リストラは、人の心を傷つけるものです。宣告されてから幾日かはショックで目の前が真っ暗な日々が続き、なぜ自分なのだろうと出口のない考えが頭を駆け巡る人もいます。
あとになって「あの時リストラされていたから今の自分があるのだ、本当によかったなあ。」と思う日は来るものですが、現時点では自信喪失してしまい、何もやる気が起きず「自分は何の役にも立たない」とふさぎ込んでしまうものです。
それ自体は悪いことではありません。ですが、リストラで自信喪失し、そのことばかり考え続ける日が長引くと体力、精神力をうばい、生活に支障がでてしまいます。
ここではリストラ前よりも活き活きした毎日を送る…そこに目を向けていただくための7つの立ち直り術を紹介します。
リストラで自信喪失している人のための立ち直り術
失ったものは何だったのか考えてみよう
考えたくないならば考えないでください。
ただ、場合によっては失ったほうがよかった物もあるのです。例えば、たくさん残業していた、やりたくないor苦手な仕事だった、嫌がらせを受けていた、割にあわない給料だった…等です。
もうやめたいという気持ちがどこかにあったならば、これは転機と捉えることができます。
他の誰かと比べていないか
人は自分と近いレベルの人にライバル心を持つといいます。
実際はその人が大したことがない相手でも、負けたことが辛くて自信喪失していたりすることがあります。後輩達に負けた…と考えることもあるでしょう。ですが、本当に負けているのなら諦めはつくものです。
それがボンヤリとしているせいで考え続けてしまうのです。何かに具体的に負けていないなら負けていないので、気にしないことです。
その会社で学べたことを思い出そう
昔と違い、たとえ大企業であっても一度入った会社にずっといられる時代ではありません。
そもそも会社が安定しているならリストラに踏み切る必要はなく、もともと競争の厳しい会社ならば努力以外に適正が大きく関わってきます。
その会社で積んだ経験は必ず力になっています。
誰かに申し訳ないと思っていないか
実際、今リストラにあったからといって、昔ほど同情はされません。
明日は我が身…と思うほど不安定な経済状態です。それでも自分が役に立たない人間だと自分を追い込む人もいます。
それよりは、きちんと自分を守り、守りたい人を守ってください。本当に申し訳ないのは今自分を責め続け動かずにいることです。
今できることをやろう
幸い、今生きています。それならば必ずできることがあります。寝たきりのお爺さんでも、周囲にありがとう。
と必ずいう人がいます。それがどんなに小さなことでも、周囲は反応します。自分が行うことが周りに影響を与えることを実感すると、今までとは視野が変わってきます。リストラ前にはわからなかったことを見つける機会です。
小さいことをばかにしていてはわからないままです。
自信喪失そのものを見直そう
ここで、今まで持っていた自信が何だったのか知ることも、視点を変える大きなチャレンジです。
今まではそんなに頑張らなくてもある程度出来た、挫折知らずでやってきた。そんなボンヤリした自信はいずれ通用しなくなる可能性は高いです。
見直す時期が来たのです。また自信喪失できるということは、何かに自信があったのです。それが通用しなくなったならば、見直し磨きなおすことで、より強い武器をもつことにつながります。
選択は自分でできると知ろう
事故で亡くなる、病気で亡くなる…などは選択肢のない出来事ですが、リストラは職を失うことで、死とは違います。
失った瞬間から選択肢は職業の数だけあります。自信喪失のからくりが解けない限り、この選択を力強く行うことは難しいかもしれません。
ですが、選択肢があるということは、道がたくさんあるということなのです。
いかがでしたか。リストラの理由も立場もさまざまで、痛手の大きさも人それぞれです。
ですが、それにより自信喪失してしまうと、希望が持てなくなっていき、希望が持てないと生きる気力がなくなっていく悪循環が起きてしまいます。
が、リストラにより今までより大きな希望を見つけることが出来た人もたくさんいます。
リストラこそが実は希望だったという逆転現象が起きるのです。それを起こすのは自分自身の選択だけです。リストラは確かに辛いものですが、自信喪失する必要はありません。どうか明日が今日よりも希望ある日でありますように。
まとめ
リストラで自信喪失している人のための立ち直り術・失ったものは何だったのか考えてみよう
・他の誰かと比べていないか
・その会社で学べたことを思い出そう
・誰かに申し訳ないと思っていないか
・今できることをやろう
・自信喪失そのものを見直そう
・選択は自分でできると知ろう