脳を活性化する方法はいくつもありますが、その中で今活用されている方法といえば「マインドマップ」。マインドマップとは、トニー・ブザン氏が提唱した方法で、シンプルに説明すると自分の頭の中の考えや思考を、絵に描くことで整理し表現する方法です。
頭の中で考えたり、言葉にするだけでは上手くまとまらないようなことでも、このマインドマップを活用することで考えや思いがはっきり見えてきたり、他人に伝えるときにもしっかりとわかりやすく伝えることが可能になるだけでなく、脳の活性化にも繋がると言われています。
ここでは、本当に脳を活性化させるためにマインドマップを使いこなすためのコツをお伝えします。ぜひ、参考にしてください。
マインドマップを使いこなして、
脳を活性化する5つのコツ
主になることを決め、まずは真ん中に置きましょう
考えや思い、アイデアを自由に描くと言っても、ただ描けばいいというものではありません。まずは、基本的なルールとして、メインになるようなことを真ん中に置くという癖をつけましょう。メインに置くものは、何でもかまいません。
例えば、集中力がないと感じているのであれば「集中力」というものを真ん中に置き、そこから連想されるものを、放射状にどんどん自由に描いていきます。「スマホは集中力を妨げる」ということが浮かんだら、スマホの絵を描いて赤いペンで大きくバツを描くのも良いですし、「30分が限界!」という悲鳴でもOKです。
これはあくまで一例ですから、良い悪いというものではありません。要はあなたの頭の中に浮かんだこと、アイデアをそのまま描けばよいのです。このルールをまず理解しておくこと、これがマインドマップ活用のためのもっとも大切なコツと言えます。
マインドマップは、カラフルに描きましょう
マインドマップを描く際に、色を使うことはとても重要なポイントです。ただし、マインドマップ=何が何でもカラフルに描かなければいけないという考えは必要ありません。黒一色で描きたいテーマ、気分であれば、そうすることがベストでしょう。
しかし、黒しか使ってはいけない、こういうときは赤で描くべき、など勝手な自分ルールを考えようとしているのであれば、それは今すぐやめてください。そのときに、あなたがピンと来た色を使うこと。それもまた、マインドマップを描く上で必要なことです。
そこに現段階で深い意味を求めることはありません。なんとなく青色で描きたくなった。そう感じたのであれば、それは、マインドマップ上の正解です。
絵、数字、文字、抽象的なものなど、何でも使いましょう
浮かんだアイデアを、どんどん広げていくのがマインドマップの目的です。ですから、言葉で書いても、絵で描いても、数字や何かの雑誌の切り抜きであっても全く問題ありません。使いたいものを使うこと、それがマインドマップを使いこなすためのコツ。
しかも、メインが何かという点さえはっきりしておけば、時間が経った後でも自分の思考を簡単に振り返ることができます。そして、どの連想でどの考えが浮かんだのか、何をきっかけに、どのアイデアが浮かんだのか、ひらめきまでのルートもたどることができるため、端折ることなくメモっておくことが大切です。
マインドマップ用のソフト、手書きのどちらでもOK
現在、マインドマップ用のソフトもたくさん生まれているため、PC上で管理したいという人には、そういったソフトを使うことをおすすめします。ソフトを使うことで、描いたキーワードが検索できたり、データが保存できたりするメリットもありますし、手書きにすることで実際に手を動かし、記憶が深まるというメリットもあります。
これは、マインドマップを使いこなすという観点では、どちらを使ってもOK。データ管理を重視するのか、手書き感覚を重視するのか、好みにあわせて選んでください。その日の気分によって使い分けるというのもひとつの方法ですが、どちらで書いたのかわからなくなってしまうことがないように、ご注意ください。
大切なことは、マインドマップを描くことを躊躇わないこと
マインドマップを描くことに、躊躇してしまう人がいます。これはおかしいのでは?この考えは間違っているかもしれない。という風に。しかし、マインドマップの段階では、間違いも正解もありません。これは、単にあなたの心の中、頭の中の地図。
あなたが描いたものは、現段階では全て正解です。ここから、マインドマップを元にさらに具体的なイメージを膨らませたり、ビジネス化していくようになれば、取捨選択する必要が生まれてきますが、今の段階では思考にストップをかけてしまうことがもっともNG。脳を活性化させたいのであれば、より一層自由に。心と頭の感じるままに、どんどん想像力を広げていきましょう。
いかがでしたか。
ここでは「マインドマップを使いこなして、脳を活性化する5つのコツ」と題して、マインドアップの説明から使いこなすコツまでをお伝えしました。マインドマップという言葉を初めて聞いたという方も、言葉自体は知っていたけれど、意味がよくわからなかったという方も、意味を理解し、使いこなす自信がついたのではないでしょうか。
マインドマップは、ある意味基礎的なルールさえ守れば、あとはあなたが自由に描いていい真っ白なキャンパスのようなものです。そもそもアイデアや思考は、頭の中だけで考えていても広がっていかないもの。手を動かしたり、PCの画面上でどんどん吐き出していくことで、またそのアイデア同士が勝手に広がりを増してくれるもの。
頭の中にいろいろな考えが入り、ごちゃごちゃしてしまっていると感じるときや、しっかり思考を整理したいときなど、ぜひ今回の記事を参考にマインドマップを活用してください。きっと、良いアイデアに繋がるはずです。
まとめ
マインドマップを使いこなして、脳を活性化する5つのコツ
・主になることを決め、まずは真ん中に置きましょう
・マインドマップは、カラフルに描きましょう
・絵、数字、文字、抽象的なものなど、何でも使いましょう
・マインドマップ用のソフト、手書きのどちらでもOK
・大切なことは、マインドマップを描くことを躊躇わないこと