カウンセラーの資格は日本ではまだ十分に浸透していないため、なじみがありませんよね。しかし、アメリカなどの欧米諸国では、カウンセリングは著名人や精神疾患の患者だけでなく一般の社会人も利用するケースが多くあります。
失業率の上昇や非正規雇用の拡大、就業時間が長くなるなど、現代の社会人が抱えるストレスは年々大きくなっていきます。この日々抱えているストレスは自分で解決するものだと考える人が多いかもしれませんが、カウンセラーの資格を持つ専門家に相談をする方がスムーズに解決することができます。
このようなこれからの時代には欠かせない存在になっていくであろうカウンセラーの資格ですが、取得してもメリットが具体的にはわからないという人がほとんどですよね。そこで、カウンセラー資格を取得することのメリットを7つお伝えします。
カウンセラー資格を取る
7つのメリット!
手に職がつく
大学を卒業して一般企業にすぐに就職した人の多くは、専門的な知識を身に付けることなく年月を重ねます。このように特殊な資格やスキルを持っていない人は、不景気になったときに失業した場合、再就職が非常に困難になるのです。
その点、カウンセラーの資格を持っていれば、雇用条件がいいか悪いかは別として、失業のリスクは低くなります。「手に職」とはまさにこのことで、自分ならではの資格として就活では武器になるのです。
成長分野である
カウンセラーの資格を持っていても、日本では心理カウンセリングのクリニックや専門機関がまだあまり普及していないので就職しずらいのではないかと考える人もいるかもしれません。しかし、これからの社会ではストレスを抱える人が増え、カウンセラーの需要が拡大することが予想されます。
そのため、これから将来を見据えるならばカウンセラーの資格を持っていることは強みになるのです。
産業カウンセラーの価値向上
カウンセラーの資格の中でも、産業カウンセラーという種類の資格もあります。この産業カウンセラーとは、企業に属する社員のストレスチェックを実施したり、チェックの結果、問題があった社員のカウンセリングをする存在です。
2015年には法律で一定規模以上の会社にはストレスチェックが義務化されましたし、産業カウンセラーは求人分野で売り手市場になることが予想されるのです。
自分も成長できる
カウンセラー資格の取得方法は、カウンセラーの種類によって異なりますが、注目されているメンタルケアカウンセラーやメンタル心理カウンセラーの資格は、通信教育を在宅で勉強することで取得できます。
このカウンセリングに必要な教材では、心理学に関する知識や考え方を学ぶことができますから、資格を取得するためだけではなく、物の考え方や視野を広げるという点で、自分自身も成長できるというのは大きなメリットです。
多様な働き方が可能
資格を取得して働くというと、正社員として企業に雇用してもらってフルタイムで働くのが一般的ですが、カウンセラーの資格を取得して働く場合は、さまざまな働き方が可能です。
もちろんカウンセラーとしてクリニックなどで雇用してもらうことも可能ですが、独立して働くこともできますし、学校や企業に必要な時だけ仕事をしに行くという契約社員や派遣社員としての働き方も可能です。そのため、結婚して子供がいる女性でも多様な活躍の仕方が考えられるのです。
やりがいを感じられる
カウンセラーの資格を取得して働いてみて、もっともメリットだと感じることは実際のところ「やりがい」だと言う人が多くいます。人の役に立ちたい、困っている人を助けたい、そんな気持ちからカウンセラーの資格を取得した人にとっては、人の悩みの相談に乗ったり、アドバイスをすること自体が大きなやりがいです。
給与や労働環境に多少不満があったとしても、社会貢献ができていると感じることは大事なメリットと言えます。
コミュニケーション力が高くなる
自分の苦手分野をあえて仕事にして克服してしまおうという人っていますよね。対人関係がうまくいかない、コミュニケーション力に不安があるという人には、カウンセラーの資格を取るために勉強することは、自分自身の苦手分野を克服できるというメリットです。
また、カウンセラーは様々な人と関わる職業ですから、たくさんの人の話を聞くことで人生を疑似体験でき、考え方や視野を広げることができるのです。
如何でしたでしょうか。
カウンセラーの資格をとるメリットは、人によって感じ方が様々です。人助けや社会貢献を仕事にしたいと思っている人にとっては、カウンセラーとして実際に人を救うことにやりがいを感じられることが大きなメリットですし、職業としての将来性を期待する人にとっては、カウンセラーの需要の高まりは大きなメリットです。
また、カウンセラーの資格をとるために勉強をすることや、実際にカウンセリングをして経験を積むことは、自分自身が成長できるという大きなメリットを持っています。今自分が携わっている仕事とカウンセラーの仕事は全く異なるという人でも、カウンセラーの資格を取得することは決して的外れではないのです。
これから注目され、需要が伸びると考えられているカウンセラーの資格は、取得しておいて損はないので、自己啓発の1つとしてチャレンジすることをお勧めします。
まとめ
カウンセラー資格のメリットとは
・手に職がつくので不景気になっても失業リスクが低い
・これから需要が拡大して成長する仕事になる
・産業カウンセラーは企業に欠かせない存在になる
・心理学の勉強を通して自分自身も成長できる
・正社員で会社に所属しなくてもいいので自由な働き方できる
・人の人生を救う実感がありやりがいを感じられる
・自分自身のコミュニケーション力を高めることができる