ちょっと見るだけ、時間つぶしに、と立ち寄った店なのに気がついたらレジの前でお財布を開けていた……そんな経験ありませんか?うっかり購買意欲が湧いてしまって、予定に無かったものまで買ってしまうこともありますよね。
訪れる方には買う気が無くても、お店側は客が一旦足を踏み入れた以上、店を出るまでに何かを買わせたいと試行錯誤しているのです。自分の経験に当てはめても、思わず買ってしまう店と素通りできる店が分かれるのではないでしょうか。
購買意欲がそそられる店とそうでない店は、どんな違いがあるのでしょうか。購買意欲をかきたてる7つの商品陳列方法についてお伝えします。
購買意欲をかきたてる7つの商品陳列方法
時期にあったものを陳列しよう
ホームセンターなどに行って、夏の初めに暖房器具が売られていても誰も買わないですよね。真冬にサイダー飲料をでかでかと売り出しても、購入する人はそんなにいないでしょう。
現在の時期、または少し先の時期に客が欲しいものは何か、ということを考えて陳列しましょう。食品だとまさに「今」が大事ですし、洋服では「ちょっと先~半年先」が大切なポイントになります。商品によって旬の時期は様々です。
とはいっても時期に合わないものは置かない、というのではなく、売れやすいものを客の目につきやすい場所に置くことで、購買意欲を起こさせましょう。
流行をチェックして陳列しよう
テレビや雑誌、有名人のブログなど、商品の流行は突然やってきます。売り上げを伸ばしたいのであれば、可能な限り世の中の流行はチェックしておきましょう。
もともと在庫があるものだったらとてもラッキーです。さっそく来客の目につきやすい場所に陳列してアピールしましょう。流行のものは、来客の目につきやすい店に入ってすぐの場所やレジ周りに置くと、売れやすいです。
そして、ガンガン売れたと思ったらあっという間に売れなくなるのが流行モノです。仕入れすぎなどに注意して、引き際はしっかり見極めましょう。
オススメ商品は自信をもって陳列しよう
客の選択だけを頼りに売る、というのもひとつですが、せっかく販売業をしているのですから客に「買って欲しい」商品は必ず出てくるでしょう。
そういったオススメ商品は、お店のカラーになりますので積極的に自信を持って前面に出していきましょう。同系の他店舗との差別化を図るカギにもなります。売り出し商品の近くにオススメ商品を置くと、「ついで買い」をしてくれる確立もあがります。
ただし、自分の好みや考えに偏りすぎたものを置くとただの自己満足で終わってしまいますので、客の購買意欲をそそるものかどうか、もしくはそそられるように置けるかどうかはきちんと考えましょう。
量を考えて陳列しよう
売れるものも売れないものも、同じ量の陳列をしていてはいけません。場所の無駄になりますし、在庫管理の面から見てもNGです。
売れやすいものは多く、広めに場所を取り、売れないものは少なく狭く陳列しましょう。モノにもよりますが、売れるもの売れないものは、1週間単位や月単位で変わることもあります。
店舗の近隣で商品に関わるイベントが行われる場合などにも変わってきますので、商品の回転率や適正な在庫数は、日ごろからデータ管理して把握しておきましょう。
向きやデザインを考えて陳列しよう
仕切りの無いエリアにごちゃごちゃと適当に置かれている商品と、商品ごとにきちんと整理されて並べられている商品だったら、どちらが安心して選ぶことができるでしょうか。
商品にはそれぞれデザインがあります。魅力的に見えるメインの位置がありますので、それがきちんと見えるように陳列しましょう。
衣類や小物の場合、どんなものも同じように置くのではなく、その商品のウリであるデザインポイントが見えるように陳列すると、購入者が思わず手に取る確立もあがります。
店内の導線を考えて陳列しよう
食事の際にコースがあるように、店舗の中にもコースがあります。スーパーやコンビニエンスストアなどは、ある程度他店舗と同じ区画で構成することによって、客に安心感を与え、買いものをしやすくします。その店ごとのカラーは必要ですが、来客の購買意欲を削がないように、リラックスできる空間を作るのも必要です。
たまにならば、商品棚の位置を変えるのも良いでしょう。いつもと同じ場所に同じものがなければ、来客はそれを探して店内を動きます。
またどんな店舗でも、売りたいものと目を引きたいものは客の目線~少し高めにくる位置に陳列するというのは基本です。
安全性も考えて陳列しよう
楽しい買い物の最中に危険な目にあったのでは、購買意欲も何もなくなってしまいます。それどころかもう二度とこの店には行かない、という最悪の判断をされてしまうことも考えられます。
目立たせようと不必要に高く積み上げたり、重量のあるものを棚の高い位置に置いたりすると、手に取るときに危険を察知してドキドキしてしまいます。それが想像できる段階で、手に取ることを止めてしまう人もいるでしょう。
安心して買い物をしていただくために、不安定な陳列は避けるようにしましょう。
いかがでしょう。そういわれても難しい、と思った方は、自分がどんなときに商品を手に取りやすいかをまず考えて見ましょう。この場合、目当ての商品を買いに行った場合ではなく、「なんとなく手にとってしまったとき」というのが重要です。
なおこれは実店舗型のポイントに見えますが、ネットショップでも基本の考え方は同じです。トップページには時期に合ったもの、流行のもの、売りたいものを重点的に配置し、メイン商品ページの周りに関連商品のリンクを置く、といった具合ですね。
どんなお店も、来客の購買意欲をかきたてるためにいろいろな工夫をしています。リサーチ目線でウィンドウショッピングをするのも楽しいですよ。
まとめ
購買意欲をかきたてる7つの商品陳列方法
・時期にあったものを陳列しよう
・流行をチェックして陳列しよう
・オススメ商品は自信をもって陳列しよう
・量を考えて陳列しよう
・向きやデザインを考えて陳列しよう
・店内の導線を考えて陳列しよう
・安全性も考えて陳列しよう