行動心理学をビジネスに活かす7つのテクニック!

行動心理学をビジネスに活かす7つのテクニック!
人間の行動は科学されています。行動心理学は、人間の行動からその心理を知り、効果的に働きかけることで物事を有利に動かすものです。

どのような場でも、人間関係というのは切り離せないものですよね。純粋に仕事だけに向き合うということよりも、仕事をしつつ、人とのコミュニケーションをいかに上手くやるか、という部分に結果が付随してきます。

そこで、行動心理学をビジネスの場で生かし、信頼を得つつ、自分の有利に物事を運んでみましょう。

理解力の無い上司に、口ばかりで働きが悪い後輩に、何を考えているかわからない取引先に、まるで話の通じない女性陣に、今の状況を打破するべく、行動心理学の知恵を借りて、ひとつひとつ攻略していく方法を見つけましょう。

 

行動心理学を
ビジネスに活かす7つのテクニック!

 

事実よりも感情を優先させた導入

最近は女性の活躍がめまぐるしいビジネスの場、ですが、女性と男性では考え方に大きな違いがあり、それぞれに合った方法をとらなければ大失敗に終わることもあります。女性は感情が豊かなあまり、率直に意見を出すことを苦手としている人が多くいます。普段はお喋りでも、会議などになると借りてきた猫のようにおとなしくなる人はいますよね。

そんな場合に有効なのが、意見を引き出す前に、感情を吐き出させること。常に「分かって欲しい」という気持ちが強い女性たちですから、まずはその部分に触れてあげることが第一歩となります。

意見収集よりも、アンケートのような形で、どう感じたか、どう思ったかなど感覚的な部分を引き出しましょう。その中でポロポロと本音が零れ落ちてくるので、意見としてはそこを拾ってあげましょう。

 

相手の発言を否定しないというテクニック

感情を上手に吐き出させてあげる手助けとして心得ておきたいのが、「否定しない」ということ。どんな意見や事実からズレているような感情でも、一旦は否定せずに受け入れるような言葉かけが必要です。

上司や同僚の愚痴、取引先の懸案事項など、「そうなんですね。」「そんなことがあったんですね。」「そのように感じたんですね」など、相手が言ったことについては肯定するような態度でその場は済ませましょう。

相手に認めさせたいこと、要求などがあれば、また時間や日を改めて、別な提案をするようにして提示してあげれば、「私のことを理解してくれている人がいうのなら」と受け入れやすくなります。

 

前例や、他での対応を前面に押し出して安心感を与える

行動心理学でいわれている、「バンドワゴン効果」は、人は他で流行しているという情報があると、そちらに傾きやすいという効果

ですが、職場で「このオペレーションが流行っている」と言っても説得力は無いですよね。これは単に流行しているという点だけでなく、「他でも同じ方法がとられている、スタンダードな方法だ」ということをアピールすることで、ある種の安心感を与えさせるものです。「他の部署では」「以前の事例では」などでも十分説得の材料になるでしょう。

 

モチベーションが下がっているときは、あえて忙しくさせる

閑散期よりも繁忙期のほうが人はやる気が起きるのもです。モチベーションが上がらずに物事を後回しにしてしまったり、段取りを悪くしてしまうような時は、忙しく振舞って時間的に制限をかけることも、行動心理学の使い方。

人は、締め切り感を持って、ひとつひとつクリアしていっていると感じているときのほうが行動的になりやすいもの。大事な仕事があるときなど特に、雑用でもよいのでスケジュールを埋めて行きましょう。

また、指示を出す時も、いくつか仕事を組み合わせて、ある程度のボリュームを持たせたほうが、責任感を刺激し、集中力とやる気がアップして上手くいくことが多いでしょう。

 

信頼感と達成感を刺激するためミスは小さいうちに報告

細かいミスをしたときは、まだ問題が小さいうちに報告をする方が行動心理学ではチャンスと言えます。ミスの報告は相手を信頼していないと出来ないもの。上司に対して、打ち明けてくれたという安心感を与えることができ、また、上司が自分でアドバイスをして解決できたという達成感を与えることができるものです。

ついミスをしてしまうと打ち明けるのが遅くなってしまいますが、この方法のほうが確実に周囲との信頼関係が築ける上に、大事になる前に対応できるようになります。また、自分の悪い面を相手に知ってもらうことだけでも、上辺だけで良い部分を見せる人よりは信用されやすいものです。

 

難しい要求のあとに簡単なものを選ばせるドアインザフェイス

こちらの要求を通そうとするとき、最初に難しく、断られやすいものを提示し、次に本当の要求をお願いする、ドアインザフェイス効果というものも行動心理学にはあります。この手順では要求事のハードルが下がるため、相手が受け入れやすいという心理を利用しています。

たとえば、部下に難しい仕事を任せようとするときにでも、一度は最高の水準での仕事を提示した後に、少し要求する水準を下げてみると、やる気を出して取り掛かることがあります。

 

選択肢を作って結論に導く方法

相手に対する単体の要求事も、単にそのまま伝えるのではなく、選択肢にすると受け入れられやすいという特徴があります。たとえば3択程度にして、提示の入り口を要求ごとに変えておくだけで、結論的には同じ方向に導くことも可能です。

また、行動心理学では、人は選択肢が多すぎても決められないというセオリーもあります。選択肢は多くても5つ、必ず7つは超えないように設定しましょう。

 

行動心理学を実践していく上で、少ししんどく感じるところは、自分の気持ちが置いていかれてしまうこと。自分の感情を一旦は抑えて、効率の良い方ばかりを進めることに気をとられていくと、必ずストレスは溜まります。

周囲の人の心理にばかり目がいっているということは、気持ちが自分に向いていないということですよね。自分の気持ちの含めて、行動心理学で対応することもできますが、苦しくなってきたら、必ず心の逃げ場を作って、気持ちに余裕を持たせるようにしておきましょう。

それでも、交渉ごとを有利に進めたり、周囲の力を上手く利用して必要最小限の力で仕事をこなすのは今の何倍も仕事が楽になるものです。人間関係のゴタゴタも返って利用してしまうくらいのしたたかさがビジネスには必要です。

 

まとめ

行動心理学をビジネスに活かすには

・感情を優先させた導入
・相手の発言を否定しない
・前例やなどから安心感を与える
・モチベーションが下がっているときは忙しく
・信頼感と達成感を刺激する報告
・難しい要求から始めるドアインザフェイス
・選択肢を作って結論に導く


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