仕事での役職が上がると、毎朝の朝礼でスピーチをしなくてはならなくなります。また、仕事でなくとも、子どもの学校や幼稚園の役員になれば、壇上に上がってスピーチをすることも出てくるでしょう。
人生経験を掘り起こしていいことを言おうとしても、スピーチ慣れしていなければ、まとまりのないスピーチになってしまいます。どうせスピーチをするのならば、朝礼に出席している人全員を元気に奮い立たせるいいお話をしたいですよね。
そこで今回、朝礼スピーチ用にとっておきの「やる気が出る名言」をお届けします。朝礼で話せば、聞いている人の心を間違いなく打つはずです。そして一日のスタートである朝礼で「やる気」を受け取った社員たちは、その後の仕事を意欲的に取りこんでくれることでしょう。
朝礼スピーチで使える!
『やる気』が出る名言集
「失敗によってやる気を奮い起こせるものが勝つ」
人生は失敗の連続です。有名な偉人の多くは、普通の人以上に失敗という経験を重ねてきています。彼らの多くは、普通の人よりも、「失敗」から起き上がる根性があるのです。失敗におびえてびくびくと委縮してしまうと、その後の成長は見込めません。小さくまとまったささやかな人生になります。
しかし失敗から学び、「二度と同じ失敗をしない!」と反省をもとにやる気を奮い起こせば、2度目はもっと上手に物事を進められます。そして仮にまた失敗しても、また立ち上がればいいのです。繰り返しの失敗に打ちのめされることなく、何度でも立ち上がる根性のある人こそ、「勝者」となれるのです。
一度きりの人生です。「勝者」として胸を張って生きるためにも、失敗にめげずに立ち向かう気持ちを持ってください。朝礼を聞く人に、力強くそう呼びかけてください!
「前に進むために何を捨てるかが重要だ」
人生は一本道です。進むことはできても、戻ることはできません。しかし「立ち止まる」ことはできます。自分の人生に見切りをつけて腰をおろし、もうそこから一歩も前に進まないという選択をする人もいます。それはそれでいいでしょう。
しかし前進を希望する人は、それではいけません。人生を自分の力で前に進めなくてはなりません。前に進むということは、何かを捨てなくてはいけません。これは真理です。
今の会社に見切りをつけて、転職を考えるときは「安定した給料」を捨てることになります。会社が遠くなれば「通勤時間」を妥協しなくてはなりません。前に進むためには、目標のために、何かを我慢しなくてはならないということです。そしてその選択は、随時あなたに課せられます。
何も捨てることなく前に進むことはできないのです。何を選んで何を捨てるか、その選択を恐れずに行って、前へと歩みを進めてください。何を得ても何を捨てても後悔はつきものですよ。朝礼を聞く人の耳に、この言葉は強く響くことでしょう。
「出来る出来ないを悩むのではなく、どのようにすれば出来るのかを考えよう」
「自分に出来るだろうか…いや、出来ないかもしれない。時間もないし、出来るかどうかわからない」とうだうだと悩む人は多いのですが、時間の無駄です。「出来るか出来ないか」で悩んだところで何になるというのですか?
「やる!」と決めたことを「どのようにやるべきか」ということを考えるためにこそ、時間を割いてください。「やるやらない」はどちらでもいいのです。やることの方法を考える方が、よほど重要で有意義なのです。
朝礼を聞く人はほとんどが「普通の人」です。そこから突出した人を育てるためにも、朝礼で是非このスピーチをしてください。小さくまとまっていた人が、大化けしていい仕事をするようになるかもしれませんよ!
「目標から目をそらさないこと」
長い時間を生きていると、自分の目標が定まらなくなります。初心に戻って、自分が何を目標にしているかをしっかりと思い出してください。目標への到達が長ければ長いほど、「自分が何のために戦っているのか」がわからなくなります。
目標から目をそらさずいるために、自分の目標を壁に貼るなどして常に意識しているといいでしょう。目標からぶれずに突き進む人が、誰よりも一番強く、一番能力を発揮できるからです。会社などで複数での協力が必要な場合も、全員で一つの目標に突き進んでいることを常に忘れずにいることが大切です。
朝礼の中でこの言葉を言うことで、会社という小さな社会の中でも周りに流されず、目標から目をそらさない姿勢で仕事に取り組む人が増えるはずです。
「ジョギングは世界を救う」
ジョギングをしたことがありますか?ジョギングは世界を救います。ジョギングをすることで得られるものが、とてつもなく大きいからです。
まず、毎日30分のジョギングをすることで、体から余計な脂肪がふるい落とされます。スタイルがよくなるということは外観がよくなることです。自分の見た目がスマートになって嫌な人はいませんよね。これだけでも少し前向きになれます。服を選ぶ際のストレスもなくなります。
また、毎日汗を流すことで老廃物が流れ出ます。不要なものが体外に出ると、肌も髪もきれいになります。また、運動を毎日続けることで「根気」が養われます。根気があればたいていのことは乗り越えられます。
そして最後に、毎日ジョギングを続けることで思考が「前向き」になるのです。ジョギングをすると、脳内に幸せホルモンが分泌されるからだと言います。
これらすべてを踏まえて、働くすべての人にジョギングをお薦めしたい。朝礼スピーチで「ジョギングは世界を救う!」と大きな声で呼びかけて、社員にジョギングを進める会社はアメリカの大手企業では珍しくありません。脳を活性化させ、体力をつける一挙両得だけでも、朝礼で社員に呼び掛ける価値はありますからね。
さて、朝礼スピーチに使える、「やる気」が出る名言をお届けしましたが、いかがでしたでしょうか。
「凡人」と「偉人」の差は本の少しで、「出来る人」と「出来ない人」の差も、ほんの少しなのです。その「少し」が人生の分かれ目なのです。小さなプライドを投げ捨てて、一度きりの人生を人目ばかり気にするのではなく、自分の価値観を自己の中心に据えて、目標から目をそらさずに突き進んでください。
人はいつ死ぬかわかりません。明日、交通事故で死ぬかもしれないのです。だからこそ「どう生きるか」が大切なのです。小さくまとまったささやかな人生も、ありです。
しかし、どうせなら、失敗を恐れずに何度でも立ち上がり、誇れるものを胸に死んでいきたいではないですか。あなたの人生が偉大なものとなるために、やる気が出る名言集が役立てば何よりです。
まとめ
朝礼スピーチで使える!『やる気』が出る名言集
・「失敗によってやる気を奮い起こせるものが勝つ」
・「前に進むために何を捨てるかが重要だ」
・「出来る出来ないを悩むのではなく、どのようにすれば出来るのかを考えよう」
・「目標から目をそらさないこと」
・「ジョギングは世界を救う」