退職挨拶時のスピーチで、後を濁さず去るコツ!

退職挨拶時のスピーチで、後を濁さず去るコツ!
退職挨拶のスピーチで最も大事なことは何でしょうか?これまでお世話になった人へ感謝の気持ちを伝えること、退職の理由を自分の言葉で伝えることなど人それぞれ伝えたい事は違いますが、どのようなスピーチにも共通して重要となるのは「立つ鳥跡を濁さず」です。

退職挨拶のスピーチは、その職場を去る人間が最後に残す言葉ですから、聞いている会社の人間に不快感を与えてはいけません。そんな事は当然だと思われる方は多いかもしれませんが、意外にも無意識のうちに相手に不快な思いをさせていることがあるのです。

そこで今日は、退職挨拶のスピーチをする時に外してはいけない、そして気をつけなくてはいけないポイントをについてお伝えします。ではご覧ください。



 

退職挨拶時のスピーチで、
後を濁さず去るコツ!

 

冒頭でまず感謝


退職挨拶のスピーチでまず最初に述べるべきことは、挨拶の時間を用意してもらっていること自体に対する感謝の言葉です

「この度は、皆様ご多忙の中、このような時間をとって頂き、ありがとうございます」という言葉が無難です。送別会での挨拶では「このような場を用意して頂きありがとうございます」と言いましょう。この言葉を冒頭で述べることはビジネスパーソンとしてのマナーですので、忘れないようにしましょう。

 

指導してくれた人への感謝


退職挨拶のスピーチの冒頭でまず感謝の言葉を述べたら、スピーチの本題に入っていくのですが、ここで必ず忘れてはいけないのが、自分を育ててくれた人や会社に感謝の言葉を述べましょう。

「新卒で入社後、社会人として基本的なことから親身になって教えてくださった○○先輩(上司の名前)」や「仕事で失敗した時には、時には厳しく、時には愛情を持って指導をしてくださった○○部の先輩方」など、具体的な名前や部署名を出すと、より具体的で相手に好印象を与えることができます。

 

転職先の事


退職をして、次の職場に転職をする時に、退職挨拶のスピーチで転職先の会社名や職種について話す人は多くいますが、これはあまりおすすめできません。状況にもよりますが、会社を去って次の会社に移るということを良く思わない人もいるためです。

ただし、次のステップについて誰に対しても内緒にするのも不自然です。親しい人に聞かれた場合には転職について打ち明けても良いですが、挨拶の場では「新しい環境で働くことになります」という風に言葉を濁しましょう。

 

転職にまつわるNG表現


転職先について、職場ですでに周知されている場合でも退職挨拶のスピーチの時にはその話題は避ける方が無難です。

たとえ、悪気はなくとも「今の環境よりも厳しい環境で自分を成長させたいと思います」や「この会社よりも規模が大きな会社で働くことになりますのでがんばります」など、現職と転職先を比較するような表現をするのは避けましょう。

普段会社の愚痴をこぼし合っている同僚同士であっても、いざ自分の会社のことを、会社を去る人間から悪く言われたら不快に思うものです。

 

退職理由について


職場のパワハラやセクハラなどあまり口外できないような事情で退職をする場合、退職挨拶のスピーチでは退職理由について詳しく述べることは避けましょう。会社や上司、同僚が原因で会社を退職せざるをえなくなってしまった場合、晴れない思いをたくさん抱えているかもしれません。

しかし、退職挨拶のスピーチは、報復の場ではありません。無関係の人もたくさん聞いているオフィシャルな場ですから、ネガティブな理由で退職をする場合には「一身上の都合で退職することになりました」と表現しましょう。

 

家庭の事情による退職理由


結婚を機にした退職や家族の介護など、誰も不快な思いをしないであろう退職理由の場合には、退職挨拶のスピーチで理由を述べても問題ありません。ただし、具体的に話す必要はありません。

「父が○○という病気になってしまい、24時間体制での介護が必要で…」や「主人は妻は家事をすべしという考えの人間で…」など、第三者に関係のないプライベートな事まで話すのは不自然ですし、人格を疑われてしまいます。「家庭の事情で」や「結婚を機に」程度の表現で説明しましょう。

 

いかがでしょう、退職挨拶のスピーチでは、話すべきことと話すべきでないことがあります。退職する会社や社員に対しての感謝の気持ちなど、ポジティブなことは、必ず話すべきです。どんなに苦しい職場環境だったとしても、得たものや学んだ事は少なからずあるはずです。

お給料をもらって、自分を成長させてくれた会社に対する感謝の気持ちは、退職挨拶のスピーチでは欠かしてはいけない要素です。一方、立つ鳥が後を濁すことは話すべきではありません。会社や上司に対する恨みつらみ、嫌味を話すなどは論外です。

退職挨拶のスピーチで重要なのは、相手が聞いた時にどのような印象を受けるか、です。自分が相手の立場だったら、ということを常に考えてスピーチをしましょう。

まとめ

退職挨拶のスピーチでは

・挨拶の時間をとって頂いていることに感謝する
・自分を育ててくれた人や会社への感謝の言葉を述べる
・転職先の事はあまり多くを語らず言葉を濁す
・退職する会社を転職先の会社を比較する表現は避ける
・退職理由によっては「一身上の都合で」という言葉を使う
・結婚や家庭の事情での退職時には退職理由を述べてもOK