失恋から立ち直るために!心の傷を癒す優しい7つの名言

「恋をして恋を失うほうが、最初から恋をしないよりはるかに素晴らしい」(テニスン)。失恋の名言として良く引用されるテニスンの言葉ですが、失恋したての身には「したほうが良かった」なんて、なかなか思えないものですよね。

だけど、実際には、それでも恋をする、と立ち上がる人がほとんどです。難しいのは最初の一歩。失恋から立ち直るのは簡単ではありません。というより、こんな難しいことはほかにそれほどないだろうと思えるほどです。経験者なら誰にでも分かると思いますが、恋を失った直後は、誰が何と言ったってこの痛みは一生忘れられないと思えるものです。友達が慰めてくれても右の耳から左の耳に素通り。

食べ物をのどを通らず、勉強も手につかない。いっそ死にたい、なんて言う思いが浮かぶ一方で、早く忘れたい、早く立ち直りたい、と心の底では思っている。そんなあなたの心を癒してくれる恋の名言を、今回はお届けいたします。失恋から立ち直るための特効薬になると良いですね!

 

失恋から立ち直るために!
心の傷を癒す優しい7つの名言

 

「誰かを愛すること、これは私たちに課せられた最も困難な試練です。すべての努力はそのためにある」

詩人のリルケが残した言葉は、愛することの難しさを私たちに教えてくれます。恋に落ちるのは簡単でした。何の前触れもなく、心の中にその人がいた。だけど、愛し続けることの何と困難なことか・・・。すべての努力をもってしても恋を貫けなかった今、この言葉が実感として迫ってきます。そんなに難しいことなのだから、一度や二度の失敗は当たり前だと思いませんか?

 

この世で最も強い人間は、孤独の中でただひとり立つ人間だ」

ノルウェーの劇作家イプセンの言葉は、恋を失って孤独の底に沈んでいる貴方に届くでしょうか?今貴方はこの世で最も強くなるチャンスを与えられているんですね。このチャンスを存分に味会うのも、恋の醍醐味なのかもしれません。失恋と孤独の後には、一回り大きくなった貴方が現れるはずです。失恋はネガティブなものじゃなくて、自分を成長させてくれるもの。

 

「始まりと呼ばれるものはしばしば終末であり、終止符を打つということは新たな始まりである。終着点は出発点である」

イギリスの詩人エリオットも言っています。終着点で止まったままのバスも電車もありません。明日になれば、バスも電車もまた走り出していくのです、廃車になるまで。人もまた終着点で止まり続けていることはありません。恋をするのです、灰になるまで。

 

「あなたが一番好きなことを見つけ、それをしているあなたを好きな人に出会いましょう」

これはイギリスのジャーナリストで人気コラムニストだったキャサリン・ホワイトホーンの言葉です。恋は二人の愛だけの問題ではありません。運もあれば、相性もあります。上手くいかなかったからといって、立ち止まっていてもしょうがありません。失恋は、次の恋に向けてのファーストステップ。上を向けば、涙も止まる、かもしれません。次の恋の相手は、貴方を愛してくれる人。出会えるはずです、前を向きさえすれば!

 

「恋愛は、人生の花。いかに退屈であろうとも、この外に花はない」

無頼派の作家坂口安吾の言葉に、「恋愛は、人生の花。いかに退屈であろうとも、この外に花はない」というものがあります。彼はまた、「悲しみ、苦しみは、人生の花だ」とも言っています。

人生の花は恋愛、さらに悲しみ、苦しみが花なのですから、恋愛の苦しみである失恋の痛手というのは、人生で最大の花というわけです。今はまだその全貌を思い出すにはつらいかもしれませんが、年を取って、静かに過去を思い出せる年になると、花のない人生を送らずに済んだ幸運を思い出す日が来るかもしれません。

 

「失恋って、当の本人は苦しい苦しいと言っているけれど、本当は終わった恋をいつまでも思い出して楽しんでいるようなところがあると思う。本当に苦しいなら、一秒でも早く忘れる努力をするはずだから」

次は恋多き作家としても有名だった宇野千代さんの言葉。恋愛の大家の言葉だけに、迫力がありますね。そう、苦しい、つらい、といいながら、実は、語ることにカタルシスを求めているだけだったりするのです。自分でも、時々そのことに気付いているはずです。ただ、気付かないようにしているだけ。そこまで気づけば、もう出口は見えてようなものです。恋の痛手から立ち直るまで、あともう少しですよ。

 

「恋の悲しみを知らぬものに恋の味は話せない」

最後は、「野菊の墓」の伊藤佐千夫の言葉です。伊藤佐千夫の「野菊の墓」は純愛小説の傑作として何度も映画化されています。その伊藤にして、恋の悲しみを知らないものには、恋の味は離せないというのですから、恋の悲しみを知ることは、恋の味をかみしめる第一歩ともいうべき洗礼なのですね。

失恋なんて、というつもりはありませんが、たかが失恋、されど失恋、だけど「やっぱり」たかが失恋なのです。一つや二つの失恋を乗り越えて、人は恋の本当の甘味や苦みを味わえるようになっていきます。それが、人生の醍醐味というものなのです。

 

失恋のさなかにいると、永遠にその悲しみ、苦しみから解放されないような気がするものですが、実際にはほとんどの人が忘れてしまうものです。そして、面白いことに、たいていの人は、後の生涯で殆どそのことを思い出すことさえないのです。

問題は、そのさなかに、どうやって忘れるか、です。忘れさえすれば、失恋はもう二度とあなたを煩わせることはありません。恋愛の大家宇野千代さんの言うように、自分は楽しんでいるんだと思えれば、ふっと真に戻れるかも。

伊藤佐千夫のいうように、自分は初めて恋を語る資格を持ったのだと思えれば、次に進めるかも。今回ご紹介した「名言」たちが、皆様の心から失恋を追い出すお手伝いをしてくれることを祈っています!もし貴方が女性で、今泣いている最中なら、最後にこの言葉を。「涙で目が洗えるほどたくさん泣いた女は、視野が広くなるものよ」。アメリカのジャーナリスト、ドロシー・ディックスの言葉です。思う存分泣いて、いい女になりましょう!

 

まとめ

失恋から立ち直るために!心の傷を癒す優しい7つの名言

・「誰かを愛すること、これは私たちに課せられた最も困難な試練です。すべての努力はそのためにある」
・「この世で最も強い人間は、孤独の中でただひとり立つ人間だ」
・「始まりと呼ばれるものはしばしば終末であり、終止符を打つということは新たな始まりである。終着点は出発点である」
・「あなたが一番好きなことを見つけ、それをしているあなたを好きな人に出会いましょう」
・「恋愛は、人生の花。いかに退屈であろうとも、この外に花はない」
・「失恋って、当の本人は苦しい苦しいと言っているけれど、本当は終わった恋をいつまでも思い出して楽しんでいるようなところがあると思う。本当に苦しいなら、一秒でも早く忘れる努力をするはずだから」
・「恋の悲しみを知らぬものに恋の味は話せない」


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