教育カウンセラーになる方法と、必要な資格とは?

教育カウンセラーになる方法と、必要な資格とは?
教育カウンセラーとは、日本教育カウンセラー協会で認定している資格で、主に学校内にて、学級経営や授業・進路相談、三者面談などを通して、生徒指導や青少年育成を担う職業です。

教育カウンセラーの職務は心理的な問題解決だけでなく、心理学的な視点から様々な提案、指導をしていき、学習面やキャリアについても将来を見据えたサポートが必要なもの。また、教員や保護者に関しても広く関わったり、集団生活で起こる様々な問題の予防など広く担いますので、大切な職業ですよね。

教育カウンセラーには、初級・中級・上級の3つの資格が存在し、それぞれのレベルで必要な認定基準が設定されています。ここでは、教育カウンセラーに必要な資格を6つに分けてお伝えします。



 

教育カウンセラーになる方法と、
必要な資格とは?

 

まずは初級教育カウンセラーの認定を受けること


初級教育カウンセラーに認定されるには、4つの要件を満たすことが必要です。

4つの要件とは、2年以上の教育カウンセリング実践歴、40時間以上の研修歴、教育カウンセラー養成講座の受講、教育カウンセラー養成講座にておこなわれる筆記試験の受験になります。認定は複数の認定委員によって申請内容と試験結果を総合して審査されます。

教育カウンセラー養成講座は全国で年間を通しておこなわれており、約3日間にわたって開講されます。養成講座でおこなわれる筆記試験は約50問とされており、日本教育カウンセラー協会より販売されている標準テキストが出題範囲となっています。

 

実践歴は教員としての指導歴や相談員の経験など


必要要件にある2年以上の実践歴とは、幼稚園、保育園、小・中学校、高校、(養護学校含む)専門学校、短期・4年生大学での教員(非常勤でも可)として生徒指導や教育相談に携わった経歴などが主。

他にも、ボランティア相談員、いのちの電話相談員、企業相談員としての経験も認定されています。

 

研修歴は学会認定の研修会など40時間が必要


教育カウンセラー認定要件の研修歴とは、学会が主催する研修会、カウンセリング民間団体の講座、教育委員会など現職教員研修に参加した経歴です。

これらの研修講座に40時間以上参加することが初級教育カウンセラーの申請要件になり、修了証を添付して講座名や総研修時間を認定申請書に記載します。

 

中級教育カウンセラーになるには


初級の教育カウンセラーでは、単にカウンセリング技術を反映した学級運営のサポートなどが職務ですが、中級教育カウンセラーになると、学校や企業などでカウンセリングのリーダーとして全体を指導する立場という職務になります。

中級教育カウンセラーになるためには、実践歴が5年以上で、認定申請自己評価が21ポイント以上を満たすことが必要です。また、スーパービジョンを1ケース以上経験していることと、研究論文や実践報告などの著作物を1編提出できることも要件とされています。

試験は筆記試験と面接技法のロールプレイと口頭試験があるので、クリアしていくにはそれなりの経験が必要になるでしょう。

 

上級教育カウンセラーになるには


上級教育カウンセラーは、実践的かつ専門的な要素が必要とされ、論文や研究の実績とともに、全体を指導するスーパーバイザーとしての職務になります。

実践歴は7年以上で、認定申請自己評価が29ポイント以上必要。また、研修会などで講師かスーパーバイザーとしての経験をもち、スーパービジョンを2ケース以上、論文を2編提出しなければなりません。また、上級教育カウンセラーも、筆記試験とスーパービジョンやリーダーシップに関する実技や口述試験があります。

児童だけでなく、学校に関わりのある教員や保護者などを指導する立場にあるからこそ、より専門的な知識が必要となるわけです。研究だけでなく講演活動の経験なども重要視されます。

 

資格には更新が必要


教育カウンセラーの資格は、有効期限があり、認定された年度から7年間が有効です。更新は2ヶ月前から受付ており、教育カウンセラー資格更新申請書の提出をします。

申請書には実践や研修について、その他、教育カウンセラーとしての職務について記入していきます。

 

教育カウンセラーは、学校などの教育現場において、カウンセリングの発想と技法を展開し、リードしていく資格です。カウンセリングの専門知識だけでなく、教育に関しても深い理解が無くては成立しません。

カウンセリングとはそれぞれ人間の個性に大きく関わる部分。認定審査においては、より実践的な経歴や、研修および研究などが重視され、慎重に認定手続きがなされます。そのため、相談ボランティアでも実践歴として評価されるためカウンセラーとしての日頃の活動が重要視されることになるでしょう。

教育カウンセラーとして職務を全うしながら、成長の援助やいじめの問題、不登校などの解決に関わる上で、机上の知識だけでなく、実践を通した幅広い経験とともに、独自の視点にとらわれることのない視点が必要とされるのです。

 

まとめ

教育カウンセラーになるには

・初級教育カウンセラーの認定が第一段階
・実践歴は指導歴や相談員の経験など
・研修歴は研修会など40時間が必要
・中級教育カウンセラーでは指導を含めた実践が必要
・上級教育カウンセラーはスーパーバイザーとしての職務を
・資格には更新が必要