仕事のモチベーションを保てないという現代人が多いです。その原因は、自分の望まぬ仕事をしているからとか、思っていた職種ではなかったとか、職場での人間関係が上手くいかないだとか様々です。
しかしどの理由であっても共通しているおおもとの原因は、「根性が足らない」と言えます。現代人は昔の日本人に比べて本当に根性なしです。根性なしは必ずしも悪いことばかりではないのですが、一つの事を無心にやり続ける奉仕精神がなければ、どの企業に勤めても結果は変わりません。
そこで今回仕事のモチベーションを上げるために出来ることをお伝えします。仕事のモチベーションを上げることは実は簡単です。毎日しっかりと疲れを取って睡眠を取っていれば、仕事中に余計なことを考えずに集中力で乗り切れるはず。そこにもう一歩、仕事を前向きに考えられる方法を伝授するので、以下を読んで是非実践してください。
仕事のモチベーションをアップさせる
6つの法則
大きな目標を持つ
まずは自分の仕事上で目指す目標をしっかりと定めましょう。「しっかりと」と書きましたが、具体性に欠けても構いません。「100人の部下を持つ地位に立つ」とか「年収100億になる」とか、自分が心から達成したいと願うことを思い描くのです。
仕事に対してそこまでの欲はないという人も、「40年間勤めあげる」とか、自分なりに思いつくことを考えてください。大きな目標を持つという事は、数十年後の未来を予想して生きるという事です。
常に今だけを見て、今の忙しさ、今の悩みに打ちのめされている人にとっては、未来は未知です。その未知の未来に自分で光を指すのです。将来の自分を思い描くことで、目の前の小さな一歩の重みが変わり、仕事のモチベーションが大幅にアップします!
それを壁に掲げる
大きな目標を「これ!」と決めたら今度はそれを紙に大きく書いてください。そして自分が最も目にする場所に貼るのです。それがどうしたと思われるかもしれませんが、これは仕事のモチベーションを上げる強い味方となります。
人間の心は移ろいゆくもの。毎日の生活ですり減って流されて、大志を忘れてしまう人はたくさんいます。ほとんどの人間が自分の「将来の目標」を叶えられないまま終わると言っても過言ではないくらい。
しかしあなたは違います。紙に書いた自分の目標を毎日何度も目にしているからです。ぶれることなく真っ直ぐに目標に向かって進むことが出来る有効な方法です。できれば仕事のモチベーションを保つためにも、職場の目につくところに貼ってください。
小さな目標を持つ
大きな目標ばかりでは、到達するのが遠すぎて忘れてしまします。何度も挫折して「自分にはやっぱり無理だ…」と諦めてしまいます。そこで近未来の小さな目標も常に持っておくことをおススメします。
「来月までに○○する」とか、こちらは本当に到達可能で「ちょっと頑張れば手が届く」程度の目標にするといいですね。そしてそれもまた、手帳などに書き込んで期限を設けて達成するのです。
達成した印を目につく場所に
小さな目標を達成したことを、手帳にシールを貼っていくなどして自分で確認できる状態にしておきましょう。それを何度も目にすることによって、自分だってやればできるんだ!と自信を持つことが出来るからです。
仕事でモチベーションを保てない人は自分を「根性なし」「すぐに諦める」と卑下している人が多いのです。しかし小さな目標達成の積み重ねがそれを覆す自信につながります。
そうしたことを繰り返していくうちに、1年経ち2年経ち、最初に掲げた大きな目標に一歩一歩近づいている実感が持てるようになるのです。それがますますモチベーションアップにつながるのです。
くじけそうなときに「大きな目標」を思い出す
仕事のモチベーションが下がるような出来事は常に起こりえます。仕事で失敗した時。上司に怒られたとき。同僚ともめた時。私たちはそんなに強くありません。何度もくじけて自分はダメな奴だと落ち込みます。そして夢を諦めて人生を妥協する。
けれども多くの偉人たちも同じ壁にぶち当たり、それを乗り越えてきた人たち。偉人の共通点は「あきらめなかったこと」です。私たちもあきらめずに目標を追い続ける根性を持つべきです。あきらめないために必要なのは強い心。強い心を思い出せない時は、自分自身の掲げた目標を思い出してください。
そしてそれを心に誓った時の自分の気持ちを思い出すのです。すぐに「よし、切り替えてがんばろう!」とならなくとも、心は少しずつたくましく強く成長するはずですから。
目の前の仕事に一生懸命取り組む
大きな目標も大切です。夢を持つことで日々のモチベーションを保つこともできます。しかし大いなる使命のためだけに生きているわけではありません。私たちは一人一人が特別でありながら、世界という大きな社会の、歯車の一つでもあるのです。
自分が「全」であり「個」でもあるという事を常に忘れてはいけません。毎日の仕事のモチベーションを保つために今まで書いてきましたが、逆のことも言えるのです。毎日の積み重ねがあるからこそ、大いなる目標を達成できるのです。
日々、つまらなく単調に見える仕事であっても、それは社会の一員として社会を支える大切な仕事の一環です。そして毎日毎日頑張っていれば、いつの日か必ずその努力は報われるのです。
さて、仕事のモチベーションをアップさせる6つの方法を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
要は気持ちの持ち方です。と簡単に言えることでもないのですが…。毎日仕事に出かけ、自分の望まない仕事をし続けることは大変です。社会人の皆さま、本当にお疲れなことでしょう。
「自分は何をやっているんだろう」「本当にやりたい仕事に転職すべきじゃないのか?」と悩んでいる方、まずは目の前の仕事としっかりと真剣に向き合ってみてください。あなたが立っているその場所は、あなたの大きな目標へと地続きだからです。
資格や勉強は少しの努力でできるかもしれません。しかし「毎日同じことを続ける」という根性は、数年や数十年かけて、自分自身の心に打ち勝って培っていくしかないのです。あなたの掲げた大きな目標を達成するためにも、今日も仕事を頑張ってください。その気持ちが仕事のモチベーションアップにつながるのです。
まとめ
仕事のモチベーションをアップさせる6つの法則
・大きな目標を持つ
・大きな目標を紙に書いて壁に掲げる
・小さな目標を持つ
・小さな目標を達成した印を目につく場所につけていくことで自信アップする
・くじけそうなときに「大きな目標」を思い出す
・目の前の仕事に一生懸命取り組む