小学校での英語教育における7つのメリットデメリット

小学校での英語教育における7つのメリットデメリット
小学校から始める英語教育について、教育者や親からは様々な意見が飛び交います。英語教育の幼児スタートは十数年前から日本でも推奨されていて、習い事の一つに「英会話」を選ぶ親も少なくありません。特に、将来我が子に海外進出を望む親にとって、英会話の取得は必須です。

しかしそうでない親はどうでしょうか。自分自身も我が子も、日本で暮らすことが当然の場合は英会話などしようがしまいがどちらでもいいこと。むしろその時間を他の身近なことに役立つ勉強にあててほしいと願うかもしれません。

そこで今回は、小学校での英語教育のメリット・デメリットを集めてみました。これから英語教育に取り組もうと思っている親御さんは是非参考にしてください。



 

小学校での英語教育における
7つのメリットデメリット

 

早いうちの方がネイティブ並みの発音になれる


まず、幼児英語教育を進める企業が、口をそろえて進めるのがこのメリットです。幼児の、あごや舌の形成される時期に英語教育を行うことで、ネイティブのような発音を習得できるというのです。

小学校となると「幼児」とは言えないものの、大人が発音するジャパニーズイングリッシュよりは、ネイティブの発音を習得できる可能性は高いのです。ネイティブのような発音に憧れる人ほど、早期の英語教育を押す傾向にあります。

 

子どものうちからグローバル化に対応できる


小学校での英語教育が推進すれば、子どものうちから海外にホームステイなどのグローバルな行動が可能になります。もちろん滞在先の確保や、交換留学生の受け入れなども、幅広く学校の仕事は増えますが、子どもにとっては何よりの良い経験になります。

また、街で見かけた外国人に対しても、臆することなくコミュニケーションをとることができ、将来日本を背負って立つにふさわしい若者に成長してくれることが期待できます。

 

子どもの方が記憶力がよく、習得率も高い


子どもの頃に覚えたことって忘れないですよね。人の名前とか、クラス全員の将来の夢とか、子どもの記憶力はすさまじいものがあります。スポンジのように物事を吸収していく柔軟な小学生の脳だからこそ、受験対策の英単語などを教えるいいチャンスだと考える人もいます。

中高生になると少し脳が固くなり、記憶力も年々衰えてくると言われているため、小学校のうちから英語教育を始めたいと願う人がいるのです。

 

日本語もままならないうちから外国語を教えると混乱する


上に挙げた3つのメリットに対して、小学校での英語教育に対するデメリットも紹介していきます。まず、小学校と言っても日本語もままならない低学年にとって、一度に二つの言語を習得すると混乱するだろうと考えられます。

国語、つまり日本語の教育をしっかりとしてから、第2外国語を学ぶようにしたいと願う人も根強くいるのです。早期英語教育をした子どもは、青い車をみて「ア・カー」と言います。「a car」、つまり車と言っているのだけど、周囲の英語が身についていない子どもに「青だよ!」と突っ込まれ、混乱します。

この例のように、2つの言語を同時に習得することで、言葉に対する不安や恐怖に発展することもあるのです。

 

日本の英語教育のレベルでは、ちゃんとした英語が身につかない


小学校での英語教育に関しての一番のデメリットは、「そもそも日本の英語教育では、きちんとした英語が身につかないだろう!」ということです。

中学校での英語の授業を思い出してもらえばお分かりでしょう。日本での英語の授業は、とても原始的です。もちろん教師によっては素晴らしい英語教育をする人もいます。しかし日本で3年間英語教育を受けるよりも、1か月間英語圏の国に行く方が、はるかに習得率が高いことも否めません。

小学校で英語教育を行うのならば、指導要領の大幅見直しが必要になります。

 

将来必要かどうかは個人差がある


上述しましたが、英語圏の国に行く予定のない人にとっては無駄な時間です。小学校で英語教育をと願う人の多くは、グローバルな仕事に携わっている人か、それを望む人だけです。そうでない人は、一生日本に住み続けて何ら不都合はないのです。使わない言語という点では、英語もスワヒリ語も変わらないのです。

 

高校からの英語教育で身になる人も多い


現在は日本の中学校では英語は必修科目となっています。しかし皆さんも経験されたのでお分かりでしょうが、中学校で習う英語の身につかなさと言ったらありません

「なぜ無駄な時間を割くのか?」と問いただしたくなるほどに、中学3年間で習う英語は真価を発揮しません。ごく一部のやる気のある人間だけが、高校になって自分自身で英語を学ぶ楽しさを知り、英語を身に着けていくのです。

 

さて、小学校での英語教育における、7つのメリット・デメリットについての紹介をしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

小学校からの英語教育は、上述の文を読んでいただければお分かりのように、デメリットの方が頭一つ出ています。概ね小学校からの英語教育も中学校と変わらぬ結果となり、結局は高校での英語教育さえあれば、やる気ある人間は自然と突出していくのではないか。そしてやる気のない人間は、「やらされている」英語が身につくはずがないだろうとの見解なのです。

向き不向きややる気の度合いは個人差があるので、生きていくうえで必要なこと以外は、出来れば義務教育の時間を割くべきではないのかもしれません。非グローバルな意見が優勢なのは、島国の日本ならではのことなのでしょう。

 

まとめ

小学校での英語教育における7つのメリットデメリット

・早いうちの方がネイティブ並みの発音になれる
・子どものうちからグローバル化に対応できる
・子どもの方が記憶力がよく、習得率も高い
・日本語もままならないうちから外国語を教えると混乱する
・日本の英語教育のレベルでは、ちゃんとした英語が身につかない
・将来必要かどうかは個人差がある
・高校からの英語教育で身になる人も多い