回は、フロイトやユングの理論をわかりやすく解説している心理学の本をお伝えします。フロイトとユングは、同世代に活躍した心理学者にも関わらず、対立している派閥でもあったために、二人を並び置く本も多く存在します。

しかし一冊の本の中で二人の理論を並行して理解しようとしても無理があるため、心理学を学ぶ過程として何冊かの本から学ぶことをお勧めします。フロイトにはフロイトの良さがあり、ユングもまた然り。二人のことをよく知ることで、あなたも心理学の扉を開くことができます。



 

心理学の本。
フロイトもユングもよくわかる、お薦めはコレ

 

『ユング心理学入門』でユングの初歩を学ぼう


心理学の研究者である河合隼雄著のこの本は、ユングの理論の基本を知るためにお勧めの一冊です。日本では「心理学」と言えばフロイトとユングの名前が必ず上がります。

二人は心理学の柱であるにも関わらず、ある地点から袂を分かち、別の理論を提唱するようになりました。二人の違いや心理学について学ぼうとしても、フロイトとユングの両方を取り上げた本はなかなか見つかりません。

そこでまず、個々の理論の基礎を頭に入れておくことをお勧めします。こちらの『ユング心理学入門』という本でユングの理論の初歩を学べます。

フロイトに関しては、下記の『現代の精神分析―フロイトからフロイト以降へ』をお勧めします。二人の偉人の基礎を学ぶことで、心理学の門を開けてください。

 

『フロイトからユングへー無意識の世界』で時代背景をつかもう


フロイトとユングは同時代に同じヨーロッパで活躍した心理学者ということで、名前が知られています。

日本ではなぜか、ユング人気が圧倒的多数です。そのため心理学に関するユングの本はたくさんあるのですが、フロイトはそうでもありません。ましてや、フロイトとユングを比較分析する『フロイトからユングへー無意識の世界』のような本は、とても珍しいのです。

フロイトとユングの両方を比較して、尚且つ二人の偉人を生み出した時代背景を学ぶために、『フロイトからユングへー無意識の世界』をお勧めします。NHKラジオで放送された心理学の内容を本にしたものであるため、話し口調のわかりやすい内容になっています。

 

『元型論』でユング原書をひも解こう


人間の心の「元」はどこにあるのかを探ったユングの理論を学ぶことのできる一冊です。少し難解ですが、読み応えのある重厚感のある内容。心理学の学生の修学時に好んで選ばれる本です。

ユングの理論はフロイトよりもずっと、日本人の持つ民族意識にすんなりはまる、自然回帰の内容です。それゆえに日本では心理学者というとユングが圧倒的な人気を誇っているのです。そんなユングの原書をわかりやすく学ぶことのできる『元型論』は、心理学を専攻するときに外せない一冊です。

 

『現代の精神分析―フロイトからフロイト以降へ』でフロイトの理論をわかりやすく知ろう


さて、日本ではユング人気が圧倒的多数だとお話ししましたが、フロイトはどうでしょうか。フロイトは、奇抜な理論で論文を発表当時は非常に物議をかきたてた問題人物でもあります。有名な『夢判断』は発表当時から今なお、様々な考察がなされている問題作と言えます。

フロイト自身は多才な人物で、心理学は本の一面であり、他にも医学や化学に興味の対象をおき、そちらでも功績をのこしています。多才なフロイトを一言で言うことはできず、フロイトを知るためには数冊の心理学の本を読んでますます迷宮に迷い込むという罠があります。それこそがフロイトの魅力で、そこまでいけばあなたも立派なフロイト信者と言えるでしょう。

この本を読めば、ユングとの決別の理由もわかるかもしれません。

 

『フロイト&ラカン辞典』で、もう一人の偉大な心理学者を知ろう


フロイトについて考察する本は多数あるものの、フロイトという複雑な思考の持ち主を語るためには「これ!」というふさわしい一冊がなかなか見つけられません。フロイトを、その人物の輪郭だけでもなんとか知ろうと試みるならば、フロイトを別の人物と比較して考察している本を読むことが一番です。

フロイトの理論を、ときには反論を交えながらも引き継いだ弟子のようなラカンという心理学者が、フロイト派として活躍しています。フロイト自身は大戦やナチスドイツの進行などもあって、不遇の時代に埋もれかねない学者であったのですが、それを後の世に大きく名を広めたのがラカンです。

フロイトの娘のアンナフロイトと対立する面もあり、フロイト以降の心理学の流れに大きくかかわってくるため、この本でそれを学んでください。

 

さて、フロイトとユングをよく知るために、心理学のお薦めの本を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

フロイトもユングも日本ではよく知られ、名前だけなら聞いたことがある人がほとんどです。しかしいざ、心理学の門をあけて二人の理論に触れようとすると、深層心理に潜り込んだ複雑な内容に戸惑うことでしょう。昔の時代の人が、ここまで深く、人の深層心理について考察していることにも驚くし、そもそも心理学とはこういうことかと目からうろこが落ちますよ。

心理学を学ぶ上で、避けては通れない二人の心理学者の本を、ゆっくりでもいいので順に読み進めることで、あなたも少しずつ人間の深層心理の仕組みについて知ることができます。

 

まとめ

心理学の本。フロイトもユングもよくわかる、お薦めはコレ

・『ユング心理学入門』でユングの初歩を学ぼう
・『フロイトからユングへー無意識の世界』で時代背景をつかもう
・『元型論』でユング原書をひも解こう
・『現代の精神分析―フロイトからフロイト以降へ』でフロイトの理論をわかりやすく知ろう
・『フロイト&ラカン辞典』で、もう一人の偉大な心理学者を知ろう