英検1級を合格するために絶対押さえておきたい7ポイント

英検1級を合格するために絶対押さえておきたい7ポイント

英検1級は今も昔も大人気ですよね。特に英検1級は憧れる人が多い難関資格試験の1つです。毎回 10,000 人以上の受験者がチャレンジしています。

しかし一次試験を突破できるのは、その中でもおよそ10%、合格者数にして 1000 人程度しか受かりません。あまりの狭き門ゆえに、準 1級合格者が英検1級合格するまで3~5年費やすこともザラです。チャレンジしても途中で挫折する人も大勢います。英検 1級はまさに難攻不落の難しい資格です。

また2004年6月より英検1級試験は新形式となりました。現行新形式では、特に『ライティング』と『リスニング』が重視され、 ライティングについては自由英作文が導入されました。

どうしても英検1級が取りたい、あなたがそう思うなら、英語の勉強の他に英検1級を取るためのスペシャルな勉強も必要です。今回は、英検1級を合格するために絶対押さえておきたいポイントを7つ、ご紹介します。

 


英検1級を合格するために
絶対押さえておきたい7ポイント

 

ネイティブ同様に単語を覚えよう

英検1級レベルの単語は、今までの試験の様な単語をひたすら暗記する、という記憶方法は全く役に立ちません。英検1級の単語は応用力を要求されるからです。

子供が少しずつ単語を覚えていくのと同じような方法で単語を「覚える」のではなく、実際にネイティブ同様に「身につけて」いなければいけません。

英検1級のボキャブラリー問題は、単語が身についているかを試す問題です。「この単語は、あの映画の中で私の好きなハリウッドスターがよく言っていたスラングだ」という感じで記憶されている事が大切です。

単語はもはや日本語を話す感覚で自然に頭に入れておきましょう。

 

速読力を鍛えよう

英検1級一次試験を突破できる人には、帰国子女や海外生活経験者が圧倒的に多いそうです。

英語力のレベルが違うのは当然なのですが、英語力の中でも、ある能力が特に優れていることが、合格へとつながっているのです。

海外での生活経験がある人とない人では、大きく違うこと、それは「文章を読む速さ」です。

日本人は非常に真面目に勉強します。わからない単語があれば、辞書を持ち出して意味を調べ、じっくりと勉強する人が多いのです。

自分のペースで英文を読むスピードが定着していると、いざ試験の時にも英文を読むスピードが遅くなり、それだけで時間を使ってしまうのです。

日本語で書かれた文章はパラパラと目を通しただけである程度内容が把握できますよね。

英検1級試験も同様です。速読して内容が把握できる速読力を鍛えて下さい。

 

リスニングテストでメモを取らない

英検1級一次試験のリスニングでは、絶対にメモをしてはいけません。

英検1級のリスニング試験では、メモをする時間は一秒もありません。リスニング試験は時間との闘いです。

ある問題で Aか Bかを迷ってしまい、迷っているうちに次の問題のナレーションがはじまり、冒頭の部分を聞き逃して、次の問題も答えられなくなるというミス、TOEICではよくやりがちです。しかし英検1級でそんな事をしていてはとても合格できません。

TOEICよりも英検1級のリスニングは聞きやすいと言われています。あせってメモを取る癖は止めて、頭でメモを取る様にして下さい。

 

ライティングの勉強にはパソコンを使わない

最近は仕事でも紙に鉛筆できっちりとした文章を書く機会がめっきり減っているはずです。誰もが紙と鉛筆できれいな字を書くという能力が衰えているのです。

そのような状況で、試験本番という緊張した環境の中で、あなたは解答用紙に鉛筆できれいな英文でエッセイを書くことができますか?

英検1級の合格を分けるのは最後のエッセイライティングといっても過言ではありません。普段から、英文を自分の手で書く行為に慣れておきましょう。普段パソコンで英文を打っている人も、英検の勉強のときは鉛筆で書く訓練をして置く事が大切です。

 

問題文を先に読まない

英文の長文読解になると「まず、問題文を読んで、その後に長文を読みなさい。」という指導法がよく行われますよね。

しかし、実際の試験で、大体の人がその指導法どおり、問題文を先に読んで、次に長文を読んでも、いざ回答するときになって、また長文の一部分と問題文を読み返している人が多いのです。

その結果、思った以上に長文読解問題を解くのに時間がかかります。これは大変な時間のミスです。

英検1級試験に臨む人はそこそこ実力がついています。小手先のテクニックよりも、正攻法で望んだ方が結果的に時間短縮につながります。最初から長文を読んで問題を解く様にして下さい。

 

会話力を身につけよう

英検1級では、読む、話す、聞く、書くという全ての能力が問われます。試験で一番緊張するのは、やはりスピーキングではないでしょうか。緊張すると声が震えてただでさえ英語がスラスラと話せません。

普段からどんな場面でも英語で応対出来る様に会話力を身につけておきましょう。英語を話す機会が少ない人は、映画をみながら主人公の台詞をシャドーイングしてみる方法もおすすめです。

 

モチベーションを保つ工夫をしよう

英検1級合格は非常に狭き門です。そのために挫折する人は大勢います。数年たってから再度チャレンジする人もいますが、英検はなるべく間を空けずに勉強した方が合格率は高いのです。

そのためには絶対に合格する!という強い意志、モチベーションを保つ工夫が必要です。勉強は自分との戦いですから、飴とムチを使い分けましょう。合格したら、イギリスにご褒美旅行するぞ!という目標を用意して勉強が嫌にならない工夫をして下さい。

 

いかがですか。英検1級は確かに難しい難関資格ですが、取れれば様々なメリットがあります。高校、大学の入試でも優遇措置や内申点の加算にも使われますし、教員採用試験でも優遇措置を取る県も増えています。オリンピックなどのイベントの時には英検1級を持っていれば仕事でも優先されるでしょう。英語力があれば色んな場所で力を発揮するはずです。

エッセイ問題の配点は、113点満点中28点で、総得点の約25%を占めます。いまや英検1級1次筆記試験の合否は、このエッセイ問題が左右すると言っても過言ではありません。これだけは忘れることなく英検1級に挑みましょう。

そしてせっかく英検を受けるなら、英検1級を目指しましょう。登山と一緒で毎日こつこつと登って行けば、必ず頂上に到達します。諦めない、さぼらない、そして勉強のポイントを抑える事、これが英検1級に合格する秘訣です。

 


まとめ


英検1級を合格するためには、

・単語は暗記ではなくネイティブに使える位に身につけましょう
・英文は読むスピードが大切です
・リスニングは頭の黒板にメモしましょう
・普段から英文を手書きしましょう
・試験はテクニックよりも自信が大切です
・会話は普段からの努力で身に付きます
・やる気を保つ工夫をしましょう


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