朝礼のスピーチ、聴く方の立場になってみれば気楽なものですが、スピーチする側に立ってみるとなかなかネタ探しが難しいのではないでしょうか。
大勢の前でのスピーチは、一番最初はやっぱり緊張しますよね。といっても緊張するだけで、そんなに大きな失敗に結びつくことは少ないのではないでしょうか。緊張して何が何だかわからないまま無難なスピーチをしても、聴いている側の記憶に残るようなスピーチはできません。
かといって笑いをとろうと奇をてらったスピーチにいきなり挑戦すると大きく滑ってしまうことも。大きく滑るよりは無難なスピーチで済ませたい気持ちも分からなくはありません。ですがどうせなら、みんなにいい意味で注目されるスピーチをしてみたいと思いませんか?
今回はそんなあなたに、朝礼のスピーチでみんなにいい意味で注目されるネタ探しのコツをお教えします。無難にスピーチの時間を流すのではなく、他人の心を掴むスピーチにぜひ挑戦してみてください!
【朝礼スピーチ】
みんなに注目されるネタ探しのコツ
身近な出来事に絡めて探す
朝礼のスピーチ、ということで何か特別なことを語ろうと意気込む必要はありません。むしろ意気込みすぎて失敗することを予想したうえで朝礼のスピーチ内容を考えましょう。
一番簡単なネタ探し方法としては、自分自身の身近な出来事からスピーチに活かせるものはないか考えてみることです。スピーチを聴いてくれる方々、話さなければならない内容にもよりますが一番間違いがないのはあなた自身の経験を踏まえたことを話すことです。
例えば政治経済の話を絡めてスピーチをするとしましょう。その際に懸念されるのは、話す内容に間違いがないかということです。どうしてもこの話がしたい!という内容があるほど政治経済に精通している方ならともかく、知性的な話がしたいからという理由だけでこの話題を選んでしまうと間違った情報をスピーチしてしまう可能性があります。
本当にその話題に精通している方から後で間違いを指摘されることになりかねませんのでご注意を。
ニュースや新聞をしっかり記憶に入れる
ネタ探しにニュースや新聞の時事ネタを使うのも良いですね。朝礼のスピーチはある程度お堅い部分も求められます。特に形式的な要素の多い朝礼では、あまりにふざけた内容のスピーチはご法度です。
要所要所で時事ネタを入れていくことで知性的な面をアピールできるほか、周りに今ニュースでどのような情報が流されているかを伝えることも出来ます。
さきほどお伝えしたことと関係してきますが、注意しなければならないのは誤報です。ニュースや新聞を引用して朝礼のスピーチをするのは良いですが、そこに誤った情報が含まれないように十分注意しましょう。
特に時々刻々と変わり続ける天候などに絡めて話をする場合、台風が迫っているというニュースをすでに台風が消えているのに発信したりしないよう、スピーチの前に確認することも重要です。
周りとコミュニケーションをとる
次にご提案するのは周りとコミュニケーションをとりながらネタ探しをするといった方法です。自分のことや世論のことも良いですが、聴いてくれる方々に関係するニュースがあればそれを一緒にお伝えするのも良いのではないでしょうか。
例えば会社での朝礼のスピーチを任された場合、社員のどなたかにおめでたいニュースがあれば軽くそのことに触れると喜ばれます。結婚、出産についてや、それにともなって育児休暇の在り方について述べるのも良いですね。
もしくはおめでたいことではないかもしれませんが介護休暇を取りたがっている方がいれば、高齢社会について等の情報を積極的に発信していくのもありがたがられるのではないでしょうか。
学校での朝礼のスピーチの場合も同じです。昔を思い返してみれば校長先生が成績優秀者を称賛したり激励したりする場面が多く印象に残っているのではないでしょうか。その他大勢にとっては何気ない話であっても、自分に関係する話をわざわざ人前でしてくれたという事実はしばらく印象に残ります。スピーチを通じて好感度をあげることもできるため良好な人間関係も築くことにも役立ちます。
ネットや書籍を検索する
お次にお伝えするのはネットや書籍を頼る方法です。一番簡単なのはこの方法ではないでしょうか。
「朝礼のスピーチ、ネタ探し」これをパソコンで入力するだけで様々なネタ探しのやり方がヒットします。情報社会となった今だからこそ、インターネットを通じて簡単にネタ探しができるということですね。
ただしネタ探しをインターネット上ですると、他の方にも見つけやすいネタが上がってきます。だからこそ、朝礼のスピーチネタがかぶってしまう可能性も高いです。ある程度スピーチになれていて、オリジナリティのあるスピーチをしたいという方は、ネット上よりも書籍で探してみた方がいいかもしれません。
インターネットはお手軽に検索できますがネタかぶりの可能性が高く、書籍で探すのは時間がかかるがネタはかぶらないと覚えておきましょう。ネットで書籍を探して購入するといったように、インターネットと書籍の情報をうまく併用するのもおすすめです。
同じような話を繰り返していないか確認する
最後になりますが、これはネタを探したあとの注意点です。朝礼でスピーチをするのは今回の一回だけだという方にはあまり関係ないかもしれませんが、朝礼でスピーチを頻繁にするという方に気を付けていただきたいところです。
ほぼ毎週のように朝礼でのスピーチを任されるという方は、ネタを考えたあと、これまでの朝礼でのスピーチと今回とで同じような内容になっていないかを確認しておきましょう。
「また同じようなことを言ってるよ。」「早く終わらないかなあ。」そんなことを思われながらスピーチをするのは、スピーチする方聴く方どちらにとっても嫌なものです。自分の興味のない話を延々とされるのも、何度も聞いた話を長々とされるのも嫌ですよね。聴く方の立場に立って、できるだけ退屈にならないような話をすることを心がけましょう。
朝礼のスピーチの際、みんなに注目されるネタ探しのコツは以上です。いかがでしたか。ネタ探しのコツを掴むと同時に、今まで自分が話してきたスピーチがどうだったかも考えさせられたのではないでしょうか。
スピーチは多くの方に向けて言葉を発信します。通常の日常会話のように限られた人数の小さな輪の中で話すわけではありませんので、興味が無い話であればすぐに忘れ去られてしまいます。それどころかそもそも頭に入れてももらえないかもしれません。
せっかくのスピーチをする機会があるのにそれでは勿体ないですよね。もしもあなたが聞いてくれている人の記憶に残るようなスピーチをしたいのであれば、難しいことを無理して考える必要はありません。今回お伝えしたことを念頭に置くだけで十分対応できます。今日からみんなに注目されるスピーチを心がけていきましょう。
まとめ
【朝礼スピーチ】みんなに注目されるネタ探しのコツ
・身近な出来事に絡めて探す
・ニュースや新聞をしっかり記憶に入れる
・周りとコミュニケーションをとる
・ネットや書籍を検索する
・同じような話を繰り返していないか確認する