不安を解消して重たい心がスッキリ軽くなる7つの方法

人は誰しも不安を感じるものです。それに、不安を感じる要因も現実世界では多く存在します。将来のこと、仕事のこと、結婚のこと、お金のこと、などなど…。そのため、不安を頻繁に感じる人も少なくありません。

不安という悪い感情がひどくなると、心身ともに影響が出てきます。不安で何も手がつかなくなる、集中しなけばいけないのに不安があって集中できない、というように心が不安定になります。それがまたさらに悪い感情を生み出し、イライラしたり、怒りの感情を生み出したりすることもあるようです。ひどくなると不眠に陥ることもあるのです。不安はストレスになります。

ストレスは心だけではなく、体をも蝕みます。免疫力を低下させるため、大病につながりかねません。ですから、不安をできるだけ早く、完全に解消させることが重要です。今回は、不安を解消して心を軽くする方法をご紹介しましょう。

 

不安を解消して重たい心が
スッキリ軽くなる7つの方法

 

体を動かして筋肉をほぐす

不安という感情が生じると、心身ともに緊張状態になります。緊張すると、体の筋肉が硬直し、血管の収縮によって血行が悪くなります。そして、それがさらに不安からくるストレスをひどくして悪循環に陥ります。

その悪循環を断ち切るためにまず体を動かし、筋肉をほぐすようにしましょう。かといってスポーツをする必要はありません。その場でできるストレッチや体操でも、十分筋肉はほぐれます。ストレスを感じると、よく背中の筋肉がこわばります。

もし、背中にこわばりを感じたならば、その筋肉をほぐす運動をしてみましょう。体を動かすことで血行もよくなります。血行が悪くなって、足先や指先に冷えを感じたならば、下半身を積極的に動かすようにしてみましょう。下半身をしっかり動かすことで、滞っていた血流が流れやすくなります。

 

好きなことを充実させる

自分の好きなことを一生懸命やっている人はいきいきとしています。もちろん、彼らにも不安はあるでしょうが、外部から見ると、まるで不安がないように見えます。彼らがそのように見えるのは、自分の好きなことをして心を充実させているからです。

心が充実すると、不安を感じる暇がなくなります。好きなことといえば、まずあげられるのが趣味です。不安を頻繁に抱えている人の多くは、趣味をもっていない、または趣味を充実させていないようです。あなたが趣味をもっているのならば、その趣味を充実させてみましょう。それがあなたにプラスの感情を与え、次第に楽しさが強くなると、それによって不安が打ち消されます。

趣味をもっていなくとも、今やってみたいことがあれば、積極的に実行してみましょう。友だちと飲みに行く、ショッピングに出かける、好きな映画を観る、などなど…。そうすることで、気分をリフレッシュすることができます。

 

お気に入りの音楽、心が落ち着く音楽を聴く

音楽が精神にもたらす影響は絶大です。音楽を聴いて勇気が出たり、感動したり、楽しくなったりした経験は誰もがあると思います。不安を感じたときも、それを解消するために音楽を聴くことはとても有効なのです。

不安を解消する目的でつくられた音楽もあります。サブリミナル効果で精神を穏やかにしてくれる音楽もあります。今はインターネットが発達しているので、そのような音楽も簡単に聴くことができます。いろいろ探してみて、自分の合った音楽を見つけてみましょう。

自分の不安を解消してくれるお気に入りの音楽が見つかったら、それを心地よい音量で、静かに聴いてみましょう。BGMとして流すだけでもよいと思います。1回だけでなく、繰り返して聴くこと、2週間ぐらい続けて聴くことも重要です。聴いているうちに心地よくなってきたら、効果が出てきた証拠です。

 

不安要素をリサーチする

「不安な気持ちはあるけれど、何が不安なのかわからない」という方がいます。つまり、漠然とした不安を抱いているということです。不安の要素が何であるかわからない、とも言い換えられます。確かに、漠然とした不安はあります。

しかし、漠然としたままで済ましていては、解決の糸口が見つかりません。まず深く考えて、漠然としたものを少しずつ明らかにするようにしましょう。そこで、自分が何に不安を感じているのか、不安な要素は何かをじっくり考えてみてください。

そして、それらが発見できたら、日記につけたり、メモをとったりするのです。不安要素を記録することで、不安になっている原因が何であるかはっきりすることがあります。原因がわかれば、根本的な解決策を見つけることができるかもしれません。解決策が見つかれば、容易に不安を解消することができるでしょう。

 

自分を俯瞰する

同じ境遇であっても、不安になるかならないかは個人差があります。たとえば、明日からの食べ物に困るくらいお金がないとき、「なんとかなるさ」と楽天的に構える人もいれば、「明日からどうしよう」といつも不安に思う人もいます。性格の違いというのもあるでしょうが、自分をどう見ているかの違いもあります。

少し大げさかもしれませんが、自分を宇宙ぐらいの高さから眺め、視野を広くして考えているかどうかということです。自分を俯瞰し、広い視野で考えれば、「自分の困っている状況は一時的にすぎない。でも、世界にはずっと困っている人だっている。

それに比べれば、自分は幸せだし、自分の悩みなんてちっぽけなものだ」と気付くでしょう。結局、自分が抱える不安は、地球規模で見れば全然たいしたことはないとわかり、逆になんで不安がっているんだろうと、ばかばかしく思えるようになります。

 

我慢せずに泣く

不安になると涙が自然に出てくる人は、それを無理に止めてはいけません。それは、あなたの体が不安を押し流そうとしているサインです。我慢せずに、自然にまかせて思いっきり泣くようにしましょう。

泣くことは精神の浄化作用です。涙の分だけいっしょに不安も流れていきます。そして、あなたを苦しめたストレスも和らいでいきます。それほどまでに、泣くことはあなたの心をスッキリさせる力があります。

もちろん、授業中や仕事中に泣くことははばかられます。そのときは、できるだけ早くその場を離れ、人のいないところで泣くとよいでしょう。思いっきり泣ける場所を探してみましょう。自分の涙を見せることができる人がいたら、その人の前で泣くのもOKです。その涙を見て慰めてもらったら、さらに心は軽くなっているはずです。

 

事前策を考えて、「保険」をつくっておく

「すべりどめ受験」という言葉があります。志望校に落ちたとき、代わりに行ける学校を確保するために受験することを言います。そのような受験をするのは、将来の不安を生み出さないためです。

志望校をひとつにしぼって受験しても、もし不合格になったら、入る学校がなくなるので、今後の不安が生み出されます。「すべりどめ受験」のように、事前策を考えておくのも不安を解消させるひとつの方法といえるでしょう。

しかし、なかなかそのように考える癖がついていない人も多いようです。よく不安を抱く人は、特に事前策を考え、「保険」をつくるように心がけるようにしましょう。「これだけでは不安だ。なんとかうまくいくようにこういうこともやっておこう」と熟考しながら、「保険」になるものをつくっておくのです。もし、ひとつで足りなければもうひとつ増やしてもよいでしょう。

 

いかがでしたでしょうか。

どの場面においても不安な要素はたくさんありますし、それをすべて失くすことは不可能です。しかし、大事なのは不安要素を失くすよりも、それにへの対処法を見いだすことです。上手に不安を解消することができれば、どんなにたくさんの要素があっても、影響されることは少なくなるはずです。そして、次第に不安に対する免疫ができてきます。

不安に対する免疫ができればしめたものです。それは、あなたを苦しめるものが減少したことになります。となれば、今よりももっと積極的に、前向きに生きていくことができます。

 

まとめ

不安を解消して重たい心がスッキリ軽くなる7つの方法

・体を動かして筋肉をほぐす
・好きなことを充実させる
・お気に入りの音楽、心が落ち着く音楽を聴く
・不安要素をリサーチする
・自分を俯瞰する
・我慢せずに泣く
・事前策を考えて、「保険」をつくっておく


連記事