ゲシュタルト心理学というものをご存知でしょうか。ゲシュタルトとは、全体像という意味をもっています。ゲシュタルト心理学は、人間を世界の全体像として捉えるという概念をもっています。
人間が生きていく過程において、自分自身だけではなく、他者との関わりが多く生まれていきます。その中で、成長していかなければなりません。そこで、ゲシュタルト心理学が大きな力を発揮します。
人間は、ひとりで生きることはできませんし、ひとりで成長していくことは難しくなっています。そこで、ゲシュタルト心理学の視点でものごとを捉え、成長していくことが非常に重要になっていくのです。ここでは、ゲシュタルト心理学で自己分析を行い、元気になるためのゲシュタルト療法を紹介していきます。
ゲシュタルト心理学で自己分析!
元気になる7つの療法
ゲシュタルト療法の基本は『気付き』です
ゲシュタルト療法の基本的なアプローチは、自己分析によって気付きを生み、それに伴う形で成長を促そうというものです。特に、心理的な成長を促すためには、自分自身の気付きを生むことが必要です。
気づきを生むことができなければ、自己を改善するための機会を得ることができません。ゲシュタルト療法を通して、多くの気付きを得るようにしましょう。
体に関する『気付き』を得よう
体の状態を意識的に考えたことはありますか。もしそのような機会がなかったとしても、無意識のうちに体に関する気付きを得ています。例えば、空腹に気付き、食べ物を欲するというようなことです。
このように、体と心は密接に関係しています。体が空腹になれば、心が食べ物を欲するのです。それと同様にして、心が元気でなければ、体が元気にならないということを意味しています。
思考に関する『気付き』を得よう
人間は、考えることに特化している動物です。思考の中で多くの気付きを得ることで、学び、成長していくことができます。しかし、考えることに頼りすぎてしまい、自分自身を見失ってしまいがちです。
正常に機能していれば、ものごとを客観的に捉え、経験をもとに先のビジョンをイメージすることができるので、自己の成長にむけて、非常に大きな意味をもちます。そのために、思考に関する気付きを得ましょう。
外部世界に関する『気付き』を得よう
人間は、自分以外の他者だけではなく、外部の世界とつながっていなければなりません。社会の仕組みがそうである以上、それは切っても切り離せないものとなっています。例えば、お腹がすいていても、外部世界との関わりを持たなければ空腹を満たすことができません。そこで、外部世界との接触によって、食事にありつけることができるのです。外部世界に関する気付きを得ましょう。
人との接触を改善するための療法です
ゲシュタルト療法の目的は、人との接触を改善するということです。それを達成するための手段として、気付きを得る必要があります。人との関わりで大事なことは、自己の経験から、他者との接触を見直していくことです。そのために、気付きを活かす、ということです。人との接触をより良いものにするために、気づきを得ていきましょう。
日々の『気付き』を積み重ねていこう
日々の気付きを蓄積していくということは、経験を積んでいくことと同義です。人間にとっての気付きとは、経験から生じることがほとんどです。
例えば、子供が友人と口喧嘩をし、その友達と仲良くするために次からは同じことを言わないようにしようと考えることをイメージするとわかりやすいと思います。このような気付きを日常生活の中で積み上げていきましょう。その結果として、成長していくことができるのです。
個人としての成長を促そう
人間は、経験を積んで成長していきます。まずは、自分自身の気付きによって、自己分析を行い、成長につなげていきましょう。自己分析を行うことによってより多くの気付きを得ることができます。
そのため、個人としての成長を促すことを意識しましょう。ただ、多くの気付きを与えてくれるのは、自分ではなく他人です。他者との接触の中で得た気付きを見逃さずに、自己の成長のために役立てましょう。そうすることで、他者との接触を改善していくことができます。
いかがでしたでしょうか。
ゲシュタルト心理学は、自己分析を行うことで、多くの気付きを得ることができ、それに伴って他者との接触が改善し、元気になれるというものです。人間は、他者からの影響を大きく受けてしまう生き物です。
そのため、ゲシュタルト療法を用いて他者との接触を改善していくことが大事になります。人間が抱える悩みの多くは、人間関係に関するものです。飲み会の愚痴や、職場の悩みの多くが人間関係であることがこれを裏付けています。多くの気付きを通して、自己の成長を促しましょう。それによって、元気になることができますよ。
まとめ
ゲシュタルト心理学で自己分析!元気になる7つの療法
・ゲシュタルト療法の基本は『気付き』です
・体に関する『気付き』を得よう
・思考に関する『気付き』を得よう
・外部世界に関する『気付き』を得よう
・人との接触を改善するための療法です
・日々の『気付き』を積み重ねていこう
・個人としての成長を促そう