世界で通用するTEDトークを活用してプレゼン上手になれる。TEDとはテクノロジー。エンターテインメント、デザインの頭文字をつなげたもので、各分野における世界的な人物がプレゼンを行うという特性を持った非営利団体です。彼らは共通するテクニックによって、聴衆を虜にしています。
もちろん、存在としての説得力が抜群にある方々なので、絶対的な信頼性を持っています。しかし彼らは自身のキャリアや功績を並べているわけではありません。聴衆より上に立ってはならないという考え方のもとに、正しく伝え、興味を持ってもらうためにプレザンターとして存在しているのです。ここでは話し方・伝え方を工夫することによってプレゼンが劇的に上達するためのコツを紹介します。
プレゼンのコツ☆劇的に上手くなる
7つの話し方・伝え方
開始1分で心を掴むテクニックを用いる
聴衆が興味をもって話を聞いてくれるのは、プレゼン開始後30秒ほどになります。そのためプレゼンを伝えるためには最初が肝心となります。そこで心をつかむことができなければ、プレゼンは失敗に終わってしまうでしょう。そうならないための最もシンプルな方法は、『なぜ』から始まるプレゼンを心がけることです。ただ単純に話を聞いているだけでは飽きてしまうが人間の心理です。聴衆を考えさせることができれば、プレゼンに対する興味を引けるので取り入れてみてください。
コアメッセージを明確にする
自分が行うプレゼンの中で最も伝えたいことを明確にしましょう。それがアイデアであるならば、それを言葉に置き換えることから始めてください。それはキャッチーであるほどいいです。キャッチフレーズとして仕立て上げることで、最も伝えたいことを上手に伝えられるようになります。頭を悩ませて導き出したキャッチフレーズは繰り返し使用したほうが望ましいです。シンプルな言葉を繰り返すことでその重要性を理解されやすくなるのです。
目的から入って具体的な方針で締めるようにする
『何のために』で始まり、『どのように行うかの説明』で締めましょう。何のために行うかを明確にすることが最も大事になるので、初めに話すことで聴衆の興味を引くことができます。加えて、このように話し始めることで、話の流れを作りやすくなります。プレゼンにおいては結論から話すという手法が広まっていますが、ここでいう結論を『目的』に設定するようにしましょう。
簡単な言葉を選んで用いる
伝えたいことを正しく理解してもらうための工夫は、考えなくても伝わるように配慮することです。良いプレゼンをしようと思うと、どうしても作りこんでしまうため、難しい言葉を取り入れがちになります。そうなってしまうと聴衆は考えながら聴くことになるので伝わりにくくなってしまいます。言葉を簡素化することで上手に伝えましょう。大事なことは、伝えたいことを正しく伝える工夫をすることなのです。
立ち振る舞いを工夫する
プレゼンを行う際の立ち振る舞いによって、聴衆の安心感が変化します。大事なことは、手の位置を腰より上にすること、力を抜くこと、笑顔を絶やさないことの3点です。手の位置を腰より下にすると自然なジェスチャーができません。更に力を抜くことができなくなってしまいます。自然な姿勢で安心感を与えるような工夫を取り入れるようにしましょう。
スライドは画像主体のシンプルなものにする
スライドに載せる文字は極端に少なくしましょう。画像を主体にし、文字は言葉で伝えるようにするということです。画像の持つ効果は聴衆に具体的なイメージを持たせることです。言葉を多く載せてしまうと、聴衆は読みながら聞かなければならないので話半分にならざるを得ません。スライドは具体的な想像を膨らませるために活用するようにしましょう。
ストーリーのように仕立てることで聴衆を引き込むようにする
プレゼンは数分で完結させる物語です。そのためストーリーのように仕立てることが大切になります。その流れに沿って正しく理解してもらうように努めましょう。その中でユーモアや自身の経験談などを取り入れても面白いです。そのあたりは聴衆との立場や関係性によって調整するようにしてください。失礼のないようにプレゼンを終えることも重要です。
いかがでしたでしょうか。
上手なプレゼンを行うための方法に難しいことはありません。つまり、誰でも簡単にプレゼンが上手くなれるということです。その上で最も大切なことは聞き手に正しく伝わるような工夫をすることになります。自分目線でプレゼンの作り上げていくと、どうしても難しくて堅苦しいプレゼンになってしまいます。
上手なプレゼンという評価を得るためには、聞き手に配慮することが重要です。それが聴衆より上に立たないプレゼンとなります。聞き手の全員が正しく理解してくれるようなプレゼンを目指しましょう。
まとめ
プレゼンのコツ☆劇的に上手くなる7つの話し方・伝え方
・開始1分で心を掴むテクニックを用いる
・コアメッセージを明確にする
・目的から入って具体的な方針で締めるようにする
・簡単な言葉を選んで用いる
・立ち振る舞いを工夫する
・スライドは画像主体のシンプルなものにする
・ストーリーのように仕立てることで聴衆を引き込むようにする