虚言癖の人間に共通する7つの外的原因と内的原因


自分をよく見せる為についつい嘘をついてしまう事ってありますよね。例えば体重や年齢はマイナス5歳は当たり前…くらいであれば、きっと許される事でしょう。しかし、「私は天皇家の親戚である」や「実は弁護士の資格を持ってるの」といった“ウソ発言”を他人に吹聴してしまうのはちょっとやりすぎですよね。

でもついうっかり嘘をついてしまう、なぜか小さい頃から虚言癖が治らない場合には、発達障害やアスペルガーといった脳の障害があるのかもしれません。

もちろん悪気はない事とは思いますが、やはりウソをつくのは考えものです。ウソをつかない人間はいませんが、病的に繰り返してしまう場合は、やはり何か原因があるはず。

そこで今日は、虚言癖の人間に共通する外的原因と内的原因についてお伝えします。ではご覧ください。

劣等感を抱えている

6歳の子供でも70歳のお年寄りでも虚言癖を持っている人はいます。家が貧しかったり、学歴が低いなどという外的原因からついウソをついてしまうのです。

相手を騙したいとか悪気があってウソをついてしまうのではなく、本来の自分に自信が持てない、劣等感の裏返しからウソをついてしまい、それが日常化すると自分でもウソと現実の区別がつかなくなる事があります。

解決方法としては、自分を大切に思ってくれる、友人や恋人に「実は…。」と打ち明けてみたり、カウンセリングにかかってみるといいでしょう。

 

発達障害の可能性がある

子供の頃からずっと虚言癖が続いていて、大人になっても治らない、自分が夢中になれる事はやるけれども興味のない事には平気でサボったり人のせいにする人は、発達障害の可能性があります。

対人関係のコミュニケ-ション能力に問題があったり反復的な行動がみられる人は、一度精神科を受診すると良いでしょう。

発達障害は内的原因で生じます。日常生活にはさしつかえない人が多いのですが、やはり脳の障害ですのできちんと病院で診断してもらった方が安心できます。

 

見栄を張りたがる

自分を大きく見せたい、現実の自分を認めたくない、そんな気持ちが強い人は虚言癖が日常化しているのかもしれません。

普段は大人しいのに、お酒を飲むと気が大きくなって「よし!オレが総理に言っておいてやる!」などと発言する酔っぱらったサラリーマンを、新橋あたりでよく見かけますよね。

これはささやかな外的原因からくる発言ですから、適当に聞き流してあげる事が大人の優しさでしょう。気持ちは分かりますよね。

 

寂しがりやが多い

幼児期に親からたっぷりと愛情を貰えず寂しい境遇で過ごしていた場合、大人になっても他人から注目されたい、一緒にいて欲しいという気持ちから虚言癖が習慣になる場合があります。

この虚言癖の場合はごく身近な人だけにする場合が多く、お互いに信頼関係が確立されれば自然に消滅する事があります。

自分を受け止めて欲しいという内的原因が満足されればうそをつく必要はなくなります。信頼関係を築く努力から始めましょう。

 

環境の変化に弱い

自分が場違いな環境に置かれると、誰でも本当の自分を出しにくくなるものです。高校しか出ていない人が、東大生の集まりにまぎれたとしたら、やはり自分も東大生のふりをしてしまうかもしれません。

普段は虚言癖がないのに、環境が変わった時についウソをついてしまう事は誰にでもあります。これは気持ちが萎縮して本当の事を言いづらいために起こるのです。悪気はないので気にする必要はないでしょう。

 

秘密を持っている

人に言えない秘密を抱えている場合、ついその秘密を守るためにウソをついてしまう事はよくあります。

そのままうそを突き通すために虚言癖がついてしまう事もあるでしょう。自分の中に人にどうしても言えない秘密がある人は、ウソを本当に見せかけるために虚言癖を治せない場合があります。

自分で分かっていてウソをついているのですから、これは治す治さないの問題ではありません。自分で解決するしかないでしょう。

 

空想癖がある

現実の世界があまりにも過酷な場合、それを認めたくなくて空想の世界に逃げ込む事はよくあります。

特に虐待された子供に多く、適切な治療をしないと多重人格などの人格障害に発展する事があります。

人を傷つけない他愛のないウソなら聞き流しても問題ないでしょう。しかし自分でついたウソが現実の世界と混同するようになったら、それは内的原因でストレスが溜まっているのかもしれません。

カウンセラーや友人に話を聞いて貰ったり、仕事を離れてしばらくのんびり過ごすと良いでしょう。

 

このように虚言癖は多かれ少なかれ、誰でも持っている感情から発症する行為です。ちょっとしたコンプレックスや劣等感、愛情不足が原因の事が多いのです。

自分で原因を突き止めて、自分の気持ちと冷静に向き合う事で、虚言癖は治る事もあります。他人に迷惑をかけたり、犯罪に加担するのでない限り、あまり気にしない方が良いでしょう。

ありのままの自分を受け入れる事ができれば、他人の目を気にせず堂々と人生を生きていけるはずです。自分と他人を比べても何の得もありません。

自分を認め、頑張っている自分を褒めてあげましょう。うそをつく必要なないのです。あなたがあなたを愛してあげれば、全ては解決するはずです。

まとめ

虚言癖の原因になるのは

・劣等感を抱えている
・発達障害の可能性がある
・見栄を張りたがる
・寂しがりやが多い
・環境の変化に弱い
・秘密を持っている
・空想癖がある


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