「営業で契約が取れるだろうか?」「進学試験に受かるだろうか?」「子育てがしっかり出来るだろうか?」等々、人は様々な不安を抱きながら生活しています。なぜ「不安」になるのか?というと、それは結果が「未確定」だからです。
不安な時は、どうしても結果を悪い方に考えてしまいがちで、益々落ち込んでしまったり…。そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。でも、あまりそんな状態が続くと、うつ病などの精神疾患にも発展しかねません。
そう。上手に不安を解消する方法を知っておくことも必要なのです。考えてみてください。全く不安なことがない人がいるでしょうか?人は皆、何かしら不安な事、心配な事を抱えながら生きています。まわりも皆同じです。そう考えるだけでも少し心が軽くなりませんか?まだ他にもたくさん方法はありますよ。
不安を解消したい!
セルフメンテで心がすっと軽くなる方法
不安要素を排除するため、徹底的に準備する
不安になる原因は、前にも述べましたが結果が不確定だからです。それなら、確実性を上げれば良いのです。つまり、営業の不安なら、商品に対する知識をもっと高め、セールスポイントをもっと探求してみる、ということです。そうすることによって、その過程で得られたものは自分にとって大きな自信となるはずです。不確実性が下がることで不安な気持ちは軽減されますね。
不安の中身を掘り下げて考えてみる
不安になっている原因は一体何でしょうか?どのような結末を恐れているのでしょうか?今一度じっくり考えてみて下さい。頭の中をもう一度整理してみると、「案外心配することではなかった。」ということも多々あるものです。問題点をノートに書き出してみる等、考えていることを可視化することもとても効果的です。
過去の不安を思い出し、その結果を見直す
以前にも何かで不安になった時、その時の結果はどうでしたか?意外と結果は悪くなかったことの方が多くないですか?あなたは、その不安に対して自分なりに努力し、解決の方法を探ってきたはずです。結果はおのずとついてくるものです。または、過去の不安の中身と比べてみて下さい。何度も同じような事で悩んでいませんか?それなら少し違った視点からもう一度見直してみるのも良いかもしれません。
不安はプラスの思考だと考える
不安になることはマイナス思考だと思っていませんか?実はそうではなくて、不安に感じるということは、自分に足りないものを見出そうとしている、または、問題に真摯に向き合おうとしている、とても前向きなプラスになり得る思考の方向なのです。考えてみて下さい。今までに自分が失敗した時って、何も不安に思ってなかった時に思いもよらぬ所で起こっていませんか?安心は禁物なのですよ。
出来なくて当たり前、と考える
営業は、何十軒も回ってやっと一軒取れれば良い方です。子育てにしても、みんな初めて経験するのです。不安を抱きながら、失敗を繰り返しながら、少しずつ考え方ややり方が熟成していけば良いのではないでしょうか。「出来なくて当たり前。」という考え方は、決して諦めではなくて、開き直るということです。そう考えると心に余裕が生まれ、おのずと結果がついて来るものなのです。一歩一歩前進して行きましょう。
思考をやめる
これまでは、不安をポジティブに考える方法を紹介しましたが、それでも、そんなに簡単に不安がかき消せるものではありません。思いつめるとそれこそ精神疾患に陥ってしまうかもしれませんので、不安から少し距離を置いてみましょう。好きな音楽を聴いてリラックスしたり、美味しいものを食べたり、友人とお酒を飲んだり、方法はどんなものでも構いません。何より気持ちを安定させなければ、不安は益々増長されるばかりです。
体を動かす
これも不安から少し距離を置くことと似ていますが、軽いジョギングをするとか、テニスなり水泳なり、何かしら体を動かして汗をかくこともとても良い不安の解消法です。この方法は、体を動かすことによって分泌されるホルモンによって、脳に有益な刺激が与えられ、思考がクリアになるという、化学的にも立証されたものなのです。気分も清々しくなれば、新たな考え方が浮かぶかもしれませんよ。
「悲観的」と「楽観的」という対の言葉があります。悲観的に考えるから不安になるのであって、そこにはプラス出来るものがたくさんあります。準備であったり、対策方法を練り直したり。不安になるからこそ、改めて思考を巡らすことが出来る余地が生まれてくるのではないでしょうか。
逆に楽観的に考えている、つまり安心してしまっていると、そこには油断や慢心が生じてしまい、思いもよらない失敗に繋がることだってあるのです。そう考えれば、不安になることは用心を積んでおくためのとても重要な思考なのかもしれませんね。
まとめ
不安を解消したい!セルフメンテで心がすっと軽くなる方法
・不安要素を排除するため、徹底的に準備する
・不安の中身を掘り下げて考えてみる
・過去の不安を思い出し、その結果を見直す
・不安はプラスの思考だと考える
・出来なくて当たり前、と考える
・思考をやめる
・体を動かす